彼氏が束縛系な気がする…。
彼氏が私の〇〇を管理したがるのって普通?束縛されて嫌な気持ちになる私は愛情が足りないの?
束縛彼氏を持っていると、何が普通で何が異常なのかを見失い、受け入れられない自分が悪いのではないかなどと考えるようになります。
彼氏の束縛具合を客観的に知り、よい距離感で幸せな恋愛をする方法を探りましょう。
目次
束縛とは
束縛とは「相手の自由を奪う行為」です。
物理的・心理的に相手を拘束し、行動や考え方、プライバシーを制限します。
自分以外の相手と親しくするのを嫌がったり、予定を全部把握しようとしたりするなどは異常です。
恋人関係ならば、お互いの生活にある程度口を出すことはありますし、情報共有もします。
しかし、それが行き過ぎるのは健全ではありません。
束縛彼氏とは別れた方が良い?!
何事も「適度」は難しいです。
束縛は愛情からくるものもあり、適度ならば心地よく感じます。
しかし、行き過ぎた束縛は不幸を招きやすいです。
「彼氏の機嫌を損ねないようにしなければ」という考えが生活の中心になります。
さらに束縛彼氏の言いなりにしていると周囲との関係が断ち切られ、洗脳状態に陥りやすいです。
深刻な束縛状態から正常に戻るのは難しいので、過度な束縛が当たり前にならないうちに改善していきましょう。
改善が見込めるようならば、今すぐ別れる必要はありません。
束縛彼氏との付き合い方は変えられる?
束縛彼氏=即縁切り検討要員、ではありません。
あなたが言動を変えることで束縛彼氏が変わっていく可能性もあります。
後述の「束縛彼氏を変える方法7選」を試してください。
束縛の根底にあるのは不安や自信の無さです。
「束縛しなくても大丈夫」という安心を彼氏に実感させましょう。
束縛彼氏を変える方法7選
束縛彼氏を変える方法を紹介します。短期間でどうにかしようとするのではなく、継続していくことが大切です。
1.きっぱり「嫌」と伝える
嫌なことは嫌と伝えましょう。
恋人同士であっても、あなたの時間も体も心もあなたのもので、あなたに権利と自由があります。
彼氏の束縛を受け入れていると、いつまでも変わりません。
「いちいちどこで誰と何をするのかは報告しない」と宣言してください。
彼氏が「心配だから」と言っても、「信用されていないのかと思うと、悲しい」と答えましょう。
「心配だから」はあなたが彼氏の束縛を受け入れる理由にはなりません。
2.譲歩する・交渉する
「ここまではOK」「これは無理」などの線引きを共有しましょう。
拒絶する場合は「忙しいから」「疲れているから」「仕事中だから」など、明確な理由を示すと彼氏も納得しやすいです。
彼氏が要望を出すのならば、あなたも「私の状況を理解して欲しい」と要求しましょう。
また休日はいつもデートするのではなく、友達や家族と過ごす日や1人で過ごす日などの予定も組み込んでください。
3.友達に相談する
1人で悩んでいると視野が狭くなります。
何が普通で何が異常で、自分が何をするべきかが見えません。
友達に相談してみましょう。
あなただけではたどり着けない視点や考えをもらえる場合もあります。
順序だてて相談すること自体が、自分自身の頭の整理になります。
彼氏のことを知っている人ならば、具体的なアドバイスがもらえることもあるでしょう。
4.束縛彼氏の好物で釣る
好物で彼氏の機嫌を取りましょう。
美味しいものを食べればちょっとした喧嘩や不満などは吹き飛びます。
食べ物で誤魔化せられるときは誤魔化せばいいのです。
「束縛彼氏」は「束縛」という問題に目が行きがちですが、好物などの緩衝材でお互いの不満を逸らしていく方法もあります。
彼氏の機嫌のよくなる音楽、キャラクター、ゲーム、動画などで気を逸らし、争いごとを回避していきましょう。
5.「お預けタイム」を設ける
「お互いの時間を大切にしたほうが、会った時にもっと楽しめる」と提案しましょう。
会わない時間を作ることで、よりよい関係になると説得する作戦です。
「仕事に専念して、旅行資金作って贅沢に遊ぼうよ!」など、具体的な目標を提示するのもいいでしょう。
束縛彼氏のコントロールを目指してください。
6.交換条件を出す
「毎日LINEはできないから、デートの時にいっぱい話そう!」など、交換条件を出しましょう。
一方的に禁止や拒否するのではなく、自分が与えられるメリットを説明するのがコツです。
お互いに満足度が高くなるためにはどうしたらいいのかを2人で考えていきましょう。
彼氏が一方的にルールを決めるような状態に持っていかないようにしてください。
あなたの出す条件をことごとく「わがまま」「自分勝手」などと拒む場合はかなり認知が歪んでいるので注意しましょう。
7.「〇〇君が一番好き」と伝える
束縛は大抵、不安からきています。
愛されている自信がないので、自分から離れていかないようにあれこれ制限したがります。
そこで「〇〇君が一番好き」「〇〇君だけを愛している」と伝え、安心感を与えて自尊心を満たすと、束縛しなくても大丈夫になります。
「束縛しなくても、彼女は離れていかない」と彼氏が自信を持てるほどの、たくさんの愛情表現をしてください。
束縛彼氏を変える時の注意点3選
束縛彼氏を変える時の注意点を紹介します。そもそも「人を変える」というのが難しい前提を忘れてはいけません。
1.一気にやり過ぎない
束縛彼氏は情緒が不安定な傾向があります。
あなたが突然態度をガラリと変えると混乱する可能性が高いです。
上記の「束縛彼氏を変える方法7選」の方法は彼氏の様子を見ながら少しずつ導入していきましょう。
