同棲中の彼氏と別れるのはエネルギーがいりますよね。
円満に別れる方法や、別れてくれない時の対処法をお伝えします。
やるべきことを整理し、1つずつこなしていきましょう。こんな時だからこそ、シンプルな思考が求められます。
同棲から別れるのはハードルが高い!
生活の場や財産、家計などを共有している同棲は、別れるハードルが高いです。
普通の交際よりも精神的、身体的な負担が大きくなります。
引っ越しの準備や細かい取り決めなどをこなさなければなりません。生活を共にしていれば情も移ります。
同棲までする関係だと、自分も周囲も結婚を意識している場合も多いです。
自分たち2人の問題で済まず、周囲に説明をしなければならない場合もあるでしょう。
同棲は始めるよりも終了する方が大変です。
とはいえ、好きでもないのに一緒に暮らし続けることもできません。
同棲から別れる原因やきっかけ12選
同棲までした間柄にもかかわらず、破局してしまう理由の代表的なものがこちらです。
喧嘩ばかりだった
同棲をし始めてから、顔を合わせるたびに喧嘩ばかりでは疲れてしまいます。
一緒に暮らし始めれば、生活リズムは変わり、相手に合わせなければならないことは多々あるでしょう。
小さなことから喧嘩になってしまうのは、そんな生活のズレが原因の場合があります。
喧嘩と好き嫌いは別物。
ただ、ストレスがたまりイライラしていると、そんなことに気づかず破局を迎えてしまうのです。
倦怠期でマンネリ
同棲生活が長くなると、マンネリになるのは避けられません。
新鮮みがなくなり、空気のような存在になってしまうのがこのケース。
それが癒しとなればいいのですが、異性として相手をみなくなり、気を使わなくなっていくことも珍しくありません。
食事を作ってもらった感動は薄れ、感謝の気持ちも表さなくなった…記念日のプレゼントもなくなった…そんな小さな積み重ねがマンネリを招き、別れにつながっていきます。
すれ違いが多い生活
同棲をしていれば、会う時間が増えるはずが、すれ違いの多い生活になってしまうことがあります。
別々に暮らしているときには、会えないことがあるのは忙しいからと割り切れたでしょう。
しかし、同棲してからのすれ違いは現実感が高めです。
結婚を考えての同棲の場合は、すれ違いが不安を募らせる原因になります。
孤独感につながることもあるでしょう。
一緒に住んでもすれ違いだと将来も…それがわかれにつながる可能性は高いのです。
彼氏がヒモになった
彼氏がヒモになったというのは、別れのケースとしてよくあるパターンです。
女性の方が収入が高い場合によく見られます。
最初は気にしないとお互い思っていたはずが、女性の稼ぎで十分暮らしていけるために、いったん仕事を辞めてしまうと、次を見つけようとしなくなってしまうのです。
それでも、主夫のように家事をしてくれればいいのですが、それすらしないのであれば単なる居候です。
女性の方が愛想をつかして別れる典型的な形だといえるでしょう。
セックスレスになった
同棲をし始めてからセックスレスになるカップルは珍しくありません。
セックスにはある程度刺激が大切です。
会えない時間があるからこそ、それが刺激となり、お互いを求めあう気持ちが高まる面は否定できません。
常にベッドで横に寝ていれば、いつでもセックスができる…と思うようになり、やがて相手を性的な対象とみなくなっていくのです。
また、同棲をし始めてから、お互いを異性として意識する気持ちが薄れ、気を抜いたことからセックスレスになり、別れの原因になるパターンもあります。
彼氏がゲームばかりしていた
インドア派の彼氏の場合、ゲームというのは1日の中で、重要な時間でしょう。
同じ趣味をもち、一緒にプレーをすれば問題はないのですが、ゲームが2人の共通項とは限りません。
そうなると、話しかけてもスルー、食事を作っても熱中しているときには後回し。
共同でするはずだった家事も、「あとでやる」と言いながらそのまま…ということもだんだん増えていくでしょう。
ゲームをしているという姿が象徴しているだけで、これは甘えから来ています。
たまたまゲームであっただけで、甘えが過ぎれば別れにつながっても仕方ないでしょう。
イライラすることが増えた
同棲をすれば、これまで見えなかったところが目に付くものです。
これまで隠れていた欠点が、目立つのはお互い様。
