「結婚は幸せになれるからした方が良い」「女は独身の方が長生きするから幸せ」
と聞きますが、結局どちらが正しいのでしょうか。
各々の分野の研究者が結婚生活についてたくさんの論文を出していますが、結論結婚はそれぞれのカップルの行動によって「幸せ度」が変わると言えます。
今回は結婚して幸せに関する論文から「結婚は幸せなのか」を考察した上で、幸せな結婚をつかめる女性の特徴をまとめました!
周りに流されず、自分だけの幸せを手に入れましょう。
結婚は本当に幸せ?
結婚は本当に幸せなのかを、色々な研究結果を踏まえながら考えていきましょう。
結婚イコール幸せではない
「結婚=幸せ」の考えが広く信じられている時代もありましたが、現代は必ずしも結婚が幸せとは限りません。
結婚は2人の愛情だけではなく、日本全体の経済や自治体の子育て支援制度・地域にもある程度依存します。
過去と比べて、世帯年収の中央値も下がっているのが実情です。
現在は結婚してからも大きな試練が待ち構えているので、結婚=幸せとは一概には言えないでしょう。
女性は独身で子供がいないほうが幸せという研究結果も
「女性は独身かつ子どもがいない方が幸せである」との研究結果もありました。
イギリスで行われた実験では、「女性は結婚も1度もせず、子どもがいないグループ」が最も健康なグループであると判明しています。
独身でキャリアを築いた方が収入が増えて、リスクが減るのが原因と考えられています。
幸せの形は人それぞれ。一生独身でも幸せになれる。
結論、幸せの形は人それぞれです。
先ほどは独身で子どもがいない方が健康であるとの研究結果をご紹介しましたが、グローバーとヘリウェルが発表した論文(2014)では結婚はポジティブな結果を与えるとの結果がでています。
結婚直後をピークに幸福度数は下がりますが、子育てが終わり時間にゆとりができるとU字型に回復する場合も。
金銭面も要因にはなり得ますが、大きな要因ではないというのがグローバーとヘリウェルの見解です。
結婚が幸せかどうかは、そのカップルによって大きく変わるといえるでしょう。
独身生活で幸せになれる理由3つ
さて次は独身生活で幸せになれる理由を、3つご紹介します。
1.誰にも縛られず自由に生きることができる
独身時代は誰にも縛られず、自由に生きることができます。
子どもも夫もいないため、彼らのために時間を使うことはありません。
好きなときにご飯を食べて、好きなだけ仕事をして、お金は全て自分のために使えます。
ストレスフリーで、楽しく生きていけるのが、独身女性の強みでしょう。
口うるさくいわれる心配もなく、自分らしさを追究できます。
2.お金を自分のことに使える
自分のために必要なお金さえあれば良いので、気持ちも楽になるでしょう。
子どものために必要なお金も一切かかりません。
家賃・食費・光熱費など、月にかかるお金も、自分の分だけ計算しておけば大丈夫です。
また結婚していると子どもや夫が病気にかかったときなど、臨時の出費がかさむ心配もあります。
しかし独身だと医療費などの出費も少ないため、マネープランを崩されません。
趣味はもちろん、募金など好きなことにお金を使えます。
3.自由に恋愛ができる
自由に恋愛ができることも、大きなメリットでしょう。
夫だけに決めていないので、いつまでもひとりの女の子として元気に恋愛ができます。
独身女性で恋愛を楽しんでいる人は、外見も若いといわれがちです。
自分に使える時間が既婚女性よりも多いので、スキンケアなど自分磨きに時間をかけられます。
それでも結婚をするメリット
女性は独身の方が多くのメリットがありますが、それでも結婚するメリットをご紹介します。
夫がいることで精神的な支えになる
結婚をすることで、心のよりどころを作れます。
例えば何かトラブルに見舞われたときも、ひとりではなく相手の意見を交えながら決定可能です。
ひとりだと不安な事柄も、2人で乗り越えていけるでしょう。
また自分自身が病を患ってしまったときも、愛する夫がいると気分も酷く落ち込みにくいです。
精神的な支えがいるのは、大きなメリットになります。
一緒に生活することで毎日が楽しい
誰かと共に過ごすのは、思いがけないハプニングもつきものです。
2人で暮らす生活には面白い出来事もたくさん転がっていて、毎日が楽しくなること間違いありません。
毎日の楽しさを共有して、人との交わりを通して多くの情報も手に入れられます。
何もせずとも刺激が得られるのが、結婚生活のメリットです。
収入が安定する
お金の管理を一緒にすると、独身の時よりも収入や支出が安定する場合があります。
お財布を一緒にすると、収入が増え余計な出費が減って安定した生活ができる場合も。
例えばあなたが金銭管理が苦手なのであれば、金銭管理ができない短所を補ってくれる人と出会えるなど、お互いが支えられる関係を築き上げられるのもメリットでしょう。
どちらかが働けなくなっても、収入面・精神面でお互いに支え合えます。
