同棲の魅力や注意点、そして彼氏にとって同棲とはどういうものなのかを紹介します。同棲の提案のコツや楽しく一緒に暮らすポイントについて見てみましょう。
目次
彼氏と同棲するメリット
同棲のメリットを見てみましょう。毎日一緒に寝起きする生活は楽しいものですよ。
寂しさを感じない
恋人と過ごす時間が増えるので、寂しさを感じません。
彼氏と一緒に暮らしていれば、わざわざ会う約束をする必要がなく、毎日顔を合わせ、たくさん話したりスキンシップをとったりできます。
忙しい時期であっても「まったく会えない」とはなりません。
家事を分担できる
家事を分担できるので時間的に余裕が生まれます。
洗濯や掃除、ゴミ出しなどを交代でやれば一人暮らしの場合よりも楽です。
お風呂掃除をしている間にご飯ができあがったりしていると嬉しいですよね。
結婚生活を疑似体験できる
生活を共にすることで将来結婚した際の具体的なイメージが湧き、彼氏と一緒にいて問題がないかを判断できます。
こんな日々がずっと続けばいいな、と思えれば結婚に向けて進みましょう。
一方、「デートは楽しいけれど、一緒に生活するのは無理!」と判明すれば、戸籍を汚すこともなくダメージは最小限で済みます。
経済的負担が軽くなる
別々に暮らすよりも一緒に暮らしたほうが家賃や光熱費などが節約できます。
浮いたお金で旅行資金や新しい家電製品などでより2人の暮らしを充実させ、愛を深めるのもいいでしょう。
交通費を使わなくても会えるので普段のデート代もかからなくなります。
彼氏と同棲するデメリット
同棲はいいことばかりではありません。デメリットについても知っておきましょう。
1人の時間が減る
2人で暮らせば1人の時間を作りにくいです。
相手の都合を考えてお風呂や食事、寝起きの時間を調整しなければならないことも多くなります。
集中してドラマを見たいのに話しかけられてしまうなど、日常茶飯事です。
とくに片方が寂しがり屋で自立心が低い場合、強いストレスを感じるでしょう。自宅で落ち着けなくなる人もいます。
相手の嫌な部分が目に付くようになる
一緒に過ごす時間が増えればその分、嫌な部分も見えてくるようになります。
水回りの使い方が汚い、風呂上りの姿がだらしない、几帳面過ぎる、生活音が大きいなどが気に障るようになるかもしれません。
同棲をすると恋愛の楽しい時間以外も共有することになります。
交友関係で不自由さを感じる
自分1人の住まいではなくなるので、家に友人を呼びにくくなったり帰宅時間を気にするようになったりします。
相手が在宅している時は電話の声にも気を使います。
束縛の強い恋人の場合はより不自由さを強く感じるでしょう。
彼氏と同棲したい時の上手な伝え方
彼氏に同棲したいと思わせるような提案の仕方について紹介します。
笑顔でポジティブに、そして安心させるような内容を心がけましょう。
同棲後の明るい未来を想像させる
同棲生活のメリットなどを伝え、同棲の不安よりも希望の方が大きいと想像させましょう。
- ・毎日「行ってらっしゃい」「おかえりなさい」を言い合えるよ
- ・経済的に楽になるよ
- ・2人ならば予算内で広いキッチンやお風呂の物件を借りられるよ
- ・体調崩した時、心細くないよ
など、恋人が「こんな生活してみたいな」と思えるツボをグリグリ押してください。
将来のことを真剣に考えていることを伝える
結婚や子どもを持つことなどについて真剣に考えていることを伝えましょう。
相手も同じ気持ちであればOKしてもらえるはずです。
たとえ、描いているビジョンが全く同じでなかったとしても、相手もあなたとの今後について真剣に考えているのならば、歩み寄りができます。
「なんとなく同棲に憧れているからやってみたいの」では男性は動きません。
「〇歳までに猫をあなたと飼いたいから、飼える物件を探そう」など、真剣さと具体的さが重要です。
半同棲をして具体的なイメージを与える
彼氏の不安が大きい場合、まずは半同棲から始めてみましょう。
同棲でも問題なく過ごせそう、むしろ同棲したらもっと楽しくなりそう、というイメージを持ってもらってから一緒に住む話を進めるとスムーズです。
