好きじゃない人と結婚しても幸せになれるでしょうか?
結婚はものすごく大好きな人とするものだと思い込んでいませんか?
嫌いな人との結婚は論外ですが、「ものすごく好きで好きでたまらない相手」ではないけれど、結婚してみたら案外幸せだったという人は多いです。
幸せな結婚生活を送るのに必要な要素は「好き」だけではありません。
好きじゃない男性との結婚は「あり」
好きでない男性との結婚、結論から言うと「有り」です。
なぜなら、好きな男性と好きじゃない男性、どちらと結婚しても幸福度にあまり差はありません。
結婚するときはラブラブでも、離婚に至ってしまうカップル、芸能人でも多いですよね。
いっぽうで、「まぁいいか」程度で結婚し、オシドリ夫婦になるパターンもあります。
結婚生活の幸福度は「好き」だけでは測れません。
恋愛の好きでないけど「人として好き」「尊敬できる」なら、結婚生活が成立することも十分に考えられます。
好きに越したことはありませんが、そのほかの部分、信頼や安定、尊敬、思いやりなどの要素も重要です。
好きすぎて居心地が悪い可能性もあれば、好きでなくても自分自身をさらけ出せる自然体な相手だからこそ居心地が良い可能性もあります。
戦略的な結婚でも、あなたが幸せなら完全にありです。
好きじゃない男性との結婚がアリな理由8選
好きじゃない男性との結婚がアリな理由を紹介します。
結婚に必要なのは好きで好きでたまらないほどの情熱ではありません。結婚は「一緒に生活する」、「家族になる」ことです。
1.恋愛とは違うから
結婚には生活力が必要です。
好きな気持ちだけで生活は成り立ちません。
経済力や危機回避能力などが高い男性と一緒になると、心配ごとの少ない日々が送れます。
金銭面はもちろん、Wi-Fiの設定、引越しの段取り、防犯意識、親戚付き合い、公的書類の管理などをソツなくこなせる能力は結婚相手として頼もしいです。
情熱的な「好き」という気持ちが湧かなくても、感謝や尊敬の念などを抱くようになるでしょう。
2.自己肯定感が高まるから
男性の方があなたを好きな場合、大事にしてもらえます。
あなた自身はそこまで彼を好きでなくても、大事にしてもらえることで自己肯定感が高まり、幸せを実感できるでしょう。
毎日、好きだ好きだ、君と結婚出来て僕は幸せ者だ、と言われるのは気分の良いものですよ。
「女は愛するよりも愛される方が幸せ」というやつですね。
3.支えてもらえるから
あなたを優先してくれる男性と結婚すれば、精神的・肉体的に辛い時に支えてくれます。
体調不良の時やメンタルが下がっている時、悩みがある時などに親身になってくれます。
自分の予定や希望を変更し、病院に付き添ってくれたり時間を作ってくれたりもするでしょう。
「愛されている」「大切にされている」と実感できます。
反対に、あなたの方が好きだと辛くても我慢する場合が多いです。
男性が勝手に予定を作ってでかけてしまっても、連絡なく帰宅が遅くなっても辛抱しがち。
そのうち、「好きな人と一緒に居られればいい」という気持ちだけで割り切れなくなるでしょう。
4.苦労が少ないから
あなたを大切にする男性と結婚すれば、女性問題や金銭面での気苦労が少ないです。
浮気しないかしら?家計が傾くほど浪費しないかしら?などという心配がないので心穏やかに生活を送れます。
あなたの意見や希望をなるべく叶えようとしてくれるでしょう。
故意にあなたを困らせはしません。
5.イベントを楽しめるから
情熱的な愛情がなくても、生活基盤が安定していれば、様々なライフイベントを楽しめます。
子育て、マイホームや車の購入、旅行やお祝い事など、お金を理由に諦める必要がありません。
節目節目のイベントを一緒に積み重ねていくことそのものが楽しく、夫婦の絆や愛情を深められます。
逆に言えば、生活基盤が安定しないと「好き」の気持ちは続きません。
6.ギャップを楽しめるから
そこまで好きではない男性と結婚すると、良い意味でギャップを楽しめます。
・顔はアレだけれど、本当に優しい
・頼りなく見えていたけれど、仕事頑張ってたんだ
・センスがないと思っていたけれど、意外とロマンチスト
などなど、様々な発見があるでしょう。
今とても好きでなくても、結婚後に愛情を深めることは可能です。
生活を共にしないと見えない素敵な一面をたくさん見つけてください。
7.期待しなくて済むから
「そこまで好きじゃない」男性には、期待しません。
燃えるような恋愛結婚だと、結婚後の生活も理想が高くなりがちです。
最初からそこまで結婚生活に期待をしていないので、大きく落ち込むようなことはなく、平穏な生活を送れます。
また「そこまで好きではない」からこそ、結婚後、自動的に幸せになれないことを分かっています。
良い結婚生活を送るためには、協力して頑張らなければ!という気持ちになりやすいです。
8.幻滅しなくて済むから
最初からそこまで好きではないので、結婚相手に幻滅しません。
少し気が利かなくても、センスが悪くても、話が合わなくても「まぁ、そんなもんよね」と受け入れられます。
気持ちの浮き沈みが少ないので、穏やかな生活を送れます。
一方、好きで好きでたまらない相手だと、ちょっとしたことで幻滅しやすいです。
好きじゃない男性との結婚に失敗するNG行動8選
好きじゃない男性との結婚は、テンションが上がらないかもしれません。
しかし、そこでNGな行動をすると2人とも不幸になります。
1.相手を責める
「どうしてもっと〇〇してくれないの!」と責めるのは、誰に対してもダメです。
相手がどんなにあなたのことを好きであったとしても、やがて限界がきます。
相手が言い返さないからといって、何を言ってもいいわけではないし、何も感じていないわけでもありません。
不満があるときは責める以外の方法で解決を図りましょう。
2.相手を見下す
「こんなこともできないの?」「こんなことも知らないの?」など、相手を見下す発言や態度はいけません。
誰にでも得手不得手はあります。
相手の至らない部分ばかりを見るのではなく、尊敬できる点を探してください。
見下される・見下すの関係は長続きしません。結婚相手の愛情はやがて枯渇します。
「結婚後は片目をつぶって相手を見るべし」という先人の教えもあります。
3.相手の悪口を言う
相手の家族や自分たちの子どもに、夫の悪口を吹き込むのはやめましょう。
身内の悪口は、聞かされて気分のいいものではありません。本人の耳にも入りやすいです。
逆の立場になって想像してみてください。信用を無くしますよね?
