結婚前提に付き合うとはどういうことでしょうか？
普通の交際との違いや男性心理、メリット・デメリットなどについて深掘りします。
恋愛を結婚という目的の手段にする付き合い方について知りましょう。
注意点に気を付ければ恋愛の楽しさだけでなく、未来への希望もつかめます。
目次
結婚前提に付き合うのと普通の交際の違い/婚約との違い
結婚前提のお付き合いの意味、普通の交際との違い、婚約との違いについて説明していきます。
結婚前提のお付き合いの意味とは
結婚前提のお付き合いは、結婚というゴールに向けたお付き合いになります。
結婚したらどうなるのかを想像しながら付き合い、結婚に向けた話し合いも必要になります。
結婚前提の交際をする場合、相手のことが好きであるのは大前提ですが、それだけではなく、「将来性」について見極めなければなりません。
「価値観」や「お金の使い方」「親や親戚関係」について考えることで交際が有意義になる可能性もありますが、味気ないものに変わってしまうこともあります。
交際との違い
結婚を意識していない交際は、好き同士が一緒の時間を過ごしているにすぎません。
つまり、結婚や将来のことを気にせず「今」を2人で楽しんでいる状態です。
何かトラブルがあっても、見て見ぬ振りをすることでその場をやり過ごせます。
しかし、結婚前提のお付き合いとなると、見過ごしてしまえば結婚生活に大きな影響が出てしまいます。
ただ、恋愛の延長に結婚があると考えている人にとっては結婚前提の交際と普通の交際に大きな違いはありません。
婚約との違い
婚約はプロポーズを受けて、正式に結婚が決まっている状態のことを言います。
お互いの意識が「結婚しよう」と統一されている状態です。両親に挨拶するなど、入籍に向かって準備する期間でもあります。
実際に結婚生活の基盤となる家を決めたり、お金のやり繰りを決めたり、子供はいつ欲しいなどを決めます。
結婚前提のお付き合いより、もっと具体的なことを話し合うことになります。
「結婚前提に付き合う」交際のメリット5選
結婚前提に付き合うメリットを紹介します。結婚願望がある人にとって非常に重要です。
1.結婚できるかモヤモヤしなくて済む
結婚願望のある女性にとって、今の彼氏と結婚できるのかは重要な問題です。
「愛さえあれば良い」「形にはこだわらない」というわけにはいきません。
とはいえ、あまり催促すると破局してしまうのでは？とモヤモヤすることも…。
結婚前提の交際なら「結婚」というゴールを見据えた付き合いのため、結婚の意志を確認しなくて済みます。
いわゆる結婚適齢期の女性にとってこの工程を省けることはとても大切ですよ。
2.交際期間が比較的短い
結婚前提の交際の場合、1年以内に答えを出すことが多いです。
良くも悪くもダラダラと付き合い続けずに済みます。
交際を結婚への足掛かりだととらえている人にとって、とても合理的です。
何年も付き合った挙句に成婚に至らず、また出会いをゼロから探すのでは心が折れてしまいます。
3.相手の両親に早めに会える
結婚前提の交際の場合、両親への紹介が早い傾向があります。
両親への挨拶がスムーズだと、さらに結婚への道が確かなものになりますし、その後の展開が早いです。
双方の両親が認め、応援してくれると安心して交際、そして結婚へと進めます。
いい年をした大人同士の交際であっても、「両親に挨拶をする」というのは大切なケジメです。
ここが早いと、祝福される結婚になりやすいですよ。
4.堂々と結婚準備の会話ができる
結婚前提の交際ならば、交際中から具体的な結婚の話ができます。
彼氏のリアクションを確かめながらおそるおそる話を振る必要はありません。
結婚式や新婚旅行、新居、家計運営など、かなり込み入った話も大丈夫です。
交際期間は交際を楽しむだけでなく、結婚生活のすり合わせ期間になるでしょう。
5.同棲を始めやすい
結婚前提の場合、スムーズに同棲することもできます。
一緒に住めば結婚準備も楽です。
結婚前提ならば、双方の親の了承も得やすいでしょう。
ただ、「事実上の結婚」になってしまわないように気を付けてください。
同棲するのならば期限を区切り、期日には必ず入籍（もしくは別れる）ようにしましょう。
「結婚前提に付き合う」交際のデメリット3選
結婚前提の交際のデメリットについても知りましょう。
1.恋愛中のドキドキが少ない
最初から「婚約者候補」という認識で相手に接するため、恋愛のドキドキは味わいにくいです。
ともすると減点方式で見てしまいかねません。
優しくされても「うれしい！」ではなく「うん、合格！」という感想を抱いてしまうかも。
結婚についてばかり考えていると、味気のない交際になってしまいます。
そのうえ「なんか楽しくないから結婚は無理かも」となってしまいやすいです。
2.別れづらい
結婚前提の交際の場合、破局は婚約破棄に相当する重さがあります。
よっぽどの理由がない限り、なかなか別れられません。
「何となく好きじゃなくなった」では別れにくいです。
当人同士だけでなく、周囲も含めて「これはしょうがないよね」と納得できるだけの理由が求められます。
3.自分の気持ちを見失いがち
「結婚」に囚われ過ぎてしまい、純粋に彼氏が好きなのかただ結婚したいだけなのか分からなくなります。
「そこまで好きじゃないけど、このまま結婚していいのかな？」などと悩むことも。
多少引っかかることがあっても「ここまできたんだし」「またゼロからやりなおすの？」などと思ってしまいやすく、後戻りするのにかなりの勇気が必要です。