半同棲をする際に問題点を感じたら我慢するのではなく、どんどんと伝え合い、改善方法を検討してください。
同棲した時のトラブル防止だけでなく、「困ったことがあっても話し合えば大丈夫」が大きな安心材料になります。
同棲したいと言われたときの彼氏の心理
彼女に「同棲したい」と言われたとき、男性はどのように感じるのかをまとめました。
「嬉しい」という気持ちが強い
同棲の申し出は「あなたと一緒に過ごす時間を増やしたい」と言われているようなものなので、彼女の気持ちが純粋に嬉しいです。
「彼女に愛されている」という自信が得られるので多少の懸念事項や不安があったとしても、その気持ちに応えたいと考えます。
結婚を具体的に考えるようになる
「同棲=結婚の前段階」と考える男性は多いです。
同棲を申し込まれたことで、彼女との将来について具体的なビジョンを想像するようになります。
親への紹介、お金の管理、10年後の生活などを考えるようになるでしょう。
楽しさだけを求める恋愛から責任のある関係へとマインドをシフトしていきます。
「自分の時間が減る」と現実的な考えも持つ
男性は嬉しさを感じつつも、自分の時間が減ってしまうという、現実的でネガティブな考えも同時に抱きます。
未だに「結婚は人生の墓場」という言葉を信じている男性は多いです。
この気持ちが彼氏との同棲を阻む1番の壁になるでしょう。
特に彼女が精神的に自立していない場合はこの傾向が強いです。
彼氏と同棲を始めるベストタイミング
同棲を始めるには多大なエネルギーと勢いが必要です。同棲をスムーズにスタートしやすいタイミングを知っておきましょう。
お互いに結婚を意識した時
大台に乗る誕生日など、結婚を意識する年齢になった時などは結婚を前提とした同棲のベストタイミングです。
「察して欲しい」などと甘えずに自分の希望を伝えましょう。
「そのうち~」などあやふやな言い方ではなく、「〇歳までに〇〇がしたい」と伝えていくのがコツです。
どちらかが転職した時
転職で職場が変わると、住む場所も変えることが多いです。
このタイミングを利用し、心機一転同棲を始めるカップルは少なくありません。
仕事もプライベートも新しいことだらけなので馴染むまで少し大変ですが、だからこそ支え合い、愛情を深めるチャンスです。
どちらかの賃貸の契約更新時期が間近のとき
賃貸の契約更新をしなければ、いくらかお金の無駄を省けます。
「そろそろ更新の時期だし…」をきっかけに同棲をスタートするカップルは多いです。
ロマンチックさはありませんが、せっかくのタイミングを利用しない手はありません。
契約更新時期だけでなく、エアコンや冷蔵庫、洗濯機、テレビなど高額家電の買い替え時にも使える手法です。
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同棲する前に決めておくべきルール
自分にとっての当たり前が相手にとってもそうだとは限りません。あらかじめルールを決めておくことで心地よい同棲生活が送れます。
お金のルール
お金は共同管理するか、貯金にどれくらい回すかなどをあらかじめ決めておきましょう。
毎月同額の生活費を出し合うカップルが多いです。
結婚についても見据えているのならば共同の貯金口座を作っておくのもいいでしょう。
共有のお金の使い道に関してはクラウドで家計簿を共有するなど、見えやすさを重視してください。
一方で、小遣いの使い道に関しては口出しをしない方がうまくいきます。
家事の役割のルール
家事はどのように分担するかについても決めましょう。
生活していく上で掃除、洗濯、ゴミ出しなどの定番の家事の他に「名も無き家事」と呼ばれるものがたくさんあります。
たとえば、タオルの取り換え、洗剤のストック管理、リモコンの電池交換などなど。
軌道に乗るまでは役割分担表を活用しましょう。
誰が何をやったのか、まだやっていないものは何かなどが分かりやすいと不満を溜めにくいです。
共同生活のルール
休日の朝ごはんは一緒に食べる、寝る時は別のベッドなど、あらかじめいくつかルールを決めておくと問題が起きにくいです。