一歩ずつ焦らず、しかし確実に既成事実を増やしていくのがコツです。
2.時にはLINEで交渉する
直接対面で意見を言い合うと、お互いに感情が高ぶり過ぎてしまい、ケンカに発展するリスクがあります。
2人の性格や交渉内容によってはLINEを活用しましょう。
ショックな内容のLINEが送られてきたときや情緒が不安定な時にはすぐに返信してはいけません。
一晩寝て心を落ち着けてから返信しましょう。
あなただけでも冷静でいれば、話し合いがスムーズになりやすいです。
3.できるだけ冷静に話す
束縛にうんざりしていても、話し合いの際には冷静な態度を心がけてください。
あなたが感情任せに不満を訴えれば、相手は「束縛が嫌だった」ではなく、「交際が嫌だった」と受け取りかねません。
また1回で全て分かってもらい、彼氏に変わってもらおうと期待するのもやめましょう。
「時間がかかって当たり前。何度も試行錯誤をするものだと」という長期戦の構えで取り組んでください。
速効性を求め過ぎると、ストレスばかりが溜まります。
あなたの彼は束縛彼氏?!チェックリスト5選
彼氏の束縛が異常であるかどうか、自分では気が付きにくいものです。
チェックリストを参考にしてください。
また、チェックリストの項目にはなくても、あなた自身が困っているのならば、付き合い方を見直していきましょう。
1.返信が遅いとLINEを連投する
緊急性のある用件ではないのに、LINEの返信が遅れると連投されるのは普通ではありません。
「何しているの?」「おーい」「無視?」など、軽さを装いつつも必死さがにじみ出ているのならば、かなりあなたに執着しています。
自分も忙しい時は返信しないくせに、ヒマな時は絶対に構ってもらおうという姿勢が腹立たしいです。
2.休みの日の予定を知りたがる
デート以外の休日はどこで誰と何をしているのか詳細に知りたがるのは、あなたを常に把握していたがっているからです。
監視されているようで気分が良くありません。
「家でぼんやりしている」「女子会をする」などと答えても「本当に?」「『友達』って誰?いつ知り合ったの?」などと疑ったりしつこく聞いてきたりするようならば危険信号です。
普通のカップルでも、会わない時に何をしているのかは話のネタにしますが、尋問のような状態にはなりません。
3.男性のいる飲み会に参加させない
仕事の飲み会であっても、男性の参加者がいるのならば不機嫌になります。
「それ、本当に行かなくちゃダメ?断れないの?」などを、あなたが「やっぱりやめようかな」と言うまで続けることが多いです。
それでも行く場合はとても嫌そうな顔をします。
飲み会中に「いつ帰るの?」「もう終わった?」「迎えに行くけど」などのLINEが来ることも多いです。
4.交友関係に口を出す
「〇〇さんとは付き合わない方がいいんじゃない?」など、交友関係を支配したがります。
既存の関係を終わらせようとしたり、新しい知り合いを増やそうとするのを阻止しようとしたりします。
とくに彼氏が知らない人物との付き合いはいい顔をしません。
また、ちょっと他人を褒めると「裏があるんじゃない?」「洗脳とかされてない?マルチやってそうじゃん」など、ネガティブなことばかり言います。
5.自己中心的・マイペース
交際の主導権を握っているのは彼氏です。
そして、自己中心的でマイペースな傾向があります。
お店やデート内容を「君が決めて」「なんでもいいよ」とあなたに選択肢を与えておきながら、気に入らないと結局彼氏が決めることも多いです。
自分が決める時はもっともらしい理由をつけて、あなたを意のままに動かそうとします。
束縛彼氏がどうしても変わらなかった時の対処法3選
彼氏の束縛行為の改善が難しい場合の選択肢を紹介します。あなた自身がどうしたいのかを考えましょう。
1.別れる
「もうダメだ」と腹落ちしたら、見切りをつけましょう。
自分の人生を「彼氏を変えること」に費やす必要はありません。彼氏が敵に思えたならば、これ以上は無理です。
そもそも、相手への変化を期待するのはもともとリスキーです。
縁がなかったと考え、拗れる前に別れましょう。
見込みがないのに交際を長期化させるほど、共依存やストーカーのリスクが高まります。
2.物理的に距離を取る
「少し離れたい」「交際を見直したい」と伝え、距離をとりましょう。
別れをちらつかせることで彼氏に自分の行動を振り返ってもらう作戦です。
LINEを控えたり会わないようにしたりして、改善が見込めればまた交際を再開しても良いでしょう。
大切なのは「主導権を握らせないこと」です。
「来月まで」「この仕事が終わるまで」など、期間を明確にすると納得してもらいやすいですよ。
3.親や友達に話す
彼氏の束縛や感情が激しく、トラブルの予感があるのならば、身近な人に相談しましょう。
相談するときは自分がどうしたいのか(今すぐ別れる、フェードアウトを狙っているなど)を明確に伝えることが大切です。
「困っているんだぁ~」という話し方では「ノロケ」と思われ「ハイハイ、ごちそうさま」と聞き流されてしまうかもしれません。
深刻度はしっかり伝えましょう。
束縛彼氏を変える方法はあります。
しかし、変えることができるかどうかはケースバイケースです。
自分にできる働きかけをしつつ、効果が期待できるか見極めましょう。
どうしてもだめならば、無理に彼氏を変えようとせずに別れるのがおすすめです。
彼氏の束縛が緩められそうならば、彼氏を安心させ、より心地良い関係を目指しましょう。