ちゃんと相手のことを好きになる前に結婚について考え過ぎてしまい、マリッジブルーを拗らせてしまうこともあるでしょう。
「結婚前提に付き合う」ときの注意点3選
結婚前提に交際するときに心にとめて欲しいことを紹介します。
1.男性を人として好きかチェックする
条件だけ見るのではなく、「人として好きか」「尊敬できるか」をチェックしましょう。
「男性として好きか、愛せるか」はなかなか難しいですが、一人の人間として好意を持てるかはすぐに分かるはずです。
「人として好きになれない」場合、どんなに条件が良かったとしても、上手くいきません。
目を逸らそうとしてもどんどん辛くなってきます。
2.簡単にお金の貸し借りをしない
「もうすぐ結婚するから」と簡単にお金の貸し借りをするのは危険です。
貸し借りをして別れづらくなることもあります。
また、貸しても返って来ないかもしれません。
結婚前の財産や借金は結婚しても共有されないので、そこは線引きしましょう。
甘く考えている人は結婚後も金銭面のだらしなさで苦労します。
3.「お試し」感覚で同棲する
同棲する場合は「お試し」感覚で行いましょう。
家具や家電はなるべく持ち寄りにするようにし、新規購入はおすすめしません。
最初から全て新品でそろえてしまうと「やっぱりダメだった」ときに離婚に匹敵するほど大変になります。
同棲生活が上手くいき「このまま結婚に進んでも大丈夫だね」となったら2人で吟味して少しずつ買い替えていきましょう。
「いざとなったら後戻りできる」ようにしておくことも大切です。
結婚前提の交際を申し込む男性心理5選
男性側は結婚前提の交際についてどのように考えているかを見てみましょう。
1.彼女を一人占めしたい
彼女を誰にもとられなくなく、真剣に大好きです。
結婚前提の交際の申し出は事実上のプロポーズのつもりでしょう。
彼女にも自分が結婚相手としてふさわしいかどうか見て欲しい、結婚について前向きに考えて欲しいというつもりで言っています。
このパターンであれば結婚まで一直線に進めます。
2.親を安心させたい
「結婚して親を安心させたい」という気持ちがあります。
「親を安心させられるならば結婚相手は誰でもいいのか」と感じてしまうかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。
自由恋愛を楽しみ続けるのではなく、親も安心するような誠実な人生を歩んでいくパートナーとして唯一無二の女性を選んだ、という意味です。
結婚相手にも自分と同じような堅実な女性を好む傾向があります。
3.結婚して落ち着きたい
「結婚して落ち着きたい」「もう恋愛に振り回されたくない」「家庭を営みたい」「子どもが欲しい」などという心理です。
男性も婚活には苦労しています。
無駄な時間や出費は避けたい心理に男女差はありません。
女性に「交際の楽しさ」だけでなく、一緒に「結婚」というゴールを目指すのを求めています。
4.彼女を安心させたい
妙齢の女性と交際している場合、真剣に交際をしているという誠意の表れです。
無責任な付き合い方はしない、何も約束しないままずるずると交際し続けることはしない、などということを意味しています。
「このまま、私達どうなるのかしら？」という不安を拭ってくれる優しい性格です。
安心して彼の胸に飛び込みましょう。
5.告白に真剣味を持たせたい
彼女が好きでとにかく付き合いたいパターンです。
「結婚前提」と申し出ることで成功率が上がるのではないか、自分の本気の気持ちが伝わるのではないか、と考えています。
実際のところ、「結婚」についてはあまり具体的に考えていないです。
とはいえ彼女のことが好きな気持ちは本当なので、その先に結婚があるのは嘘ではありません。
結婚前提の交際を申し込まれる方法3選
結婚前提の交際を申し込まれやすい出会い方を紹介します。
1.結婚相談所に入会する
結婚相談所は結婚するためのサービスです。
男女ともにダラダラとした交際はマナー違反とされています。
結婚相談所のスタッフも結婚前提の出会いや交際、そして成婚へのバックアップをしてくれるので、心強いです。
料金がそれなりにかかるという意味でも、双方ともに遊び目的では付き合えません。
2.結婚願望や年齢を伝える
感じの良い男性と親しくなったのならば、結婚願望があることを最初に伝えましょう。
「付き合うなら結婚前提で」とくぎを刺してください。
具体的にどのくらい付き合って何歳で結婚したいのか明言するのがポイントです。
ただし、あまりにも細かすぎると引かれてしまうので、さじ加減に気を付けましょう。
3.お見合いする
お見合いの目的は結婚です。
お見合いで出会い、交際をするというのはつまり結婚前提になります。
親戚・古い知り合いなど頼れるつてを利用して積極的にセッティングしてもらいましょう。
ただし、断る場合は失礼のないように気を付けてくださいね。
また、「結婚相談所はハードルが高いけれど、マッチングアプリのようなライトな出会いは望んでいない」という人は婚活アプリがおすすめです。
システムはマッチングアプリに似ていますが、結婚への本気度が違います。
結婚前提の交際は、結婚という目的に向かって2人で相性を確かめ合うことができる有意義な交際です。
今現在だけでなく、未来も考えた交際といえるでしょう。
ただ、結婚を意識し過ぎてしまうと「恋愛」というよりも「審査期間」のようになってしまって少し味気ないかもしれません。
大切なのは「ずっと相手と一緒にいたいかどうか？」なので難しく考え過ぎないようにしましょう。
結婚前提の交際をするのならば、結婚願望のある相手と出会える場に行くのがおすすめです。
