彼氏と付き合っていくうちに以前よりも気持ちが盛り上がらない、なんてことはありませんか?
それは倦怠期のせいかもしれません。
倦怠期について知り、乗り越え方を学んでいきましょう。倦怠期の先には今よりももっと強い絆がありますよ。
倦怠期とは?
倦怠期とは何でしょうか?まずは倦怠期について知りましょう。
相手にドキドキしなくなる時期
倦怠期とは付き合い始めた当初や少し前に比べ、相手にドキドキしなくなり、気持ちが冷める時期のことです。
以前はデートの数日前からコーディネートで頭がいっぱいだったのに、今は当日の天気予報を見てから決めていませんか?
少し前ならば飛びつくように受話器を取った彼氏からの電話、今はテレビを優先させていませんか?
倦怠期になると恋人っぽいやり取りにトキメキよりも義務感が湧いてきます。
付き合って3の倍数の月になりやすい
付き合い始めて3・6・9・12ヶ月など、付き合って3の倍数の月に倦怠期になりやすいと言われています。
日記やスケジュール帳などを見返し、3か月前に彼氏とどんな過ごし方をしていた確認してみてください。
何か些細なことで彼氏とけんかした記憶はありませんか?
倦怠期はどのカップルにも訪れる
どんな仲良しカップルでも例外はありません。倦怠期の期間や深刻さは異なりますが、誰にでも倦怠期は訪れます。
つまり、倦怠期を悲観する必要はありません。
落ち着いて適切に対処をすれば大丈夫です。
「なんで?どうして?私達に限ってそんなこと」などとパニックにならないでください。
「今は倦怠期だからある程度はしょうがない」と、どっしり構えましょう。
倦怠期の長さ
倦怠期はどれくらい続くのでしょうか?目安を紹介します。
大体は1ヶ月程度で終わる
平均すると、おおよそ1ヶ月程度で終わります。
1ヶ月くらい盛り上がらない交際が続くと、双方とも「どうにかしたいなぁ」と思うからです。
双方が努力や工夫をして盛り上がりを取り戻します。
一方で特に対処をしないまま、何となく倦怠期を終えるカップルも少なくありません。
とはいえ、このようなカップルもほとんどの場合、無意識になんらかの盛り上がりを取り戻す行動をとっています。
短いと2週間前後で気持ちが回復する
短ければ2週間程度でお互いの気持ちが回復します。
あまり気持ちが冷めておらず、お互いに「ラブラブでいたい」と強く思って行動していると倦怠期は短いです。
また倦怠期を何度も乗り越えてきた付き合いの長いカップルは、倦怠期の脱し方のコツを身につけています。
長いと3ヶ月程度続くことも
長い場合3ヶ月程度、回復まで時間がかかることもあります。
この場合、回復せずにそのまま別れ話になってしまうケースもあるので注意してください。
倦怠期中に恋人よりも心が躍る異性や趣味に出会ってしまうと気持ちが戻りにくいです。
倦怠期を悲観し過ぎる必要はありませんが、放置するのは良くありません。
倦怠期に入っているカップルの特徴
倦怠期中のカップルの特徴について紹介します。
異性として見られなくなる
倦怠期中、異性として意識できません。その結果、ドキドキしなくなります。
唯一無二の恋人ではなく、まぁまぁ気の合う友達や一緒にいるのが当たり前の家族のような感覚です。
恥じらいやトキメキがなくなります。
別のことを優先したくなる
友人付き合いや趣味など、恋人よりも別のことを優先したくなります。
その結果、会う回数が減ります。LINEは簡素になり、電話も短いです。
「恋人とはいつでも会えるし」と友人との予定を入れ続け、気がついたらかなり長い時間会っていない、なんてことも。
愛情表現が減る
一緒に過ごしてもドキドキしなくなるので、愛情表現も減ります。
手をつなぐ、愛をささやく、キスをするなどの気分になりません。
彼氏から愛情表現をされても、気持ちが盛り上がるどころか白けてしまいがちです。
