別れ話をLINEでする人が増えていますが、LINEで別れを告げてもいいのでしょうか?
「用件を一方的に伝えてサヨウナラ」では、受け入れてもらえなくて当然です。
相手の立場に立つ誠意と、あなたの意思が伝わる言葉選びを心がけてください。
男性が納得しやすいLINEの例文も紹介します。
目次
別れ話をLINEでしてもいい?
別れ話をLINEでしたことがある人は8割
10~30代の交際経験と破局経験のある女性100人にアンケートに協力していただきました。
8割以上に当たる84名が「LINEで別れ話をしたことがある」と回答しました。
別れ話をLINEでするのは珍しくありません。
とはいえ、LINEだけで別れ話が完結したカップルは半数ほどでした。
- ・LINE+通話
- ・LINE+実際に会う
など、LINE以外の方法も組み合わせて別れたというカップルも多かったです。
また、別れ話が何日にも渡ったり、何度もやり取りを重ねたりしたカップルもいます。
「LINE=お手軽」とは限りません。
別れ話をLINEで告げた方がいいパターンもある
別れ話をLINEで告げた方がいいパターンもあります。
それは、会ったら身の危険を感じたり、どうしても応じてくれず難航する時です。
例えば、相手が発狂する、暴力沙汰になるようなら会わない方がいいでしょう。
また、問い詰められる、言いくるめられるなどで別れがずっと進まないなら、最後にはラインでさよならするしかありません。
▼LINEで別れを伝えても良い彼氏一覧
別れ話をLINEでされた側の心理
1.「手軽に済まされた」と感じる
手軽に別れ話を済まそうという魂胆が透けて見えるようなLINEの文面だと、相手は腹を立てます。
「そっちがその気なら、食い下がってやろう」と妙なやる気を与えかねません。
もしくは「別れ話もまともにできない不誠実な女」と嫌味を言われるかも。
悪い噂になってしまうと、今後の恋愛にも差し支えます。
2.「誠実でない」と感じる
LINEで別れ話をされた側からすれば、誠実ではないと感じるでしょう。
一方的に気持ちを伝えられ、別れを切り出されてしまえば、自分の気持ちを聞いてほしいと思うのは当然です。
話し合いでの別れではないだけに、身勝手な人だという印象を相手にはもたれてしまいます。
LINEで返信をしたとしても、それが「未読」であれば、なおさら不誠実だと感じるでしょう。
後ろめたい気持ちがあるのでは?と思われても仕方がありません。
3.「愛情が低い」と感じる
LINEで別れを切り出せば、愛情が低いと感じさせるでしょう。
便利なツールであるLINEですが、真剣な話し合いをするものには思えません。
そんなLINEで、突然別れたいというメッセージが届けば、適当な気持ちで付き合っていたと感じさせても仕方ありません。
LINEは返信、送信が繰り返されてこそのメッセージツール。
自分の気持ちだけを伝えるだけに使えば、印象は悪くなるばかりです。
4.「会って話したい」と感じる
別れを切り出されれば、理由や今の気持ちを会って話したいと、相手が思うのは当然です。
それがLINEだけで、思いを無視したような別れ話をされた相手は、驚くだけで何もすることができません。
LINEで後腐れなく…と別れを切り出したつもりが、会ったら状況が変わるかもしれないという、希望を持たせてしまう場合もあります。
相手から逃げるために、LINEで終わらせようとしたのに、その後付きまとわれる可能性も否定できません。
執着心の強い相手にLINEで別れ話をするのは、逆効果になる場合があることは覚えておきましょう。
別れ話をLINEでするときのリスク5つ
別れ話をLINEでするときのリスクを紹介します。
1.既読スルーでされる可能性がある
LINEの性質上、既読スルーをされるリスクがあります。
ちゃんと別れ話に納得してもらえたのか、彼から何か言うことはあるのか、などが分かりません。
返信の文章を考え中かもしれないと思うと、催促するのも気が引けて、モヤモヤします。
会って話せばこのようなことはありません。
既読スルーどころか、未読スルーされる可能性すらあります。
2.結局「会って話そう」と言われる
あなたはLINEで完結したいと思っていても、彼はそうではないこともあります。
LINEでは納得してもらえず、結局会う流れになるかもしれません。
LINEで緊張し、さらに会って緊張するので、精神的なダメージが2倍になります。
LINEの手間と会う手間で、手間も倍です。
それくらいならば、LINEで「重要な話があるの」と呼び出し、会って話したほうがスムーズに進みます。
3.簡単に復縁を要求される
LINEは別れ話が手軽にできる一方で、復縁を持ちかけるハードルも低いです。
LINEは良くも悪くも気軽に使えます。
告白も別れ話も復縁もLINEを使うと「軽い」印象になることは避けられません。
LINEでの別れ話に相手が納得してくれているように見えても、あなたが思っているほど深く受け止めていない可能性もあります。
「ほとぼりが冷めたらまたLINEしてみよう」くらいのノリです。
