男性不信は根深い問題です。恋愛も含め、男性と良好な関係を築けません。
しかし、克服方法はあります。
「どうせダメ」と諦めず、もう一歩踏み出してみましょう。
「この人ならばアリ」「この関わり方ならばアリ」を増やしていけば、より豊かな日々が手に入りますよ。
目次
男性不信とは
男性不信とは字面どおり「男性を信じられない」ことを意味します。
男性を信じられず、良好な関係を築けません。
親切にされても「男だから」という理由だけで警戒感を抱きます。
過去に男性に嫌な思いをさせられたり、男性の嫌な話を見聞きしたりすると男性不信になりやすいです。
男性不信は恋愛や結婚だけでなく、男性のいる仕事やコミュニティなどでの人間関係でもマイナスに作用します。
男性不信になる原因は?!
男性不信の原因は過去の嫌な体験に起因するケースが多いです。
父親が毒親、彼氏のDV、同級生男子からのいやがらせ、痴漢被害など、多岐に渡ります。
また、色恋沙汰で騙されると男性を信用できなくなってしまいます。
男性不信の原因は直接被害に遭った場合だけではありません。
SNSなどで「男性からこんな嫌なことをされた」「世の男性はこんなにズルくて汚い」などに共感し過ぎると「これが真実なんだ!男なんて信じられない!」となる場合もあります。
男性不信の女性の割合は約3割
20~40代の女性50人にアンケートに協力していただきました。
約3割に当たる14名の人が「男性不信」「なりかけた」「やや男性不信の傾向があると思う」と回答しました。
男性不信の経験がある女性、現在進行形で男性不信の女性はかなりの割合でいます。
男性不信は身近な問題です。
男性不信を克服する方法8つ
男性不信を克服する方法を紹介します。できそうなものから試してください。継続が大切です。
1.信頼できる男性を探す
信じるに値しない警戒すべき男性もいますが、信頼に足る男性もいます。
父親、兄、弟、先輩、男友達、上司など、1人でもいいので「この人ならば、信頼できる」と思える対象を作りましょう。
その人と話したり作業をしたりすることで「男性とうまくやれる自分」という自信が持てます。
「信頼」とは「決して私を傷付けない」「私の全てを受け入れてくれる」という意味ではありません。
それは「信頼」ではなく、「依存」と呼びます。
信頼とは「相手の誠実さと未来を信じ、頼れること」という意味です。
2.信頼できる女性に話を聴いてもらう
信頼できる女性に男性不信の悩みを聞いてもらいましょう。
知ってもらうだけでも心が軽くなります。
信頼できる人柄であっても「男嫌い」な女性はおすすめしません。
男性の悪口大会になり、「やっぱり男には近づかない、信用しないに限るよ」という結論になってしまいます。
3.恋愛と関係ないことをする
男性不信の女性は恋愛が苦手なことにコンプレックスを抱きがちですが、いったん恋愛は忘れましょう。
世の中には恋愛以外にも重要なことや楽しいことがたくさんあります。
音楽鑑賞、スポーツ観戦、ハンドクラフトなど、なんでもいいので自分が楽しめるものをやりましょう。
まずは自分を満たすことで、自身の男性不信に向き合う意欲が湧きます。
また自分の好きな分野でならば、男性とでも良い関わり方ができるかもしれません。
4.理想の付き合い方をイメージする
自分の理想とする恋愛や、付き合えそうな男性象などを想像してみましょう。
男性と楽しく過ごすイメージを持ってください。
あなたにトラウマを与えた男性と、これから仲良くなる男性は別人だと言い聞かせましょう。
理想の男性を探し始める時点で、男性不信は一歩克服に向かっています。
5.カウンセリングに行く
自力では男性不信を克服できなさそうならば、プロの手を借りましょう。
男性不信はデリケートな問題なので、誰にも打ち明けられない場合などに有効です。
専任の臨床心理士が所属していたり、最先端のセラピーを導入していたりなど、さまざまなクリニックやサロンがあります。
口コミや通いやすさ、治療方針などで選びましょう。
6.密室以外でデートする
男性とデートするときはカラオケやドライブ、おうちデートなど密室になりがちなものは避け、人気が感じられる場所を選びましょう。
飲食店や美術館、ショッピングなど、広々とした場所のほうがリラックスしやすいです。
男性不信の女性じゃなくても、密室のデートには緊張感を感じるもの。
まずはハードルの低いデートで楽しい経験を積みましょう。
7.真逆のタイプと付き合う
明確に「この人のせいで私は男性不信になった」という男性がいるのならば、真逆の男性から慣れてください。
たとえばトラウマの原因が父親ならば、年下や後輩男性などと親しくなってみましょう。
声が大きくてガサツな同級生にいじめられたのならば、インテリ系の男性や落ち着いた年上男性ならば大丈夫かもしれません。
世の中には様々な男性がいて、あなたを傷つけない男性の方が多いと知ってください。
8.無理に克服しようとしない
男性不信はある日いきなり克服できるものではありません。
良くなったり悪くなったりを繰り返すのが当たり前で、少しずつ改善していくものです。
焦らずに取り組んでいきましょう。
また、男性不信ではない女性であっても「苦手なタイプの男性」がいるのは当たり前ですし、「男性がちょっと怖い」と思う場面はたくさんあります。
「大丈夫そう」と思える瞬間を1つずつ積み重ね、自分を楽にしてください。
男性不信と男性恐怖症はどう違う?!