現状を変えたくて無理矢理愛情表現をしたとしてもどことなくぎこちなく、義務感が漂います。
小さなことで喧嘩になりやすい
今まで気にならなかったことが気になり始めます。
ラブラブな時には「しょうがないなぁ」と苦笑いで許せていたことが倦怠期に入るとできません。
少しの遅刻、お礼や謝罪を言わない、デートの段取りの悪さなどがいちいち気に障ります。
倦怠期中は相手に対して優しく寛容になれません。
言わなくてもいいことを言ってしまい、けんかが絶えません。
倦怠期の彼氏の心理
倦怠期中の彼氏の心理を知りましょう。
連絡を取るのがだるい
積極的に連絡を取ろうとしなくなります。
元々連絡をとる頻度が低い彼氏の場合、ぷっつりと連絡がなくなるケースも珍しくありません。
ラブラブなときには連絡する口実をあれこれ考えます。
しかし倦怠期中は用事がないことを理由に連絡をしません。彼女との連絡に頭や時間を使うのを面倒だと感じます。
自分の時間を優先したい
彼女よりも別のことを優先したい気持ちが強いです。
趣味や仕事、友達付き合いなどに力を注ぎます。
特に新しい趣味や課題に出会うと、彼女の存在が色あせて見えやすいです。
彼女の相手よりも、もっと有意義なことや魅力的なことが世の中にたくさんあるような気分になります。
一緒にいても前より楽しくない
以前よりも彼女といても楽しいという気持ちになりません。
彼女と一緒にいることに慣れてしまったのが原因です。
2人きりの状態に緊張しなくなった反面、刺激や高揚もありません。
「以前は一緒にコーヒーを飲んでいるだけであっという間に3時間経ったのに、今は10分で会話が途切れてしまう」など、デートの時間を持て余しやすいです。
嫌いになったわけではない
一時的にドキドキしなくなっただけです。決して彼女を嫌いになったわけではありません。
時間が経てば彼女のありがたさを再認識します。過度に落ち込まないでください。
今は少しだけ恋愛の優先度が下がっているだけです。
彼女という存在に慣れて安心しているからこそ、他のことに目が向けられます。
他のことを楽しめたのは恋愛面が安定していたおかげだと、彼氏はやがて気が付くでしょう。
倦怠期の彼氏に嫌われるNGな言動
倦怠期中にやってはいけない言動を紹介します。下手をすると破局の原因になりかねません。
嫌いになられたと過度に落ち込む
嫌われたと勘違いしないようにしましょう。
落ち込むあまりメンヘラのような行動に走るのは絶対にダメです。
愛情を呼び戻すどころか、かえって彼氏に気を遣わせてしまいます。重いと思われ、ますます距離をとられるでしょう。
デートを断られたからといって、泣いたりSNSで愚痴ったりするのは逆効果です。
塩対応をされたとしても、それはあくまで「今は」そういう気分なだけだと捉えるようにしてください。
浮気を疑う
倦怠期に浮気をする男性はいます。
しかし、全員が必ず浮気をするわけではありません。
むしろ浮気を疑うのは彼氏の反感を買い、けんかになりやすいので逆効果です。
確証がない限り、浮気を疑ってはいけません。
倦怠期中は趣味や新しい仲間に興味が向いていることが多いので「最近楽しそうだけれど、何しているの?」と聞いてみましょう。
「最近入ったサークルでとっても気が合う人がいて」などと紹介してくれるかもしれません。
彼の今のお気に入りを把握しておけば、根拠のない浮気の不安に駆られずに済みます。
無理矢理にでも会おうとする
何かと理由を付けて会おうとしたり彼氏のいる場所に押しかけたりするのはやめましょう。
ラブラブな期間ならば「健気だなぁ、俺は愛されているなぁ」と愛が深まります。
しかし倦怠期中にこれをやられると、負担にしか思われません。
「全然こっちの都合を考えてくれない」と感じ、ますます気持ちが遠のきます。
私生活がだらしなくなる
