不倫相手から連絡が来なくなると、「このまま自然消滅するの?」「また連絡が来る可能性はある?」と気になってしまうでしょう。
そこで今回は、不倫における自然消滅の実態や既婚者の本音を解説します。
どんな恋でも終わるのは辛いものです。しかし、不倫は複雑な恋です。
広い視野を持って今後のことを考えていきましょう。
目次
不倫を自然消滅させたい男性はほぼ10割
「不倫している既婚男性」50人にアンケートを行いました。
・彼女から別れ話をする 3人
・自然消滅 47人
なんと、ほぼ全員が「自然消滅」を希望するという結果に!
自分から別れ話を切り出して悪者になりたくない、そんな気持が多くの男性に「自然消滅」という穏やかな別れ方を選ばせたのでしょう。
また話し合って別れる場合、円満にいけばいいですが、修羅場になるリスクがあるので、できれば避けたいのが男性心理です。
不倫を自然消滅させたい既婚者の本音
自然消滅で不倫を終わらせようとする既婚者の本音を見てみましょう。
1.奥さんと別れられない
既婚者男性が不倫に走るのは、多くの場合家庭や仕事のストレス解消目的です。
「結婚する相手を間違えた」「君しかいない」などと言っていても、結局は奥さんの所へ戻ります。
1度結婚してしまうと、愛以外のしがらみも深くなり、離婚は容易ではありません。
情、子ども、住宅ローン、世間体、お金など様々なものが足かせとなり、ほとんどの既婚男性は家庭の維持を選択します。
2.別れ話で揉めたくない
不倫関係を清算するのに、自然消滅は1番楽です。手間がかかりません。
正面から別れ話をしようとすると揉める可能性が高いです。
「奥さんにバラす」「手切れ金が欲しい」など、修羅場に発展するリスクがあります。
そのため、穏やかにフェードアウトしたいというのが既婚男性の本音です。
不倫を「いい思い出」のまま終わらすのを望んでいます。
3.あわよくば復縁したい
自然消滅は曖昧な別れ方です。はっきりとしたケジメが存在しません。
だからこそ、復縁の可能性が残っています。
実際に何度も自然消滅と復縁を繰り返す不倫カップルは珍しくありません。
ただし、復縁後も「都合のいい女」以上にはなれません。
既婚者側があなたから距離を取りたくなったら離れ、そして遊びたくなったらよりを戻すだけです。
復縁の選択肢を握っているのは女性側ではありません。
自然消滅以外の不倫の終わらせ方3つ
自然消滅以外の不倫の終わらせ方を見てみましょう。
1.別れ話をする
しっかりした区切りがあると、気持ちの整理ができます。
新たな恋愛にも進みやすいです。
相手から連絡が来なくなったら自分から連絡してみましょう。
どうせ終わるのならば、きちんとケジメをつけるのがベストです。
別れ話をすれば「職場での態度を変えない」「誰にも言わない」などの約束もできます。
話し合いは気まずいですが、そこを乗り越えれば穏やかな日々が手に入りやすいです。
2.奥さんにバラす
奥さんにバラし、奥さんから既婚者を奪うのを狙います。
しかし、これはリスクが高すぎるのでおすすめできません。
男性が「家庭がうまくいっていない」「いずれ離婚する」などと言っていても、真実とは限りません。
奥さんにバラすと修羅場になったり慰謝料を請求されたりなど、あなたにもダメージがあります。
男性が「何てことしてくれたんだ!」とあなたを敵視するかもしれません。
3.奥さんから略奪する
男性が進んで離婚をするケースもあります。
あなたは何もすることなく、独身に戻った彼氏と堂々と結ばれる道が開けます。
この場合、奥さんに自分の存在を決して悟られてはいけません。
このケースは不倫の成功例と言えるでしょう。
とはいえ、不倫相手と再婚してもうまくいくかは未知数です。
不倫を繰り返すタイプの男性だと、今度はあなたが妻の立場として悩むことになるかもしれません。
不倫が自然消滅せずに継続すると起こる3つのケース
自然消滅で不倫を終わらせない場合、どのような展開が待っているのでしょうか?