別れた後は元彼をブロックしましょう。
4.納得してもらえない
「LINEの別れ話など、絶対に納得できない」という男性もいます。
LINEの文章が分かりにくかったり、自分勝手だったりする場合に起こりやすいです。
あなたはよくよく考えたうえでの結論だったとしても、相手は違います。
「まだ何とかなるんじゃないか」と考えてしまいやすいです。
男性が納得しやすいLINEのコツは後述します。
別れ話のLINEに納得してもらえない理由5つ
別れ話のLINEを送っても「LINEじゃ納得できない」「ごめん、今度から気を付けるから」「お詫びに、〇〇するから機嫌直して?」「とりあえず会おう」などと返ってくることは多いです。
LINEでの別れ話が上手くいかない主な理由を紹介します。
男性のもともとの気質だけでなく、LINEの文章や女性側の態度に問題がある場合も多いので、注意しましょう。
1.事務的過ぎたから
重要な話は分かりやすく伝えるべきです。
しかし淡々とし過ぎていて、業務連絡のような文章だと、彼氏は受け入れられません。
・交際3ヶ月を振り返った結果、○○くんとは付き合えないと思いました。
・『別れる』以外に伝えたいことはありません。以上。
などのような文章は男性の神経を逆なでし、「一言文句を言ってやろう」という気持ちにさせます。
2.一度に長文を送りつけたから
長々と自分の気持ちを表現したLINEも逆効果です。
「長文を送りつけて納得させよう」「絶対にこのLINEで完結したい」という意志を読み取ってしまうからです。
男性側からの言葉を一切汲み取る気が無い、女性側だけで完結してしまっている文章は、どれだけ取り繕っても身勝手さがにじみ出ています。
別れる際には女性と同様、「話し合い」を求める男性が多いです。
3.スタンプや絵文字を使い過ぎたから
スタンプや絵文字が多い文面だと、真剣みに欠けます。
「別れたいんだよね😿」などと送られると「バカにしているのか!」と思われます。
そうでなくても「拗ねているんだな。機嫌取ってあげないと」などと思われやすいです。
スタンプや顔文字はポジティブな気持ちを伝えるのには向いていますが、ネガティブな気持ちや真剣さを伝えるのには向いていません。
4.全く別れを匂わせていなかったから
先週まで仲良くデートをしていた(と思っていた)のに、突然別れをLINEで切り出されると、受け入れられません。
一時的な気まぐれでは?と思われます。
「前から(別れを)考えていた」と言っても信憑性に欠けます。
LINEの「別れたい」という文章よりも、最新の「楽しかった」という記憶を信じようとするので、LINEで説明しても通じません。
5.文章が読みづらいから
助詞が乱れていたり誤字脱字が多かったりすると伝わりづらいです。
「本当に別れたいと思っているのか?」「適当に送ってないか?」不信に思われます。
また直接的で残酷な言葉を避けようとして、何が言いたいのか分からない文章になるケースもあります。
要領を得ない文章を送ると「会って話そう」になりがちです。
別れ話をLINEでした時にすんなり別れるコツ5つ
スムーズにLINEで別れ話を進めるためのコツを紹介します。自分の都合だけを押し付けず、相手の立場に立って考えましょう。
1.LINE・電話・デートの頻度を下げる
LINE・電話・デートの頻度を徐々に下げていきましょう。
男性側も「俺に興味を失いつつあるな」と理解します。
濃密にやり取りをしていて突然「別れたい」宣言すると、執着されやすいです。
やり取りの頻度を下げておけば男性側もあなたへの関心は薄れているので「まぁ、いいか」となります。
あなたも頻繁に通っているお気に入りのお店が突然閉店するとショックが大きいですが、存在を半分忘れているようなお店ならば「そういうこともあるよね」と思うはずです。
2.付き合えない理由をはっきり言う
なぜ交際を続行できないのかをはっきりと言いましょう。
- ・ほかに好きな人ができた
- ・気持ちが冷めた
- ・結婚したい(したくない)
など、具体的に書いてください。
そして「今から改めても手遅れ」であることも宣言しましょう。
3.「ごめん」と謝る
誠実に「ごめんね」と伝えましょう。
「もう無理なんだ」「考えた結果なんだ」と分かってもらいやすいです。
別れたいことと、もう心が決まっていることを分かりやすい言葉でアピールしてください。
・距離を置いた方が私達は成長できると思う
・このままじゃ、お互いに良くないの思うの
など、「2人のため」などという言葉には誠意がありません。
「自分のために別れたい」を誤魔化せば誤魔化すほど、彼氏は「会って一言文句言うまでは引き下がれない」となります。
別れ話のLINEでうまくいく切り出し方5選
別れ話は切り出し方が難しいですよね。LINEでおすすめの切り出し方はこちらです。
1.「実は…突然でごめんね」
相手を思いやる言葉を入れると、受け入れてもらいやすいです。
とくに最後は「ごめんね」で締めましょう。