彼氏がかまってくれなくなると身嗜みや生活へのモチベーションが保ちにくくなるかもしれません。
しかし、だらしない私生活を見て彼氏が幻滅する可能性があります。
整理整頓、時間厳守、衛生観念、金銭管理、健康的な生活などをより一層心がけて過ごしてください。
だらしないと彼氏からの愛情がさらに減るばかりではありません。
自分自身ですら自分のことが好きでなくなります。自信も失います。
そのような状態で楽しい恋愛はできません。
彼氏からの愛情表現が減っている時期だからこそ、なおさら自分で自分を大切にしてあげてください。
倦怠期の乗り越え方
倦怠期の乗り越え方を紹介します。大切なのは諦めないこととお互いの努力と思いやりです。
距離を置いてみる
1ヶ月程度距離を置くのは有効な手段です。
相手のありがたさを再認識するきっかけになります。習い事や資格勉強などに打ち込んでみましょう。
お互いに会いたい気持ちが湧かないまま、義務のようにデートをしても楽しくありません。
しかし距離を置いている間も、お互いに労わり合うことを忘れないでください。
話を聞いて欲しそうだったら話を聴く、連絡は簡素でもいいですが、お礼や謝罪の言葉は忘れずに。
もし1ヶ月距離を置いても恋人への愛情や興味が戻ってこない場合は、残念ながら倦怠期ではなく、完全に心が離れている可能性があります。
倦怠期は恋愛感情や恋人関係がある程度安定したからこそ、情熱が落ち着く現象です。
気持が戻らないのならば、恋愛感情そのものがなくなっている可能性があります。
付き合い方を変えてみる
連絡頻度や会う場所、時間など、付き合い方を変えてみましょう。
それが刺激になり、良い方向へと舵を切るきっかけになります。
毎回同じデートをしていれば飽きるのは当たり前です。毎晩長々と電話で1日の報告をしていればデートで話すネタがなくなります。
例えば、今まで「映画→お茶」というデートをしていたのならば、「お茶→映画」にするのはいかがですか?
いつも映画の後にお茶をしながら感想を話していたのならば、逆にしてみましょう。映画の前にお茶をしながら映画内容を予想する遊びをします(推理ものならば犯人当てなど)。
いつもとは違うデートの雰囲気を楽しめるはず。
初めての趣味や場所にチャレンジするのもおすすめです。
非日常的なデートを楽しむ
旅行など、日常ではできないデートをしてみましょう。
刺激的な体験を共有すれば日常に戻っても新たな気持ちで付き合えます。
遠い場所に行く、泊まる、ダイナミックなアクティビティ、華やかなレジャー施設、観劇などがおすすめです。
大きな声を出す、体を動かす、緊張、感動などを一緒に体験すると連帯感が強まりますよ。
お互いの意見を聴く場を設ける
お互いに感じていることを聴く場を設けましょう。相手の本音を理解でき、より良い関係を築けるようになります。
「これがイヤ!」ではなく「こうしてくれたら嬉しい」などと伝えてください。
付き合いが長くなると、言わなくても分かることが増えてきます。しかし、もしかしたら分かっているつもりになっているだけかもしれません。
言葉を尽くしても理解し合うのは難しいです。
そして時間と共に価値観や好みなどは変わっていきます。
それでも理解したい、理解して欲しいという気持ちを持ち続け、努力をしていれば心は離れません。
すぐに盛り上がる楽しい話題だけでなく、価値観や人生観、今後についてなども触れていきましょう。
深く繋がり合っていれば、何度倦怠期が訪れても不安にならずに過ごせます。
倦怠期は怖がらなくて大丈夫!
倦怠期からはどんなカップルも逃れられません。だからこそ、悲観はやめましょう。
恋人にトキメキを感じられなくなるのは、関係に慣れることができたからです。
とはいえ、もちろん放置はいけません。
さらに良い関係を築いていくための努力を続けましょう。自分と相手、そして今後を見つめ直す良いきっかけにしてください。