ダブル不倫は一般的な不倫とどのように違うのかについてまとめました。
両方が既婚者だからこそ、付き合い方や熱量、そして結末に特徴があります。
ダブル不倫のメリットとリスクを知っておきましょう。
目次
ダブル不倫とは?
ダブル不倫とは、既婚者同士が不倫をすることです。
つまり、不倫相手にも家庭があります。
お互い結婚しており、配偶者がいるけれど、外の家庭の異性と体の関係を持っていたり恋仲である状態です。
『あなたのことはそれほど』『あなたがしてくれなくても』など、ドラマでもダブル不倫が話題になりましたね。
一般的な不倫は独身者と既婚者のカップルですが、両者が既婚者であるダブル不倫が現在増加しています。
後ほど、ダブル不倫と一般的な不倫の違い、ダブル不倫に走りやすい人の特徴もお伝えしていきます。
ダブル不倫は何が違う?一般的な不倫との違い
ダブル不倫と一般的な不倫の違いについて知りましょう。双方が既婚者だからこその独特の安定感があるのが特徴です。
既婚者という同じ立場である
お互いに結婚生活の何たるかを知っているので家庭や配偶者への不満、日々の生活のストレスなどの気持ちを共有し合える関係です。
「中途半端に家事をしてどや顔なのがムカつく」などの苛立ちは独身者相手だとなかなか分かってもらえません。
親戚付き合いの難しさや婚姻制度の欠陥など、既婚者同士だからこそ共感し合えるものが多くあります。
結婚や将来を考えない関係である
一般的な不倫の場合、独身者が既婚者に「離婚して自分と再婚して!」と迫るケースが多くあります。
とくに独身者が女性の場合は出産というタイムリミットがあるために切実です。
既婚者のほうも、独身者の貴重な若い時間を浪費させているという罪悪感があるので「責任を取らなければ」と考える場合もあります。
しかし、ダブル不倫では双方に家庭があるので、「お互い離婚して再婚しよう」となるケースはほとんどありません。
離婚の面倒さや、結婚さえすれば安泰ではないことはお互いに良く知っています。
お互いの家庭を壊すリスクがある
不倫がバレた場合、片方が独身なら壊れる家庭は1つですが、W不倫の場合はお互いの家庭を壊します。
そのため、お互いが精神的に追い詰められることになります。
話し合いで離婚や慰謝料を決めようにしても、お互いの配偶者の合意を得られなければ、話は難航します。
不穏な空気が流れる時間が長くなります。
ダブル不倫をする側のメリット4選
1,家庭を壊したくない気持ちが同じ
一般的な不倫では独身者側が家庭を壊して自分と一緒になって欲しいと願う場合があります。
しかし、ダブル不倫の場合、家庭を壊してまで添い遂げたいという人はあまりいません。
各々の家庭を大事にしつつ、逢瀬を重ねます。
不倫だけど純愛ではなく、恋愛の刺激を求めている場合が多いです。なりふり構わず略奪愛を目指すような付き合い方ではないのが良いところです。
2,恋人として割り切った関係でいられる
双方が既婚者のカップルの場合「結婚」に過剰な期待を抱きません。
不倫には将来性ではなく、家庭では得られない刺激やときめきを求めています。
そのため「いつになったら離婚してくれるの?」などという生々しい話にならず、割り切った関係を楽しむことが可能なのです。
3,秘密を守ってくれやすい
ダブル不倫は双方とも守るべき家庭があるので秘密が守られやすいです。
一般的な不倫の場合、独身者が既婚者を自分のものにするために「相手の家庭へ突撃!」をしてしまったり、不倫がバレることのリスクを十分に理解できずに軽はずみな行動をとってしまったりするケースがあります。
ダブル不倫は「バレたらヤバイ」の認識が一致しているので秘密は維持されやすいです。
ダブル不倫の場合は「自分だけ我慢させられている」と不満を抱くことがありません。
4,長続きしやすい
ダブル不倫のカップルのほとんどは「離婚して再婚」「子どもを作る」などを目指していません。
そのため、将来を気にすることなく割り切って安定した関係を維持しやすいです。
また、お互い家庭があり、会える時間が限られているので比較的長く新鮮な気持ちを楽しめます。