1.婚期を逃がす
「もう少し待てば奥さんと別れて私と再婚してくれるはず」「いつか終わらせなきゃいけないのは分かっているけれど、あと少しだけ」などと思っているうちに月日は経ちます。
年を重ね、不倫にハマって婚期を逃がしてしまった、なんてことも。
不倫する女性の約半数は、半年~3年のスパンで既婚男性と付き合っているというデータがあります。
また、不倫は若い女性が多いイメージですが、30~40代女性も多いです。
結婚が全てではありませんが、いずれ結婚をしたいと思っているのならば、既婚者に関わっている時間は無駄にしかなりません。
2.ストレスが溜まる
既婚者は家族を優先します。
誕生日、クリスマス、週末、バレンタインなどは不倫相手よりも家族優先です。
そのため、独りぼっちで過ごさなければなりません。
会いたいときに会えない、堂々とデートできない、誰にも言えない、そんなストレスを抱え込みます。
「秘密の恋」に燃える女性もいますが、しばらくすると虚しさを感じます。
「世の中の他の女性はこんなに楽しそうなのに、私は何をやっているんだろう」という考えから逃れられません。
3.人間不信になる
「妻とはずっとレス」と言っていたのに、実は奥さんが妊娠していた…といった事態は、不倫あるあるの一つです。
「妻とは別れる」「妻とは仮面夫婦」「君だけを愛している」などの言葉を信じ、そして裏切られると人間不信になります。
不倫をする既婚男性はとにかく口がうまいです。
女性慣れしてないちょっとダサい雰囲気で、朴訥に、しかしとても誠実そうに愛をささやくタイプはとくにタチが悪いです。
しかししょせん口だけで、行動が伴いません。
あなたばかりに我慢を強いる男性に、身も心も削られ続けます。
▼不倫をやめたい場合はこちらもどうぞ。
自然消滅せず、不倫を続けるなら覚悟すべきこと5つ
それでも不倫を続けたいというのならば、以下の5つを覚悟してください。
1.慰謝料を請求される
結婚は貞節を守る義務があります。
奥さんは夫だけでなく、不倫相手であるあなたにも慰謝料を請求できます。
相場は大体以下の通りです。
(男性が)離婚する場合:100万円~300万円
(男性が)離婚しない場合:数十万円~100万円
しかし、相場はあってないようなものなので、「300万円用意したから大丈夫!」というものではありません。
この他に弁護士相談費用などがかかることも。
また、不倫相手が離婚してあなたと再婚した場合、2人で無一文からスタートし、さらに長年にわたって養育費の支払いが必要かもしれません。
2.離婚しないパターン多数
不倫の場合、「離婚する・しない」「許す・許さない」の選択権を持つのは奥さんです。
そして、不倫が発覚しても離婚を選ぶ奥さんは多くありません。
不倫に傷ついても、当面の生活や子どものこと、経済面、あるいはまだ愛情が残っているなどで、そう簡単に離婚は選ばないのです。
また奥さんが愛想をつかしたとしても、あなたの望むタイミングで離婚するほど甘くありません。
そのため不倫が明るみに出ても、慰謝料だけ払わされ何も残らないパターンは良くあります。
不倫をしていると「純粋な愛が最も強い」と思ってしまいやすいですが、世の中それほど単純ではありません。
3.友人・知人を失う
不倫に嫌悪感を示す女性は多くいます。不倫しているのがバレると疎遠になりやすいです。
社内不倫の場合は同僚や上司・部下の信用も失いかねません。
「倫理に反することをする人」というレッテルがずっとついて回ります。
あなたにとっては一途な恋だったとしても、周囲からは「よくあるだらしない関係」にしか見えません。
4.失業する
社内不倫や不倫相手の地位が高いと、会社から退職を促されるケースがあります。
男性は降格で済むのに、女性は退職に追い込まれるという理不尽なパターンは少なくありません。
職を失ったうえに慰謝料の支払いまでしなければならないことも。
とはいえ、職場に残る場合も強靭なメンタルが要求されます。
5.再婚に失敗する
不倫を繰り返す男性は少なくありません。
奥さんから略奪できたとしても、今度は妻の立場で不倫に悩まされる可能性があります。
不倫経験があるからこそ、些細な夫の不倫のサインに敏感です。結婚生活で常に不倫を疑うことになり、家庭が崩壊します。
また「イケナイ関係」だからこそ燃えていただけで、生活を共にすると気持ちが冷めてしまうケースも多いです。
▼不倫から結婚した時の注意点
不倫を自然消滅させた女性の体験談3選
最後は、不倫を自然消滅で終わらせた女性の体験談をご紹介します。
1.27歳女性・Aさんの場合
職場の先輩と半年間不倫。部署異動があったことで会う機会や連絡が減り、徐々に疎遠に。
もしかして異動先で新しい出会いがあったのかも?たまたま違うフロアで彼を見かけた際、やけに親しげにしている女性を発見しました…。
連絡が来なくなって寂しかったけど、その2ショットを見て一気に気持ちが冷めました。
これからは友人や親に堂々と交際を報告できる、真面目な恋愛をしようと思っています!
連絡が来なくなったと思ったら、さっさと新しい不倫相手を見つけていたパターンです。
自分と同じ男性にハマってしまった女性を見て、「かえって良かった」とホッとしたでしょう。
物理的な距離ができると、関係も清算しやすくなります。
2.28歳・Oさんの場合
テニスサークルで知り合った年上の男性と1年間不倫。
最近連絡が減ったな…と思っていたらなんとお子さんができてました。
「妻とは別れようと思ってる」って言ってたのに?あの言葉はなんだったの?と愕然。
でも、たまたま街中でお腹の大きな奥さんと彼を見かけて諦めがつきました。
自分のしていることは奥さんと赤ちゃんの幸せを壊しかねないと自覚。
完全に自然消滅を狙った彼の作戦に、乗ってあげようと思っています。
相手の家族の存在を目の当たりしてから、自分のしていることの大きさに気づいたパターン。
相手の男性を責めたり恨んだりせず、別れを選択した点に懐の深さを感じます。
3.43歳・Aさん
職場の部下と2年間不倫。
職場でもプライベートでも「必要とされている」と思っていたのに、男性がちゃっかり第2子をもうけたことに愕然として、関係を清算しようと決意しました。
彼からは何度か連絡が来たものの、断固スルー。
そのうち連絡は来なくなり、やっと「仕事仲間」に戻れそうです。
これからは自分の幸せを見直し、ちゃんと新しい出会いを探そうと思っています。
男性からは連絡が来てしまっていたが、断固スルーして無理やり「自然消滅」させたパターン。
2年間に及ぶ不倫期間、そのうえ同じ職場というデメリットがあったにも関わらず、潔さと鉄の意志を感じます。
不倫する男性は、総じて口のうまい者。
今後、この関係を続けていても未来は無いと悟ったのでしょう。
不倫は自然消滅が多い!でも「自分の幸せ」を見直して
不倫の場合、自然消滅でも復縁の可能性はあります。
しかし、ズルズルと不倫関係が続く場合が大半です。
「自分の幸せ」がなんなのかをもう一度見直してみましょう。
自然消滅は、関係を清算するチャンスです。