未練があるのは本気の恋だったから。
とはいっても、心が前を向かない状態は辛いものです。未練が残りやすい状況と未練への対処法を紹介します。
未練はいつか必ず断ち切れると信じてください。人生はいい時もあれば悪い時もあります。
今は少し停滞気味ですが、少しマシにする方法は身近にあるはずですよ。
そもそも「未練」とは?!
未練とは「諦めきれないこと」です。
どうしようもないことだと分かっていても、それでも執着する心を捨てきれません。
新しい幸せを見つけた方がいいと分かっていても、心も体も固まったままです。
今回の記事では恋人との破局が確定し、復縁も絶望的だけれど、それでも気持ちを切り替えられない苦しさを「未練」とします。
本気で向き合っていなければ抱かない感情なので、必ずしも「悪いもの」というわけでもありません。
未練が残る理由は主に9つ
恋人と破局したら必ず未練が残るとは限りません。「さっぱりしたぁ~」という別れ方もあります。
未練が残りやすいケースは以下です。
1.シンプルに大好きだったから
彼氏を大好きだったからこそ、別れれば辛いです。
あの楽しく幸せだった日々が失われてしまったのだという事実を受け入れられません。
「次の恋を楽しんで」と言われても「元彼以上に好きになれる人はいない」としか思えません。
でも、「元彼以上に好きになれる人」を作れるかどうかは本人次第です。
そこまで「大好き」と思えたことを、自信に変えていきましょう。
2.元彼がハイスペックだったから
イケメン、高学歴、高収入など、いわゆる「スペック」が高い彼氏だった場合、失ってしまうと「惜しい!」という気持ちが強いです。
もう2度とこんなチャンスはめぐってこないだろうという絶望を感じます。
周囲にハイスペックな彼氏を自慢していた場合はなおさらです。
新しい恋を探そうにも、元彼よりもスペックが低い男性ばかりなので、モチベーションが上がりません。
3.交際期間が長かったから
交際期間が長いほど喪失感が大きいです。
生活のいたるところに元彼との思い出が残っていて、抜け出せません。
長く付き合う中で相手の嫌な部分をたくさん見たり倦怠期になったりして、「ものすごくラブラブ」な交際でなくても、「長い交際」というだけで未練になりやすいです。
体の一部を失ったかのような気持ちになります。
彼のいない生活や思考をどのように構築したらいいのか分かりません。
4.結婚まで秒読みだったから
結婚目前での破局はショックが大きいです。
具体的に思い描いていた結婚後の人生設計をどうやって軌道修正していいか分かりません。
結婚願望が強い人は「出会いをゼロから探す」ところからスタートしなければならないことにうんざりします。
「このまま独身でいいや!」と思っているタイプであっても、時折脳内に聞こえてくる「本当にいいの?」という自身の声から逃れられません。
破局理由が相手の二股などであればまだ吹っ切れるでしょう。
しかし、決定打がないのに別れることになった場合、後悔の念がつきまといます。
5.初めての彼氏だったから
初めての彼氏との交際は「初めて」の連続です。
どれもこれも鮮烈な体験になります。そして「初めての破局」も例外ではありません。
破局をどう受け入れれば良いのか分からず、パニックになります。
とくに、苦労の末に交際に至った人や年齢を重ねてからの初彼の場合、「もう一生彼氏できないかも」と不安になりがちです。
「1度は男性に選ばれた」という事実に自信を持ち、「次はもっとうまくやれる」と信じてください。
6.居心地の良さを感じていたから
「居心地がいい」と感じると「私達は相性が良い」と認識し、「長続きするだろう」と思い込みます。
だからこそ、別れを全く想定しておらず、ショックが大きいです。
「居心地が良かった」のは自分だけで、「相性がいい」というのは思い込みだったのではと考えると、苦しくてなりません。
「アレがダメだったのかも」「これがいけなかったのかも」と、とめどなく考え続けてしまいます。
7.勢いで別れてしまったから
ささいな喧嘩や売り言葉に買い言葉的な別れ方をすると、後悔します。
勢いや衝動的な行動は「冷静ならばしない選択」です。
だからこそ、正常心を取り戻した時に「時間を巻き戻したい!」となってしまいます。
どうすれば良かったかが分かるからこそ、悔しくてなりません。
何度も何度も思い返しては自己嫌悪におちいります。
8.フラれたから
自分が振る場合は「自分の判断」なので、納得した別れとなり、未練は残りにくいです。