夫の愚痴や不満を漏らす場所はよく考えましょう。
4.お金を浪費する
ストレス解消やご褒美を理由にした過度な浪費は、結婚生活を破綻に導きます。
お金の使い方が荒い人とは生活を共にできません。
堅実な男性ほど、金遣いの荒い女性には早々に見切りを付けます。
最近はスマホ1つで簡単に買い物や課金ができてしまい、クレジットカードの明細も郵送ではありません。
浪費が発覚するまでに時間がかかり、額が大きくなってしまうため、取り返しのつかないことになりやすいです。
収入の良い人と結婚したとしても、結婚相手はあなたに浪費させるために働いているわけではないのを忘れないでください。
5.スキンシップを避ける
そこまで好きでない相手と結婚した場合、接触を避けたい気持ちが湧くかもしれません。
しかし、夫婦である以上、スキンシップは大切です。
セックス以外にも、手をつなぐ、肩を寄せ合う、キス、ハグなど日常には様々なスキンシップがあります。
スキンシップは性的な満足だけでなく、「あなたを大切に思っています」という意思表示です。
これを怠ると、夫婦でいられなくなります。
6.「後悔してる」と言う
「結婚は間違いだった」「失敗した」などは禁句です。
軽い気持ちで言ったのだとしても、聞かされる方は全く笑えません。
これを言われてしまうと「一緒に頑張る気持ちが無い」とみなされます。
あなたは「我慢してあげている」という押しつけがましい気持ちだったとしても、相手が「一緒にいる意味がない」という結論に達するのは時間の問題でしょう。
7.家事・育児を放棄する
最低限の家事・育児はしてください。
何もかもを相手に任せきりだと愛想を尽かされます。
何もせず、むしろ男性の負担を増やしてばかりならば、一緒にいる意味がないと判断されるでしょう。
手を抜くこと自体は問題ありません。
8.婚外恋愛しようとする
家庭の外で恋愛するのは許されません。
裁判沙汰になったり子どもや信用を失ったりするリスクがあります。
結婚とは契約です。
ときめきが足りないのならば、アイドルなどを応援して発散しましょう。
好きじゃない男性と結婚して幸せになった女性の体験談3選
とっても好きってわけではない男性と結婚し、幸せに生活している実体験を紹介します。
心地よく暮らそうという気持ちを持ち続けることが、秘訣です。
1.タイプではないけれど
知人の紹介で知り合った男性と結婚しました。
めちゃくちゃタイプというわけではありませんでしたが、親からも結婚を催促されていたし、万一失敗しても年齢的にまだやり直せるという軽い気持ちでした。
結婚イベントは私の意思を尊重してくれ、ライフプランも真剣に考えてくれる姿に好感度が日に日に増していきました。
私も彼を大切にしなくてはという思いが募り、結婚前よりも結婚した後の今のほうがずっと好きです。
(28歳・Kさんの場合)
「私も彼を大切にしなくては」という思いが成功の秘訣ですね。
恋愛で盛り上がらなくても、結婚後に愛を深めるチャンスはたくさんあります。
2.頼もしい一面を見た
5年付き合った彼氏と結婚しました。
腐れ縁で、ときめきも既になく、惰性で入籍したようなものです。
こんなんで大丈夫かなと不安でしたが、子どもができると関係性に変化が訪れました。
彼の頼もしい一面に「家族になったなぁ」という実感が湧いてきて、今では幸せな日々を送っています。
(32歳・Oさんの場合)
お子さんの誕生が良い方向への転機になりました。
もともと気心が知れた関係で、協力体制が築きやすかった点も大きかったのでしょう。
3.大切にされていると実感
結婚相談所で紹介された男性と結婚。
婚活に疲れていて、正直「誰でもいい」という心境でした。
顔はタイプでないし、収入もそこまで…な相手ではありましたが、もう、とにかく結婚して落ち着きたかったんです。
でも、結婚後はとても私を大切にしてくれて、「結婚ってこんなに良いものだったんだ」「この人を選んで正解だった」と実感。
今までの苦労が報われた気がしました。
(40歳・Aさんの場合)
「誰でもいい」というのは「誰にでも合わせる」という裏返しだったのでしょう。
Aさんが結婚相手を大切にしたからこそ、結婚相手もAさんを大切にしたのだと思われます。
胸を焦がし、「この人じゃなくちゃ嫌!」という情熱を抱くような相手でなくても、幸せな結婚生活は送れます。
一緒に生活するうえで大切なのは信頼や誠実、安定、思いやりなどだからです。
一緒に生活を作り上げていこうと2人で頑張ることができれば、幸せを掴めます。
「熱烈に好き」ではなくても、結婚を考えることができる相手だからこそ、この記事を読んでいるはずです。
何年も一緒に美味しいものも不味いものも食べ、同じ洗剤で服を洗い、住宅ローンを返し、子育てをしていれば、やがて好きや嫌いの次元では語れないような唯一無二の存在になります。