また、ルールを決めていても実際に同棲をスタートすると別のやり方の方がうまくのではと思う場面も出てきます。
そんなときは「最初に決めたでしょ!」と一蹴せずに、話し合いで調整することも大切なルールです。
同棲で絶対にやってはいけないNGな行動
彼氏を幻滅させ、関係にひびを入れかねないNGな行動について知っておきましょう。
だらけきった態度を見せる
常にばっちりオシャレをしている必要はありませんが、あまりにもだらけきった姿を見せるのは良くありません。
彼氏はあなたに幻滅するでしょう。
最低限、誰かと一緒に過ごしているという意識を忘れないでください。
特にお風呂前後は要注意です。かわいい部屋着などを用意しておきましょう。
決まりごとを破る
決めたルールはどちらかが破ってしまうとそこから一気にグダグダになる危険性があります。
最低限、決めたルールは守るように注意してください。
ルールに不満や不便さがある場合は勝手に破るのではなく、話し合いで変更をしましょう。
ずっとスマホをいじっている
スマホを常にいじっていると、相手は構ってもらえず、寂しく感じます。
食事中や話しているときはスマホを触らないなどのマナーを心がけましょう。
二人で何気ない会話をする時間を持つことも同棲生活をうまく活かせるコツです。
同棲後も彼氏と仲良く過ごしたいなら
彼氏と仲良く同棲生活を楽しむためのコツを紹介します。デートの楽しみ方とは少し違いますよ。
相手を束縛し過ぎない
生活する上での最低限のルールだけを決め、帰宅時間や家での過ごし方などのルールを細かく設定し過ぎないようにしましょう。
「うちの実家ではこうしていた」の押し付け合いはいけません。一緒に暮らすからこそ、お互いに自由が必要です。
相手を「気にし過ぎない」という形の思いやりもあります。
適度な距離を保つ
ずっと2人でいるとすぐに飽きてしまいます。1人や友人と過ごす時間も大切にするようにしましょう。
そのためにも1人になれる機会が必要です。
彼氏と共有していない趣味やコミュニティを1つくらい持っておくといいでしょう。
感謝の気持ちを言葉で伝える
相手に親切にしてもらった時や力を貸してくれた時には態度だけでなく、言葉で感謝の気持ちを伝えてください。
「言わなくても分かり合える」は通用しません。言い過ぎるくらいがちょうどいいです。
調味料を補充してくれた、テレビ回りのホコリを取ってくれたなど、小さなことこそお礼を言うことで「私はあなたがやってくれたこと気が付いているよ」と伝えることができます。
失敗しない同棲する部屋の選び方
楽しい同棲になるかどうかは部屋選びも大きく関わってきます。
2人が無理なく生活できる部屋を探してください。
お互いの職場から1時間以内にある
職場が遠すぎると通勤がストレスになるので遠くても1時間以内の場所で部屋を探しましょう。
どうしても難しい場合は家事の負担率などで調整するのがおすすめです。
お互いに自分の好きなことをやれるスペースがある
自分の部屋や大きな部屋の一角など、お互いの趣味や好きなものを楽しめる空間を確保しましょう。
どんなに仲の良い人間であっても、自分だけの空間は必要です。
各々1人の時間を楽しむだけでなく、喧嘩してしまったときのクールダウンにも重宝します。
収納スペースが十分にある
2人分の家具や雑貨は想像以上に嵩張ります。
収納スペースが充分にある部屋を選ぶと後悔しづらいです。
ダイニングテーブルや洗濯機、電子レンジは1つで十分ですが、靴も服も本も単純計算で2倍になります。
さらにトイレットペーパーや食料の消費スピードが上がるのでたくさんストックをしておかなければなりません。
彼氏との同棲生活を成功させるためにはしっかりした事前準備、そして同棲開始後は適度な距離感を心がけましょう。
彼氏にとって同棲の申し出は嬉しいですが、自由がなくなるのではないかという心配も大きいです。
同棲のメリットをアピールしつつ、1人の時間が無くなるわけではないと実感してもらいましょう。
自立した2人が支え合って生きていくのはとても楽しいものですよ。