ずるずる長続きしてしまうのもダブル不倫の特徴です。
ダブル不倫にハマる人の特徴6選
ダブル不倫にズブズブとハマってしまう人には共通した特徴があります。
ダブル不倫を楽しむのではなく、ダブル不倫に依存してしまうと辛くなるので気を付けましょう。
1,家族がいても寂しい人
家庭も家族も持ってはいるけれど、居場所がない人は居場所を不倫に求めてしまいます。
配偶者や子どもに尊敬してもらえず、蔑ろにされている人は不倫によってその寂しさを埋めようとするのです。
あからさまに冷遇されているわけではなくても、お菓子を配偶者と子どもだけで食べてしまった、話しかけると迷惑そうにされるなど、小さなことが積み重なっていくケースもあります。
2,家庭でのストレスが多い人
配偶者の方が強く、家庭では何かと我慢をすることが多くてわがままが言えない環境だと不倫相手に癒しを求めたり甘えたりするようになります。
家計を握られている、家事を過剰に押し付けられる、家電や家具購入の決定権がないなど、家庭でくつろげず、ストレスが溜まっていると優しく接してくれる不倫相手にのめり込むのはあっという間です。
特に不倫相手が「自分だったら配偶者にそんな言い方しないのに」などと言い出すと「自分の本来の居場所はこっちではないのか」と思ってしまいます。
3,配偶者とセックスレスの人
夫婦関係がうまくいっていても、性欲の面で満足していないとそれを外に求めるようになります。
配偶者としばらくセックスをしていないことに不満を抱いている人は、割り切った関係で性欲を満足させることのできるダブル不倫から抜け出せません。
「体だけ」「配偶者がさせてくれないから」などと考えるため、罪悪感も少ないです。
4,家庭から抜け出して非日常を味わいたい人
家庭生活に大きな不満を抱えているわけではなく、むしろ穏やかで順調であってもダブル不倫にハマる人は少なくありません。
安心や安定だけの日々に物足りなさを感じ、非日常な刺激を求めた結果として不倫に走るのです。
不倫と言う禁断の関係だからこそ味わえる、刺激と秘密の高揚感で抜け出せなくなります。
5,夫や妻がいてもモテたい
いつまでも異性に必要とされる自分でいたい、モテている自分が好きというタイプは結婚していても恋愛を求めます。
そんな人からしたら、秘密が守られやすいダブル不倫はちょうどいいのです。
モテていた分、常に褒めてアプローチをしてもらわないと満足できません。
「気が付いたら好きになっていた」というパターンではなく、自ら出会いを積極的に求める人が多くいます。
6,妥協で結婚した人
年齢の都合や授かり婚、外堀を埋められたなどの理由であまり乗り気でないまま結婚し、配偶者や結婚生活に満足できていないと、この結婚は失敗だったと思いやすいです。
そして「一度きりの人生」を免罪符に恋愛をやり直そうとしたり「本当の愛」を探したりします。
恋愛で盛り上がった経験がないので刺激的な不倫がとても魅力的に見えてしまうのです。
ダブル不倫のきっかけ
ダブル不倫の始まりとしてよくあるパターンを紹介します。最初から不倫志望ではなく、「まさか自分が!」という始まり方も意外と多いです。
1,職場・社内での始まり
仕事関係は一般的な不倫も含めて1番多いケースです。
上司や部下、同じチームなどの関係で1つの目標に向かって協力やフォローし合うことで絆が生まれます。
そして帰り道が同じ、2人だけで残業、打ち上げの2次会などをきっかけで「仕事仲間としての好感」が「恋愛感情」に発展しやすいです。
▼社内不倫の詳細はこちら
2,PTAで知り合って
PTAの役員になると、役員同志は顔を合わせる機会が増えます。
また、PTAでは先生と不倫するケースもあります。先生が既婚者だった場合もダブル不倫になってしまいます。
家庭を離れて打ち上げなどでお酒が入ると、男と女になってしまい、体の関係に陥ってしまうことも。
▼PTA不倫の詳細はこちら
3,単身赴任で離れ離れ
単身赴任先で出会ったり、配偶者が単身赴任していたりする場合、近くに配偶者がいないので不倫へのハードルが低くなります。