それが注意して直るものであればいいのですが、クセであれば我慢するしかありません。
ただ、最初は我慢していても、いくつか積み重なっていけばイライラの原因になっていくでしょう。
本来、自宅は1日の疲れをいやす場所。
そこでなおも疲れがたまったり、イライラしたりすれば、別れを選択しても仕方ありません。
結婚する気がないと悟った
片方が「早く結婚したい」と望んでいるのに、ズルズルと同棲を続け愛想を尽かされるパターンです。
なまじ同棲が快適だと、結婚するメリットを感じにくくなります。
それに加え、日々の忙しさなどがあると「結婚はいつでもできる」「結婚は今でなくてもいい」などと考えてしまい、後回しにしがちです。
しかしそのように考えているのが片方だけの場合、不満が募り「もう一緒に暮らせない!」となります。
同棲前に結婚前提のルールや期限を決めておくのが鉄則ですが、暮らしているとなぁなぁになりがちです。
好きな気持ちが冷めてしまった
好きでたまらなくて始めた同棲でも、一緒に暮らしていく中で嫌な部分が目につくようになります。
「本当に好きなのか」「なぜ一緒にいるのか」などと考えるようになったら関係の見極め時です。
同棲したことによってさらに好きになる部分もあるでしょう。
しかし、それよりも嫌いな要素が上回ったのならば、交際継続の意味がなくなります。
好きな気持ちが冷めてしまったら一緒に住んでいられなくなります。
彼氏に浮気された
「心変わり」ならば仕方のない部分もありますが、浮気は許せません。
さらに浮気の現場が同棲場所だった場合は最悪です。彼氏を追い出したところで住み続ける気にはなりません。
むしろあなたが金目のものだけ持って出ていくのが得策です。
話し合いを後回しにして、一刻も早く同棲を解消しましょう。
自分ばかり家事負担が多い
仕事で疲れているのは自分も同じなのに、家事負担が不公平です。
同棲開始当初は彼氏が喜んでくれるのが嬉しくて、仕事で疲れていてもまめまめしく家事をする女性も多いでしょう。
しかしそれが当たり前になったり自分に余裕がなくなってきたりすると、「なんでこんなに頑張っているんだろう」と疑問に思います。
彼氏に尽くすよりも1人気ままな生活に憧れ、同棲のメリットを見出せません。
どちらかに好きな人ができた
片方が心変わりをした時点で、同棲継続は難しいです。
とはいえ「心変わりした側を追い出せば解決」にはなりません。2人で住むことを前提とした住居の家賃を1人で払うのは大変です。
結局2人で話し合い、両方とも引っ越しするパターンが多くなります。
同棲している彼と円満に別れる方法
同棲している彼と円満に別れるのは、エネルギーがいります。
「結婚より離婚の方が疲れる」のと同じように、普通に付き合っている恋人との別れよりも難しいのです。
できれば、円満に別れたいもの。
その方法をいくつか具体的にあげていきます。
事前に別れを匂わせておく
事前に別れを匂わせなくておくのは、ひとつの方法です。
完全に両方の気持ちが冷え切っているのではなく、女性側だけであれば、スキンシップを拒むのは意外と効きます。
誘われても一緒に出掛けない、食事の時間をずらすなどコミュニケーションを避けるのも、気持ちが離れたと感じさせれるでしょう。
セックスを断るのはもちろん、キスやハグを拒否したり、嫌な態度をしたりというのは、別れを匂わせるのに十分です。
冷静な時に伝える
冷静な時に別れを告げるのは、ストレートな方法のひとつです。
喧嘩をしたり、イラついたりしているときに、別れたいと伝えても、一時の感情としか思ってくれません。
それが何度も続けば、恒例行事のようになり、本気度が伝わりにくくなります。
別れ話は何度もすると効果がなくなるもの。
自分でも冷静に考え、答えをしっかり出したうえでしないと効果はありません。
食事のあとや眠る前、お風呂から出たあとなど、自分だけでなく相手も冷静になれているかどうかも、しっかり判断して話すようにしましょう。
理由をきちんと伝える
別れたいという気持ちだけでなく、具体的な理由を挙げて話すというのも、別れを円満にする方法です。
価値観や金銭感覚の違い、ライフスタイルのズレ、将来に対する考え方も大事な要点。
悪口や相手の欠点を指摘してはいけません。
それでは、こちらが冷静でも相手が感情的になってしまうでしょう。