分かりにくい文章はダメですが、「別れたいです。さようなら」など単刀直入過ぎる文章も相手の心を置き去りにします。
謝ることで「もう決めたこと」の意思表示をしてください。
<例文>
嫌いになったわけではないんだけど…。
気持ちが離れていっているのは事実。
これ以上付き合っていけば、嫌いになってしまいそうで…。
嫌いになれば、楽しかったことも思い出せなくなりそう。
身勝手なことだと思うけど、別れた方がいいと思う。
今まで楽しかったこともあった…いい思い出を作ってくれてありがとう。
わがままな別れ方だけど、今は精一杯…ごめんね。
2.「前から考えてたんだけど…」
別れ話の切り出し方の鉄板のフレーズです。
気まぐれや突発的な思い付きではなく、ずっと考えて出した結論であること、もう覆す気が無いことをアピールしてください。
こう言われてしまうと、彼氏側は嫌味くらいは言いたくなりますが、食い下がって彼女の気を変えようというエネルギーは湧きません。
<例文>
前から考えていたんだけど、私たち別れた方がいいと思う。
このまま付き合っていくことはできるけど、それは寂しさを埋めるだけのこと。
あんなに好きで付き合い始めたのに、お互い傷つけあったり、腐れ縁になったりするのは、お互いのために良くないと思う。
何度かまだうまくやっていく可能性があるんじゃないのかな?と考えたけど…。
そう考えるたびに、別れた方がいいという結論しか出なかった。
さようなら、今までこんなわがままなわたしと付き合ってくれてありがとう。
3.「○○君も薄々気が付いているかもしれないけれど…」
あなたも交際継続は難しいことを認識しているよね?と切り出すことで男性自身も「別れた方がいいかも」と別れを受け入れやすくなります。
ケンカが多かったり倦怠期になったりしたカップルにおすすめのフレーズです。
このフレーズを使うことで、彼自身にも別れることが「お互いのため」と思わせられます。
<例文>
〇〇君も薄々気が付いているかもしれないけど、わたしたち別れた方がいいよね。
付き合い始めのころはあんなに楽しかったのに、最近は会えばケンカになったり、会話が続かなかったり…。
会う日に、「今日は仲よくしよう」と思っていても、上手くいかない。
〇〇君も合わせようとしてくれているのはわかるけど、そのことにイライラする自分が嫌なの。
それは〇〇君もわかっているよね、わたしたちの関係を終わらせた方がいいってこと。
お互いこれ以上傷つけあわないためにも、別れましょう。
4.「早い方が良いと思って」
「あなたとこれ以上は交際できない。こういうことは早い方がいいと思った」というニュアンスで使いましょう。
ダラダラ交際を続けるよりも、早めにケジメをつける方がいいという合理性をアピールしてください。
ただし「お互いのために」「あなたのために」などと言いながら、結局「自分のため」「自分が悪者にならなりたくない」という気持ちが透けて見えるような文章は白々しいです。
女性側の心変わりなどが理由で別れる場合には「お互いのため」よりも前出の「ごめんなさい」の方が良いでしょう。
<例文>
あなたとこれ以上は交際していくことはできません。こういうことは早めに伝えた方がいいと思って。
お互い彼女がいる、彼がいるという事実だけで付き合っているより、早めにけじめをつけた方がいいと。
自分の気持ちをこれ以上ごまかして付き合っていくことはできません。
ごめんなさい。
5.「友達に戻りたい」
あくまで関係を交際前の「友達」に戻すだけ、というニュアンスです。
「二度と会いたくない」「連絡してこないで」「嫌い」などの拒絶は怒りを生みます。
敵になるのではなく、「好きでも嫌いでもない状態」になるのだとアピールしましょう。
ただし「距離を置く」「関係を見つめ直す」など、曖昧な言葉はダメです。
「別れる(=恋人には戻らない)」という意思表示ははっきりさせてください。
<例文>
〇〇君のことは、まだ好きだけど、それは友達としての気持ち。
恋人同士になって、友達の時よりも距離が近くなって、これまで見えてこなかったところを知るたびに、何か違うなぁ…って。
それなら別れて、元の仲が良くて楽しかった関係に戻った方がいいと思う。
わがままで頑固なのは友達の時からわかっていたと思うから、隠さず言います。
別れましょう。
相談したり、されたり…友達の時はそうだったよね。
2人にとって、そんな関係がベストだったんだと思う。
今ならまだ友達に戻れる…と勝手に都合よく思っています。
だから、戻れるうちに別れたい。
この気持ちを、友達だったころのように受け止めてほしい。
ごめんね…わがままで。
別れ話をLINEでする場合、自分の一方的な思いだけを送り付けても終わりにはできません。
別れたいという意思表示をしっかりと見せつつも、相手の気持ちも思いやることを忘れないでください。
「納得できない」「会って話したい」と返ってきた時は相手を「分からず屋」「しつこい」と思わず、相手の立場を考えましょう。
相手が何に納得できていなくて、どうやったら受け入れられるのかが見えてくれば、綺麗に別れる道筋が見つけられます。