「男性不信」と似た言葉で「男性恐怖症」という言葉があります。
「男性が苦手」という意味は共通していますが、「苦手」の現れ方が違います。
男性不信は男性を信用できません。
表面上は穏やかに接しますが、優しくされても「裏があるのでは?」と考えがちです。
男性を疑うだけでなく敵対心を持つことも多く、時に攻撃的に接することもあります。
男性恐怖症は男性と接するのが怖くてたまりません。
なるべく関わらない、話さない、近づかないようにしています。
男性不信かどうかのチェックリスト6つ
男性不信に陥っていないかのチェックリストがこちらです。
1.好きだけど付き合いたくないと思う
男性を好きになっても「付き合いたくはないなぁ(遠くから見ているくらいがちょうどいい)」と考えがちです。
過去に恋愛に関するトラウマがあると、交際に明るい未来を描くことができません。
裏切られたり傷ついたりすることばかり想像してしまいます。
「どうせ浮気される」「どうせうまくいかなくなる」という連想を断ち切ることが大切です。
2.男性が近くにくると緊張する
物理的にも心理的にも男性が近づきすぎると警戒心が働きます。
痴漢にあった経験のある女性などは、背後を取られると穏やかではいられません。
また、心の中に入ってこようとする男性も無意識のうちにガードしてしまいます。
本当はもっと楽に生きたいのに、思うように過ごせずストレスを感じます。
3.褒められても「裏があるのでは?」と思う
褒められたり優しくされたりしても、素直に受け取れません。
「裏があるのでは?」と考えてしまいます。男性の言葉の真意を探そうとしがちです。
社交辞令を言われただけで、セクハラされたような気分になります。
4.好きな人が何年も全然できない
気が付けば何年も片思いすらしていません。
ちょっといいなと思う男性がいても「どうせうまくいくはずがない」などと自分で自分の心にブレーキをかけます。
なりふり構わないような恋をしたり何年も結婚生活を続けたりしている人とは真逆の人生だと悟りを開いています。
本当は誰だって自分の幸せに貪欲になって良いはず。幸せを追いかける勇気を持ちましょう。
5.男性を好きになるのが怖い
男性を好きになるのを恐ろしく感じます。
恋愛にポジティブなイメージを全く抱けません。
きっとまだ、男性不信となった傷が癒えていないのでしょう。
無理に恋愛しようとするのではなく、1人の時間を楽しんだ方が男性不信の克服への近道になります。
1人の時間を十分に楽しむと「また恋愛してもいいかな(失敗してもまたおひとり様ライフにもどればいいだけだし)」と気楽に構えられる日もくるでしょう。
6.すぐに「男なんて」と思う
「男なんてウソつき」「男なんてろくでなし」など、「男なんて」が口癖になっています。
男性に嫌な思い出があるのかもしれませんが、このような口癖は危険です。
自分で自分に暗示をかけてしまいます。
まずは口癖から改めましょう。
男性を「男性」というくくりで「ダメ」と決めつけず、個人としての長所や短所、個性を見るようにしましょう。
男性不信に限らず「女」「結婚」「日本人」など、ひとくくりを主語にした主張は無駄な反感を買い、視野を狭めます。
男性不信を乗り越えた女性の体験談を紹介!
モラハラの元カレへの嫌悪感から、結婚に良いイメージが持てませんでした。
騙されていたし、別れ方もひどかったので、男性って全員そうなんだと思い込んでいて。
しかし、職場を変えてから元カレとは全く違う、腰の低い男性と接する機会に恵まれました。
最初は「この人も親しくなってしばらくすれば自己中な本性を現すのでは?」と疑っていましたが、全くそんなことはなく、いつもニコニコしていてポジティブな人。
元カレとは全く違う考え方や穏やかな物腰に惹かれるようになりました。
良い雰囲気になりかけた時に、意を決して男性不信や元カレへのトラウマを打ち明けてみることに。引かれるかなと思ったけど、広い心で受け止めてくれました。
その末に交際へ発展。最初はまだ疑っていましたが、交際後も変わらずポジティブで優しく接してくれるので、私のネガティブさもどこかへ行ってしまうほど。
もちろん彼も完璧な人間ではなく、彼なりにコンプレックスを抱えているので、今度は私が支えてあげたいと思っています。
男性が皆同じではないことが理解できました。いっしょくたにしてはいけませんね。
「○○すればすぐに克服!」などという魔法はありません。
自分のやりやすい方法で焦らず、少しずつ対処していきましょう。あなたが「大丈夫」を増やしていけますように。