あくまでも違いを強調して話すことが大切です。
お金のことを話し合う
別れを決断した2人は、同棲していたからこそけじめをつけなければならないことがあります。
例えば同棲を始めたとき始めた貯金や買った家具、電子機器など、一緒に使っていたものを分けることは大切なことです。
別れの感情で面倒だからといい加減にすると、後悔につながりかねません。
2人の別れの締めとして、共有財産を分ける話し合いはしておきましょう。
同棲中の彼が別れてくれない場合の対処法
別れたいといっても、彼が納得してくれない場合もあるでしょう。
ある程度強引な方法が必要な時もあります。
具体的にはどんな対処法があるのか、3つ挙げて紹介しましょう。
強い意志を持って再度気持ちを伝える
強い意志をもって、再度気持ちを伝えるのは大切です。
一度いった後に、別れてくれるだろうと放っておくと、まだ続けていけると可能性を感じさせてしまう場合があります。
気持ちがぶれていないことを理解してもらうためにも、後日改めて落ち着いて話す場を作り、別れたい気持ちを伝えましょう。
あえて優しくしない
あえて優しくしないのも、効果的な方法です。
覚悟を決めて、相手がまるで空気のように一緒の空間で過ごしましょう。
話しかけられても生返事、食事も相手の分は作らず、自分で勝手に食べるのもありです。
人としては苦しい行動かもしれませんが、なかなか別れを納得してくれない相手には、優しい態度だけでなくいつも通りの姿は希望を持たせるだけ。
心を鬼にして冷たい態度で接しましょう。
最終手段は家出する
別れたいのに、何度伝えても彼は納得してくれない…そんな場合は、もっとも犠牲のある手段ですが、暮らしている部屋を出ましょう。
彼がいない時間に荷物をまとめて、家出をするのです。
その際に気をつけたいのは、あくまでも自分の私物だけをもって部屋を出るということ。
共有していたものを持ってきてしまうと、あとで「必要なものがある」と連絡をされることも想定しておかなければなりません。
敷金などお金も還ってきませんが、別れることとの比重を考えて諦めましょう。
実家に帰ってからも、彼からの連絡や訪ねてきてもいないといってもらうように伝えておくのも忘れずに。
実家へ戻る前に、しばらく友達のところへ住むのもありです。
家出をする前の準備は入念にしておきましょう。
同棲解消の時にすべきこと10選
同棲を解消するときに必要なことをリストアップしました。1つ1つ対処していけば絶対にゴールできます。
1.転居先を見つける
引っ越し先を見つけておくと、同棲解消の決意が鈍りません。
彼氏が同棲解消を渋ったとしても、あなたに行く場所があれば大丈夫です。
最終手段として強行突破もできます。
あなたの住まいに彼氏が転がり込んできたパターンだと、「追い出す方法」ばかりに目が行きがちですが、引っ越しも選択肢に入れましょう。
転居先探しだけでなく、引っ越し資金や荷造りなどは大変ですが、損切りが必要な場合もあります。
2.生活費・引越し費用を交渉する
同棲を解消するうえでお金の話は避けて通れません。
同棲解消の理由が彼氏にあるのならば、ある程度引っ越し費用の負担はしてもらいましょう。
生活費の精算も必要です。
どちらも転居するのならば敷金返還や不動産会社の立ち合いなどについても決めてください。
ただし、交渉が揉めて新生活が遅れそうだったりDVなどのリスクがあったりする場合は先に引っ越してください。
お金については代理人を立てたり勉強代や手切れ金だと考えたりしたほうがいい場合もあります。
何を優先するか考えてください。
3.自分の親に報告する
同棲までしたのならば、破局した際には親に報告をしたほうがいいです。
あなたにその気はなくても、親はあなたがこのまま結婚すると思っている場合があります。
報告をするのが大人です。
実家に戻れる場合は戻った方が金銭面で楽かもしれません。
「結婚すると思っていたのに」など、うるさい場合は1人暮らしを選んだほうが精神的に楽です。
4.家具・家電の持ち主を決める
離婚における財産分与に当たる作業です。
所有者が曖昧で、2人とも欲しいと考えている家具・家電をリストアップし、整理していきましょう。
しかし2人で使った思い入れのある家具・家電をたくさん引き取ってしまうとあとで思い出に苦しむこともあります。
売ってしまうのもアリです。