「別れたくて別れた」のだから、寂しさはあっても結果には満足する傾向があります。
しかしフラれる場合、まだ自分は好きな状態なので、気持ちの整理がつけられません。
「別れたくない」「まだ何とかなるのではないか」「ちゃんと話し合いがしたい。納得できない」などと執着します。
場合によっては「どうして私がフラれなきゃならないのか」と憤りを覚えるでしょう。
「逃した魚は大きくない」と自分に言い聞かせても、一方的に別れを告げられるとつい元彼のことを考えてしまいます。
9.フラれた理由に納得できないから
一方的にフラれたうえに、その理由に納得できないと未練がつのりやすいです。
- ・嫌いになったわけじゃない
- ・少し距離を置いた方がお互いに成長できると思う
- ・これからも仲良くしていこう
など、ふわっとした言い方でフラれると破局を納得できず、「まだチャンスがあるかも」と思ってしまいやすいです。
「嫌いになった」と言われれば「もう無理だな」と思えますが「嫌いじゃない」と言われれば「また好きになってくれるかも」と夢を見てしまいます。
しかし、このような言い回しは振る側が悪者になりたくないだけです。
結局は、もうあなたに気持ちはありません。自分の都合のいいように解釈するのはやめましょう。
元彼に未練がある女性は約3割
20~30代の破局経験のある女性40人にアンケートに協力していただきました。
元彼へ未練をもった経験がある女性は約3割でした。
残りの7割は「納得して別れたから」「破局前から関係が悪くなり、気持ちが離れていたから」などの理由で未練が無かったそうです。
また未練があった3割の女性も「時間が経つにつれ立ち直っていった」と言う人がほとんどでした。
女性の恋愛は「上書き保存」と言われています。
別れても「次はもっと良い恋愛するぞ!」とポジティブに次の恋愛に進む人が多いです。
元彼への未練を断ち切る方法10選
未練を断ち切る方法を紹介します。
未練はある瞬間スパッと断ち切れる人もいますが、ロープがほつれるようにゆっくりと切れていく人もいます。
「今は未練を断ち切っている最中だから、少し苦しいのは仕方ない」と思うと、少し楽になりますよ。
1.「縁がなかった」と唱える
「縁がなかった」は魔法の呪文です。
縁がなければ、どうしようもありません。
そう考えることで、不毛な後悔を回避できます。思うだけでなく、実際に口に出したほうが効果は強いです。
苦しくなりそうな時や嫌な気持ちで頭の中を支配されそうになった時は、唱えてください。
唱え終わった後は「もっと素敵な恋をする」の呪文も付け加えましょう。
2.恋活・婚活を周りに宣言する
周りに「恋活・婚活始めたんだ!」と言ってください。そうすることで、実際にその道に進むしかなくなります。
気心知れている友達に「たまに進捗を聞いて、発破をかけて」と頼んでおくのもおすすめです。
実際に活動を始めれば忙しくなって、過去の男のことなど、考えている時間は無くなります。
3.結婚相談所に入会する
結婚相談所は入会金や会費、紹介料など、それなりにお金がかかります。
そして入会すればカウンセラーがついて、あなたのお尻をバシバシと叩き、次から次へと男性を紹介するので前進するしかありません。
元彼のことを考えたくないという思いと結婚願望が強いのならば、この方法で退路を断ち切りましょう。
覚悟を持ってください。
4.マッチングアプリに登録する
「今すぐ結婚ってほどではない」という人はマッチングアプリに登録しましょう。
登録だけならば無料、月会費も無料~数千円です。
マッチングアプリに登録すると、すぐにたくさんのアプローチを受けるので、気分がいいですよ。
容姿の好みや趣味、年収まで細かく条件も指定できます。
大手のマッチングアプリに登録すると、自分の前に広がっている可能性の大きさに驚くはずです。
男性のプロフィールを読んでいれば、元彼など思い出さなくなります。
5.婚活サイトに登録する
マッチングアプリでは軽すぎるけれど、結婚相談所は高すぎる…そんな人は婚活サイトに登録しましょう。
マッチングアプリよりも本人確認をしっかり行っているので、既婚者が紛れ込んでいたり年収をごまかしていたりするリスクが低いです。
お手頃な料金で、安全にマイペースに婚活を進められます。
「活動しているぞ!」という実績が未練を薄れさせていくでしょう。
6.思い出の品を処分する
視界に思い出の品がある状態は良くありません。
見るたびに思い出して悲しくなります。売れるものは売り、売れないものは捨てましょう。