将来の不安がなくなる
独身の女性であれば、老後の心配も多いでしょう。
高齢者になってからの独り暮らしは、大きなリスクを伴います。
倒れても、手が上手く使えない状態だと救急車を呼べません。また施設に入るにしてもなんだかんだ先延ばしにしてしまう人も多くいるでしょう。
その点、一緒に住んでくれる旦那がいるとその心配が消えます。
また子どもがいると老後の楽しみにもなり、精神を豊かにしてくれるでしょう。
新しい刺激も得られて、脳みそも活性化します。子どもとゲームをして遊ぶと、認知症予防にもなるかもしれません。
幸せな結婚とは
次は幸せな結婚とは何かについて、詳細にご紹介します。
夫婦が笑顔で生活できる
幸せな結婚とは、夫婦が笑顔で永く暮らせることです。
夫婦が笑顔でいるためには、常に新しい刺激を得られるように模索するべきでしょう。
何かの目標を決め、2人で達成するのを繰り返すことで「結婚の幸せに慣れない」ようにするのが大事です。子どもの幸せにも繋がるでしょう。
相手といるとリラックスして安心できる
お互いの前では素の自分でいられて、心の底からリラックスできるのが大事です。
しかしあなただけが素の自分でいると、相手はストレスを感じてしまうかもしれません。逆もしかりです。
お互いがお互い、相手を優しい気持ちで受け入れ合えるような空間を作れるのが幸せな結婚と言えるでしょう。
家族みんながお互いを思いやっている
夫婦関係・子ども含め、家族全員がお互いをお互いが思いやって過ごせるのが幸せな結婚といえます。
誰か1人にストレスを押しつけることなく、お互いが気づき助け合える関係になれると幸せな結婚生活になるでしょう。
経済的に安定している
経済的に安定しているのも、幸せな結婚生活には必要です。
常にお金の心配があると、喧嘩も多くなってしまうでしょう。
理不尽に子どもに当たってしまうと、その子どもも発達において大きな問題を抱えてしまう可能性もあります。
悪循環を生んでしまう場合もあるので、喧嘩の原因はなるべく減らしておくのが大事です。
健康で毎日生活できる
毎日健康で過ごせるのも、幸せな結婚にする大きなポイントです。
心身共に健やかであるのが目標になると思いますが、もちろん病気や不慮の事故によって生活の一部を損なってしまう場合もあります。
それでも健康に気を遣い、夫を支えにしたり、夫の支えになったりして、心の健康を損なわないようにできるでしょう。
幸せな結婚ができる女性の特徴12選
次は幸せな結婚生活をつかめる、女性の特徴をご紹介します。
1.相手のことを尊重できる
幸せな結婚生活を手に入れられる女性は、相手を1人の人間として十分に尊重し受け入れられます。
趣味も仕事も全て受け入れ、相手の行動意志を尊重できる女性です。
夫だけではなく、周りの人間全員に対しても尊敬の念を持っています。
2.相手に依存せず自立している
結婚生活を幸せにできる女性は、相手に依存しません。
精神面・生活面共に自立していて、相手を必要以上に頼らないでしょう。
依存は相手の生活を束縛してしまう可能性があります。
相手を束縛してしまうと、結婚生活は円滑には回らないでしょう。
3.相手に見返りを求めない
相手に見返りを求めず、自分がやりたいからやる精神を持っています。
見返りを求めてしまうと、見返りがなかったときに相手に対して理不尽に怒ってしまう場合もあるでしょう。
相手と自分の行動を客観的に見られる女性は、幸せな結婚生活を得やすいです。
4.自分で自分の機嫌をとれる
自分の機嫌を自分で取れる女性は、男性を巻き込まないため幸せになりやすいです。
自分が不機嫌なときに男性に当たってしまうと、男性もストレスがたまってしまいます。
それを理解しているので、1人で不機嫌を処理し前向きになれるでしょう。
5.「好きだよ」など日頃から愛情表現ができる
相手に日頃から愛情表現をすると、長期的に良い関係が築けるでしょう。
自分の気持ちを素直に伝えられる女性は、相手に対して恥ずかしがらず「好き」「愛してる」と伝えられます。
また相手も素直に伝えられ、かつ素直に受け止められると幸せな結婚生活になります。
6.相手の愛情表現を素直に受け取れる
相手からの愛情表現を、素直に受け取れるのも大事な要素です。
相手から「好き」「愛してる」と言われても、「本当に好きなのか」「嘘ではないか」と疑ってしまうと2人の関係に悪い影響があります。
信じてもらえない男性も嫌な気持ちになるでしょう。
7.ポジティブ思考で問題を前向きに解決できる
家族になると、さまざまな問題が降りかかってきます。
問題が起きたときもポジティブ思考で問題に向き合い、「こうなったら解決なので、こうするための策を考えよう」と考えられるでしょう。
言葉できっちりと話せる女性は、幸せな家庭を築けます。
8.問題を乗り越えるための肝が座っている
女性は問題が起きたとき、解決するまでやめないなど肝が据わっています。