5.引越しの日取りを決める
同棲解消が決定したら、「いつまでに引っ越すか」を決めましょう。
引っ越しが決まればあとは逆算して引っ越し準備やそれに伴う手続きなどのスケジュールが立てられます。
日取りを決めないと、ずるずる時間だけが流れていきがちです。
「準備が出来たら引っ越す」ではなく、「日取りを決めて、それに合わせて準備する」にしましょう。
6.思い出の品を処分する
荷物は少なければ少ないほど、引っ越しが楽になります。
デート先で買った雑貨、写真、プレゼントなどを整理しましょう。
ただし、あなたが捨てたくても彼氏は違うかもしれません。
共有のものは勝手に処分すると揉めて面倒になるので気を付けてください。
「私はいらないからあなたが決めて」という箱を作り、彼に決めてもらうとスムーズです。
7.荷造り
不用品の処分の後は、引っ越しのための荷造りにとりかかります。
新居で開封する順番や作業効率を考えて段ボールに詰めていきましょう。
積み上がっていく段ボールを見ると、しんみりするかもしれないですし、新生活にワクワクするかもしれません。
ここまでくれば、同棲解消まであと少しです。
感傷に浸っていないでどんどん進めましょう。
8.転居に伴う手続き
転居するとさまざまな手続きが待っています。
- ・役所関係
- ・職場
- ・クレジットカード
- ・サブスク関係
- ・スマホ
- ・郵便物
- ・水道・電気・ガス・Wi-Fi
- ・保険等
一般的に、引っ越しで大変な作業は「荷造り」と「手続き」です。
手続きは面倒ですが、1つずつクリアすることで新生活に近づきます。
根気よくやりましょう。
9.感謝の気持ちを伝える
後味良く同棲を解消したいのならば、「ありがとう」で同棲を終わらせましょう。
同棲期間を「無駄な時間だった」と思わずに前へと進めます。
同棲を解消するのですから、それだけの理由があったはずです。
しかし楽しかったことを思い出し、「いい時間だった」という形で別れた方が自分の今後のためになります。
10.彼氏の連絡先を消す
引っ越し関係の手続きが終わり、「今後二度と連絡することはない」と思ったら彼氏の連絡先を削除しましょう。
いつまでも連絡先を残していると、落ち込んだり寂しくなったりしたときに連絡したくなります。
同棲に限らず、別れたら連絡先は消しましょう。前を向いて進むのを助けてくれます。
同棲解消後の取り決め
同棲から別れる時の注意点を紹介します。スムーズな別れを目指してください。
1.しばらくは連絡が取れるようにする
最終的には連絡先を消しますが、引っ越しが終わっても1カ月程度は連絡が取れるようにしておきましょう。
「これどうすればいいんだっけ?」「郵便物が届いちゃったんだけど」などが発生するかもしれません。
不動産会社の立ち合い後に、予想外の請求が来ることもあります。
あと腐れなく別れるために、新生活が軌道に乗ってから連絡先を消しましょう。
2.合鍵は必ず返却してもらう・返却する
どちらかが引き続き住み続ける場合、出る方は合鍵を持ち出してはいけません。
合鍵はトラブルの元です。
合鍵を使って勝手に家に入られるリスクだけでなく、合鍵を持っていることであらぬ疑いをかけられるリスクもあります。
また、簡単に合鍵を作れるタイプの鍵だと、合鍵を返却してもらうだけでは安心できません。
大家さんに相談して鍵を付け替えましょう。
必要経費です。
電子キーならば、すぐに暗証番号を変えてください。
3.「捨てても良い」と約束させる
「〇〇を忘れた」「君の荷物に自分の〇〇が紛れ込んでいるかもしれない」などの理由で何度も連絡をしたり家に来たりされると面倒です。
持っていき忘れた荷物は捨てても良いと約束させましょう。
あなた自身のものも「持ち出さなかったものの処分は任せる」と宣言してください。
あまりにもしつこいならば、連絡を拒否しましょう。
どうしても渡さなければいけないものがある場合は着払いで送ってください。
会ったり家に上げたりするのはよくありません。
同棲から別れるのはやることが多くて大変です。情もあるし、作業そのものもハードになります。
しかし、1つ1つこなしていけば絶対に終わります。新生活を思い描きながら冷静にこなしていきましょう。
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