恋愛がうまくいかなかったり、合理的な考えや行動ができないのは、こじらせ女子になっているからかもしれません。
こじらせかどうかをチェックし、適切な対処をすれば、生きやすくなりますよ。
こじらせは誰にでもありうることです。
大切なのはそれを自覚し、自分の意思で本当に必要な考え方と行動を身に着けられるようになることです。
「こじらせる」の意味・「こじらせ女子」とは
「こじらせる」の意味とは
「こじらせる」とは本来シンプルなものを複雑でややこしいものにしてしまうことです。
転じて、「こじらせ女子」とは、『物事をややこしく考え過ぎてネガティブになってしまう面倒な女性』という意味になります。
例えば、気になる人に挨拶1つするにも「変に思われないかな?」「下心あるって思われたらどうしよう」「他の女性から嫉妬されるかも」など、グルグル考えてしまい、実行できません。
そして、帰宅してからも「やっぱり挨拶しておけばよかった」と後悔します。
「こじらせ女子」急増中?こじらせ女子の割合は?
20~30代の女性50人にアンケートの協力をしていただきました。
その結果、「こじらせていると思ったことがある」という回答は約6割にも上りました。
思考がどんどん悪い方に悪い方に行ってしまい、修正ができないのだとか。
女性は共感を大切にする傾向がありますが、周りを気にし過ぎてしまうと、こじらせに陥ります。
「私もこじらせているかも?」と心配な方は次の章のチェックリストをご利用ください。
こじらせ女子の特徴10選
こじらせ具合がわかるチェックリストがこちらになります。5個以上当てはまるのならば、こじらせやすい気質です。
こじらせかけたら早めに自覚できるようになりましょう。深みにはまりにくくなります。
1.自分から話しかけるのが苦手
人見知りで、人間関係はつねに受け身です。
「自分から話しかけて、冷たい反応だったら…」と考えてしまい、話しかけるのが恐ろしくてたまりません。
そのため、職場でもサークルでも合コンでも誰かに話しかけてもらうのを待っています。
しかし、いざ話しかけられても口ごもってしまい、ちゃんと話せません。
自分から話しかけるのも話しかけられるのも苦手で、「いつかすべてを理解してくれる彼氏」を待ち続けてしまいます。
2.彼氏いない歴=年齢
「彼氏いない歴=年齢」なのは全く問題ありません。
しかし、「彼氏いない歴=年齢」に強いコンプレックスに感じていると、こじらせ女子になります。
必死に恋愛経験豊富な振りをしたり、逆に「恋愛なんかくだらない」などと主張したりして敬遠されやすいです。
「私は誰からも選ばれない魅力のない女性だ」と極端に卑下すると、周囲は「そんなことないよ」と言わなければならず、面倒くさいです。
3.「恋活」「婚活」という言葉に敏感
「恋活」「婚活」などという言葉に嫌悪感を示しがちです。
恋や結婚が気になって仕方なく、それらと適切な距離がとれません。
極端に興味のない振りをしてしまったり、「バカバカしい」と言ってしまったりします。
器用に恋愛と仕事とプライベートをこなしている(ように見える)人が、羨ましくてなりません。
4.誰からも好かれたいと思っている
こじらせ女子は八方美人の傾向があります。
全員から好かれたい・嫌われたくないという欲求が強く、誰にでもいい顔をしてしまいがちです。
誰にでもいい顔をしようとしていると、肝心の好きな人に特別なアプローチができません。
それどころか「媚びていると思われなくない」「他の女性に睨まれたくない」などと考え過ぎて、好きな人にこそ、他人行儀になりがちです。
5.「好きな人」と「好かれる人」が違う
八方美人が行き過ぎて、思わせぶりな態度を取り続けたあげく、タイプではない男性ばかり寄ってきてしまいます。
ときには執着されたりストーカーっぽくなってしまったりなどのトラブルも。
男性側からは「気があるふりをして弄んだ酷い女」と思われやすいです。
周囲も「あんなに媚びを売ってたのに『そんなつもりじゃなかった』は酷いよね」とあなたを非難します。
6.イメチェン願望が皆無
こじらせ女子はイメチェンよりも現状維持を好みます。
人目を極度に気にし、失敗が怖くて堪らないので、冒険ができません。
無難ないつものスタイルが一番安心します。
流行おくれや年齢に合っていないアイテムなどもそのままです。
こだわりが強い傾向があります。
7.ついつい「裏があるのでは」と思う
人の言葉をそのまま受け止めず、裏の意味を考えてしまいます。
褒められたり誘われたりしても、社交辞令や嫌味の可能性を考えてしまいがちです。
そのため、打ち解けるまで時間がかかります。
しかし、社交辞令のお誘いであっても、実際に応じてみれば案外楽しくて次回は本心からのお誘いになることだってあるはずです。
お世辞だったとしても「ありがとう」と応じれば、相手は「言って良かった」と思うでしょう。