配偶者が傍にいないことによる寂しさや解放感が、手近なところで得られる恋愛を求めてしまうのです。
しかも割り切った関係の築きやすいダブル不倫ならば、期間限定の恋に向いています。
4,同窓会で再会して
同窓会で元カレ、元カノに再会して火が付くパターンや、久しぶりに会ったら魅力的になっていてときめくパターンです。
「盛り上がって一夜の過ち」が一夜で済まず…。
元々気心知った仲のうえ、お互い帰る家庭があるので気軽に関係が続いてしまいやすいです。
▼同窓会不倫の詳細はこちら
5,SNSやバー・合コンなどの出会いの場で
肉食系の人種は、自ら出会いの場に踏み込み出会いを掴みます。
ナンパやSNSなどで知らない人と出会い、割り切った不倫を楽しむのが特徴です。
相手が本気になると面倒なので既婚者を選びます。
共通の知り合いがおらず、最初から「不倫をする」つもりで出会うため警戒心が強く、なかなか発覚しません。
6,妻の出産前後
妻が出産で里帰りしていて、留守にしている最中に不倫をします。
妻が傍にいないのをいいことにハメを外してしまったり、妊娠中や出産後にセックスができない不満を解消したりする不倫です。
妻が留守にしているのにかこつけて、ホテル代を浮かそうと自宅で行う男性もいます。
ダブル不倫で本気にならないよう気をつけること
ダブル不倫の特徴とメリットは「双方の割り切り」にあります。
だからこそ、本気は危険ですし、いばらの道です。ダブル不倫で本気になるリスクと回避方法を知っておきましょう。
1,本気のダブル不倫ほど辛いと心得る
お互いに家庭があるので将来のことを考えられません。独身との不倫よりも、はるかに一緒になるのが困難です。
独占欲が出てきてもお互いを1番にはできません。
また、ダブル不倫は「割り切り」で関係がスタートすることが多いので、自分だけが本気になっても相手がそうとは限らない点も辛いです。
本気になってしまうと、付き合っているのに片思いのような気持ちを味わうでしょう。
2,家族に対する罪悪感を忘れない
付き合いが長くなってしまうと罪悪感は薄れがちです。
優しくしてくれない、自分の気持ちを分かってくれないなど、家族に対する不満から不倫に走ったケースもあるでしょう。
しかし、他の対処法ではなく、不倫という行為を選んだのはほかならぬ自分自身です。
家族のせいにして不倫を正当化してはいけません。
罪悪感を常に持ち続けることで本気になる気持ちを抑えましょう。
3,不倫は遊びの恋愛でゲームだと楽しむ
不倫に結婚というゴールを求めると辛くなります。それがダブル不倫ならばなおさらです。
これは「ただの息抜き、自分が楽しむためにしていること」なのだと言い聞かせましょう。ゲームなのですから、のめり込み過ぎてはいけません。
大人にとって、ゲームは余暇で楽しむ物です。
4,相手の家族の話をされても嫉妬しない
相手から家族の話をされた時には嫉妬するのではなく、「また相手について新しいことを知ることができた!」とポジティブに捉えましょう。
嫉妬は独占欲に繋がり本気になりやすいです。
また、相手の家族を知ることで本気にならないように心にブレーキをかけることもできます。
5,長い付き合いになったら考え直す
お互いに家庭を持っているダブル不倫は長く継続するのが難しい関係です。
1年以上続いているのならば、関係を見直しましょう。
長く続けば続くほど情が湧いてしまいやすくなります。
自分の気持ちをコントロールして楽しめない状態になってきたのならば、その不倫は潮時だと考えてください。
ダブル不倫が終わる瞬間5選
不倫にはいつか終わりがきます。ダブル不倫がどんな瞬間に終わるのかについてまとめました。
盛り上がっていても終わるときはあっという間です。
1,依存度が高くなってきた時
相手の家族に嫉妬するようになったり、好きすぎて会えない時間が辛くなってしまったりしたときは、このまま関係を続けても苦しいだけです。
ダブル不倫は楽しくなければ続ける意味がありません。
ゲームとして楽しめなくなってしまったのならば、それ以上はやめましょう。
もう十分に楽しんだし、残っているのは渋い出がらしのような感情だと思うこと。