問題を未解決のまま放置せず、徹底的に話し合う手段をとるでしょう。
ある程度の度胸や覚悟・責任感をもって問題に取り組めます。
問題を分からないまま置き去りにしないため、後の幸福に繋がっているのでしょう。
9.生活力があり基本的な家事ができる
生活をする上で必要な家事スキルを持っている女性は、幸せな家庭を築けます。
家事スキルを何一つ習得していないと、全てが相手の役割になるでしょう。
そうなると喧嘩の原因が増えてしまいます。相手の不満がたまってしまう場合も。
幸せな家庭を築ける女性は家事スキルを持っている場合が多いです。
10.一般常識があり世の中のルールを守れる
一般常識を持っていて、世の中のルールを守れる女性は幸せな結婚生活を手に入れられるでしょう。
一般的な常識さえも持っていなければ、相手と価値観が合いません。
子どもが生まれたときも、相手との教育方針が合わない可能性が高いです。
11.金銭感覚がずれていない
一般的な金銭感覚は結婚生活でもとても重要な要素です。
お金に対する価値観は、結婚生活をする上で大きなポイント。お金に関するストレスは、他の価値観に対するストレスよりも大きくなりがちです。
常識的な金銭感覚を持ち合わせている女性は、相手の価値観も比較的受け入れやすいでしょう。
12.相手の友人や家族のことも大事にできる
相手とはもちろん、相手の友人や家族とも良好な関係を築ける女性は、より男性も楽しく生活できるはず。
結婚生活は2人のものですが、結婚してからの生活環境は2人だけのものではありません。
人間関係も増えると思うので、それに上手く順応できるのが望ましいです。
相手の環境と上手くいかないと、相手にとって大きなストレスになってしまいます。
幸せな結婚をするのに必要な男性の条件
次は幸せな結婚をするのに、必要な男性の条件をご紹介します。
基本的な価値観が合う
基本的な価値観が合う男性は、必要条件です。
結婚に関する価値観・子どもの教育に関する価値観・食生活に関する価値観など、基本的な価値感が似ている人を選びましょう。
仮に正反対の価値観の人でも、相手の価値観をストレスなしで受け入れられる・相手があなたの価値観を受け入れてくれるのであれば問題ありません。
一緒に過ごしていく中で価値観をすりあわせ、時には言葉で交渉しストレスを感じず妥協し合えるのならそれは「価値観が合う」男性です。
お金の使い方が綺麗
結婚する以上、お金の使い方はとても重要な要素。
浪費家過ぎず、ケチすぎない金銭感覚を持った男性が望ましいでしょう。
ただし先ほども記載しましたが、たとえ独身時代にケチ・浪費家でも、結婚後はあなたの意見を交えて考えてくれるなら問題ありません。
使うべき場所にお金を使い、節約すべきところで節約をする。あなたの金銭感覚を組んで合わせてくれたり、折衷案を出してくれるような男性を選びましょう。
思いやりがあり周りの人を大切にしている
思いやりを持っていて、周りの人に優しくできる男性が良いでしょう。
自分自身を大切にできるのはもちろんですが、それと同等以上に周りの人間全員に思いやり・尊敬の念をもって対応できる男性が望ましいです。
家族や友達に対しての思いやりはもちろんですが、店員さんやその他の人間に対しての関わりも見てみましょう。
喧嘩した時に冷静に話し合いができる
喧嘩したときに、問題から目を反らさず話し合いで解決できる男性を選ぶのがおすすめです。
喧嘩した際に怒りを爆発させ、その後何も話し合いもせずに家を出て行く男性だと幸福度が下がってしまうでしょう。
怒りを爆発させてしまうにしても、長い時間をおいて冷静に話し合いができる男性が望ましいと言えます。
どちらかに責任をなすりつけるのではなく、2人で話し合い次にその問題が起こらないように対策を取っていけるカップルになれるようにしましょう。
一途にあなたのことを愛してくれる
浮気性を持つ男性はいけません。
素直にあなたを愛してくれる、一途な男性が幸せな結婚の必要条件です。
浮気は家庭を壊す行為なので、それが癖になってしまっている男性だと長期的な幸せは手に入れられないでしょう。
もし浮気性だった場合、相手の癖を直すのもひとつの手段です。しかし専門機関の力を借りても、治療には長い時間がかかってしまうでしょう。
浮気性ではなく、浮気とは無縁の一途な男性を選ぶのが幸せな結婚への近道です。
独身でも結婚しても幸せを掴もう
結婚の幸せ度について、さまざまな角度から考えてきました。
結論、独身でも結婚していても自分なりの幸せを感じられるのが1番であるといえます。
「結婚したから独身よりも幸福になれる」「独身だから自由で健康的で幸せ度数が高い」のではなく、自分だけの幸せを考えるのが大事です。
世の中には結婚・幸福度に関する多くの論文が出ていますが、結婚にまつわる全ての要因が加味されているわけではありません。
自分の為だけの幸せは、自分自身で手に入れましょう!