自分自身が普段から建前や社交辞令ばかりだと、人の言葉が信用できなくなります。
8.女性らしい服装や髪型に抵抗がある
あからさまに男性に媚びるスタイルが苦手です。
「媚びている」と思われることや「ブスなのに色気ついて」と思われることを恐れています。
「人から悪く思われない」ために男ウケしなさそうな地味なスタイルを選びがちです。
女性らしい服や髪型、メイクなどは「選ばれた女性だけがしていいもの」と思っています。
9.「生い立ち」や「環境」のせいにしがち
うまくいかないことがあると「裕福じゃなかったから」「両親が不仲だったから」などと考えます。
自分は恵まれていなかったからしょうがない、だから周囲が自分に配慮や理解を示すべきだという思いが強いです。
たしかに、世の中には自分の努力だけではどうしようもないことがたくさんあります。
しかし、他の人だって何がしかの事情を抱えている、ということが想像できません。
自分が一番可哀そうだというところで、思考がストップし、世の中を恨んでいます。
10.「好きバレ」しないようにいつも必死
好きバレがとても怖いです。
好きバレするくらいならば、恋が実らなくても良いと思っています。
恋心よりも羞恥心の方が強いです。
そのため、遠くから見ているだけの片思いを繰り返します。
こじらせ女子を脱却する対処法8選
こじらせ女子を脱却する方法を紹介します。傷つくことを恐れ過ぎて物事を難しく考えてしまうのをやめましょう。
多少失敗したって、末代までの恥ってわけではありません。シンプルさとポジティブさを意識すると生きやすくなりますよ。
1.自分からLINEしてみる
好きな人に話しかけるのはハードルが高いという人はLINEをしてみましょう。
LINEならば相手が目の前にいないので自分のペースでアプローチ出来ます。
業務連絡のついでにちょっとだけ楽しい近況報告を入れてみてください。「送った」という事実が大切です。
送ったら返信の有無や既読のつく時間をあれこれ気にしてはいけません。
それらはあなたからのLINEの内容ではなく、彼のタイミングや気分で変わるものなので、深く考えるだけ時間の無駄です。
2.自分から話しかけてみる
LINEで会話の糸口ができたら、次は対面でお話をしましょう。
まずは挨拶から。「〇〇さん、おはよう。この前は…」と名前や簡単な雑談も言えるといいですね。
無理に面白いことを言う必要はありません。LINEと同様で、会話をしたという事実が大切です。
会話を失敗しないために、話のネタとイメトレを念入りに行いましょう。実際に口に出して練習するのも有効です。
こじらせ女子は本番に弱いので、準備をおろそかにしてはいけません。
3.友達に好意を伝えてみる
こじらせ女子は好意や恋心を隠してしまいがちです。
そして恋愛成就よりも、恋心を隠すのを頑張るという意味のない努力をしてしまいます。
思い切って友達に「〇〇さんが好きなんだ」と伝えてみましょう。友達が気を利かせてくれたり相談に乗ったりしてくれます。
友達に応援されると「好きな気持ちは隠さなくていいんだ」「人を好きになるのは恥ずかしいことじゃないんだ」と実感できます。
好きバレを恐れる気持ちが薄れていき、恋を頑張る正しい努力ができるようになります。
4.友達に「彼氏が欲しい」と言ってみる
こじらせ女子は堂々と「彼氏が欲しい」と言うのは、みっともないと考えています。
しかし、交際に興味があるのならばその気持ちを認め、受け入れましょう。
みっともないのは恋にかまけて他の事がおろそかになっている場合です。
日々真面目に仕事や役割を果たしている人がさらに恋人の存在を望むのは、向上心があって良いことです。
「もっと楽しい日々を送りたい」という人をバカにするようならば、それは友達ではありません。
5.女性らしい髪型や服装にしてみる
かわいくなればテンションが上がるし自信もつきます。
「私がやったらおかしいかも…」などという思考はやめましょう。髪留めや靴下など、ほんの少しのことからでも変えていくと楽しいですよ。
ただし、華やかな服や髪型はそれに合わせたメイクでないと、バランスが悪くなります。
「可愛い服を着たのに、似合わない!やっぱり私には無理なんだ」と思いがちなので注意してください。
似合わないと感じた時には「やめる」ではなく、「似合うためにはどうしたらいいか」を考えましょう。
6.「付き合えた時」を想像してみる
こじらせ女子は悲観的でネガティブ思考です。
まだ起こってもいないことをあれこれ考えてふさぎ込みます。
「彼氏ができたら…」など、良い未来をイメージするようにしましょう。
「こんなデートしたいな」「こんなカップルになりたいな」などを具体的にイメージしたら、それを実現するための行動をしてください。
イメージの中であなたはどんな服装で、どんなアプローチをしていますか?