2,夫や妻にダブル不倫がバレそうな時
ダブル不倫はバレてしまうと家族、職場などの人間関係が悪くなります。
離婚や解雇などもありえるでしょう。さらには慰謝料など、金銭面の問題もあります。
バレそうになったり、怪しまれたりしたのならばそこでおしまいにするのが賢明です。
バレてからでは遅すぎます。
3,家族や仕事が忙しくなった時
妊娠や出産、子育て、仕事などが忙しくなり、不倫の為の時間が取れなくなってきたと感じたり、相手が言ってきたりした時は「不倫の優先度が下がった」時です。
不倫よりも重要なことができたのだと受け止めましょう。
このタイミングで不倫を終わりにさせると、忙しさが寂しさを埋めてくれるので最小限のダメージで済みます。
4,家族への罪悪感を持った時
自分の配偶者や子ども、相手の家族に対して「裏切って申し訳ないな」と罪悪感を抱いたのならば、それ以上続けても辛くなるばかりで不倫を楽しめません。
悲劇の主人公に浸らずに、ダブル不倫に終止符を打ちましょう。
罪悪感を抱きながら不倫関係を続けていると「酷いことをしている」自分や相手のことも、やがて嫌いになってしまいます。
5,ダブル不倫の相手に飽きてきた時
付き合い始めたばかりの頃は刺激やスリル、トキメキなどが味わえて楽しかったけれど、最近はマンネリ化してきたし、相手が図々しくなってきたなと感じたのならばそろそろおしまいにしましょう。
普通のカップルならばマンネリ化した先にも結婚や子育てなど、次のステップや目標がありますが、ダブル不倫にそんなものはありません。
ダブル不倫は、恋愛の1番楽しい時期が過ぎればあとはただ下り坂が続くだけです。
リスクを冒してまで続けるメリットはありません。
▼不倫の終わらせ方はこちら
ダブル不倫からの結婚はあり?
ダブル不倫からの離婚→再婚コースを目指す場合についてまとめました。
「絶対に無理!」とまでは言いませんが、ある程度良い条件がそろっている状態で、双方が努力を重ねる必要があります。
基本的には離婚前提ではない
ダブル不倫には「お互いの家庭を壊さない」という暗黙のルールでスタートします。
そのため、よほどのことないと離婚はしません。
リップサービスとして「いつか一緒に暮らせたらいいよね」と言い合う程度です。
出会ってすぐか、10年以上の付き合いは再婚もあり
ダブル不倫の関係が10年以上続いている場合は「一時の気の迷い」ではないので周囲の理解が得やすいです。
子供の手が離れた後ならば、離婚と再婚も比較的受け入れてもらいやすいでしょう。
逆に、出会ったばかりのタイミングも「勢い」でどうにかなる場合があります。
お互い子どもがいないならあり
配偶者のことは嫌いであっても、子どもは好きという人が多くいます。
また、子どもがいる状態での離婚・再婚は子連れ再婚や養育費の問題が避けられません。
一方、お互いに子どもがいない状態ならば精神面でも金銭面でもハードルは下がります。
子供がいて近所でW不倫だった場合は、子供同士が友達の場合もあります。子供にとって精神的ダメージを与えます。
子供がいないなら考えてみるのはありでしょう。子供がいるなら思いとどまることも大事です。
家庭を捨てて新しい道を歩みたいならあり
夫婦関係が冷めきっている、配偶者にDVされているなど、ダブル不倫は関係なく、早く離婚したい、新しい人生を踏み出したいと考えているのならばアリです。
ただし、この場合は離婚と再婚を別問題として考えましょう。
自分は家庭を捨てることができても、相手も同じとは限りません。
逆に相手が離婚したからといって、自分との再婚を望んでいると受け取るのは早計です。
片方だけ独身に戻り、結婚生活を継続している相手と恋愛を続ける場合もあります。
▼不倫から結婚を考えるならこちら!
どちらも既婚者であるダブル不倫は家庭を壊すリスクが少ないまま割り切った関係を楽しめるのがメリットです。
しかし、だからこそ将来性は薄く、本気になると苦しみは大きくなります。
ダブル不倫に楽しみよりも辛さやもどかしさが増えてきたらこの後どうしたいのか、関係を今一度見直してみましょう。