どうしても手放せないものは容易に取り出せない場所に封印してください。
元彼を連想させるものを排除すると、段々と元彼のことを考える時間や回数が減少していきます。
新しいことにも興味が湧きやすくなるでしょう。
7.元彼の連絡先を消す
元彼の連絡先を消し、連絡できない状態にしてください。
連絡できなければ、諦めもつけやすいです。SNSなどの関係も断ち切ってください。
繋がり続けていても、何一ついいことはありません。
最初は辛くても、数日も経てば「連絡したい!」「近況を知りたい!」という衝動は徐々に弱くなってきます。
8.あえて予定をたくさん入れる
暇があるから考えてもしょうがないことを考えてしまうのです。
予定を詰め込んで、元彼を考える時間を失くしましょう。
なるべく楽しい予定がいいですが、楽しむ気分になれなかったりお金が続かなかったりするようならば、仕事や勉強もおすすめです。
どうせ楽しい気分で過ごせないのならば、仕事や勉強で実績を積んだ方が自分の為になります。
図太く生きてください。
9.転職する
職場恋愛だった場合、転職もアリです。
もちろん今の職場が気に入っているのであれば、そのまま働き続けるべきですが、そうでないのならばいいきっかけと考えてみましょう。
新しい場所には新しい幸せがあります。
転職活動や新しい職場には刺激がいっぱいなので、過去のことなど考えている暇はありません。
より良い生活を手に入れて、元彼にむしろ感謝しましょう。
10.引っ越しする
おうちデートが多かったり同棲していたりするのならば、元彼の思い出が染みついた家で未練を断ち切るのは大変です。
新たな生活環境で心機一転やり直してください。
彼との思い出もジャンジャン捨てて、自分好みの家にしましょう。
元彼の残り香のしない生活環境を整えれば、元彼のことを考えなくなります。
良い運気を新居に漂わせるために、ちょっと良いインテリアにするのがおすすめです。
未練を断ち切った女性の体験談3選
未練を断ち切り、失恋を乗り越えて新たな幸せを掴んだ体験談を紹介します。
1.思い切ってグループLINEも退出(23歳・Mさん)
元彼は大学のサークル繋がりでした。
破局後、グループLINEで元彼とその他の人は交流して私は見ているだけの状態になりました。
このままグループLINEに在籍していても、交流することも集まりに参加することもないなと思い、退出を決意。
もともと大所帯のグループLINEで通知をうっとうしく思っていたのもあって、心底スッキリしました。
元彼以外との関係も関わってくるグループLINEを抜けるのには勇気が必要だったことでしょう。
でも、個人でやり取りしている特別に仲のいい人と繋がり続けていれば、案外どうということはありません。
「見ているだけ」で寂しさを募らせている方が苦しいものです。
2.転職して新たな出会いをゲット(25歳・Oさん)
元彼は同僚でした。
破局後に元彼はまた職場恋愛を始めたので、辛かったです。
思い切って転職をすることに。
前から憧れていた業界に入れたので毎日が充実しています。
すぐに好きな人もできました。
転職成功おめでとうございます。
充実の毎日を過ごしていれば、元彼のことなど、すぐに忘れてしまうでしょう。
失恋のエネルギーをいい形で昇華しましたね。
3.引っ越しきっかけでときめく日々に(31歳・Kさん)
5年付き合い、同棲までした彼氏と破局しました。
1人暮らし用のアパートに引っ越しをすることにしたら、お隣さんがまさかのどタイプのイケメン!
「こんばんわ」「おはようございます」など顔を合わせたら挨拶する程度ですが、予想外にときめいています。
もっと仲良くなりたいです。
新たなトキメキを見つければ、過去はどんどんと遠ざかっていきますよね。
このまま同棲していた場所に住み続けていたらなかなか元彼を忘れられず、寂しさを感じる日々を送る羽目になったことでしょう。
潤いある一人暮らしを満喫してください。
まとめ:未練を断ち切る方法はさまざま!元彼に執着しなくて良い理由を知ろう
未練を断ち切る方法はたくさんあるので自分に合った方法を実行してください。
どんなに苦しんでももうどうにもなりません。
それならば前に進む苦労をするべきです。
元彼を考える時間やきっかけを排除し、新しいことに興味を向けるような生活を作っていきましょう。時間は必ずあなたの味方になってくれます。
どうしても苦しい思いに囚われたら、「それくらい私は凄い恋をしたんだ」と思いましょう。