「そんな未来は来ない!無理!」と決め、世をひがんでいては何も変わりません。
自分の理想の未来を引き寄せられるのは自分だけです。
7.思いっきり泣いてみる
悲しいことや思い通りに行かないことがあったら、思いっきり泣きましょう。
「ほーらやっぱりね、私には無理だったよ」「私にはこんな結末がお似合いなんだ」などと納得する方法は、たしかに大きく傷つかないかもしれません。
これもこれで1つの処世術です。
でも、なんでもかんでもこの方法で受け入れてしまうと、ずっと「ダメなのがお似合いの自分」以外にはなれません。
「こんなの嫌だ!〇〇が良かった!」「悔しい!悲しい!辛い!」という感情も大切にしてください。
思い切り泣き、悲しみを自覚すれば「変わりたい」「変わらなければ」という気持ちを持てるようになります。
8.趣味・特技を見つける
打ち込めるものや特技を見つけましょう。
こじらせ女子はストレスを溜め込みやすいので、趣味で発散させてください。上達の実感や褒められ体験は自信に繋がります。
「自分はできる」という経験があると、他の分野でも「頑張ってみようかな」という気が湧きやすいです。
また、苦手分野に対しても「でも私には向いていることもあるし」と考えられるので、過度のコンプレックスにはなりません。
こじらせ女子がこじらせ続けると起こるリスク
こじらせを放置するとどうなるのでしょう?ズバリ、こじらせた人生が続きます。
1.彼氏いない歴が更新される
彼氏いない歴というよりは、彼氏欲しい歴が更新されます。
上記した通り、こじらせ女子は恋愛下手です。変わらなければ恋人をずっと作れず、さらにコンプレックスが強まります。
そしてこじらせを深める悪循環に陥るでしょう。
2.他人の幸せを見て気分が落ち込む
他人の結婚や出産報告が辛いです。仲のいい相手であっても、心からの祝福ができません。
人の幸せを妬んでしまう自分のことも好きになれません。
そしてこじらせを深めてしまいます。
3.婚活もうまくいかない
婚活にチャレンジしても、こじらせたままならば、うまくいきません。
相手を減点方式でみてしまったり、信じられなかったりします。男性に気に入られようとする努力もできません。
自分では「えり好みをしない寛容で普通の女性」のつもりで、「ただ、普通の男性と出会いたいだけなのに」と思っています。
4.目標が「独身貴族」になる
本当に独身を望んでいて、独身生活をエンジョイしている人はとても素晴らしいです。
でも結婚に憧れているのにできず、消去法としての「目標は独身貴族」となると、ちょっと違ってきます。
お金に固執し過ぎたり、恋や結婚を否定したりしていては貴族気分は味わえません。
今の生活や収入を「惨めではない老後」に全振りしてしまいがちです。
こじらせたままでは、結局独身生活も楽しめません。
こじらせ女子の自覚があるのならば、早めに脱却を図りましょう。
傷つくことも失敗することも嫌われることも笑われることも嫌なものです。
でも取り返しのつかない失敗や恥なんて、実はそんなに多くありません。
世間も周囲の人も、あなたが思っているよりも寛容で、頑張る人を応援してくれます。
しかし努力しない人やアピールしない人には興味を向けません。
もっと自分に正直になっていいんですよ。