結婚について深く考えた時に、「結婚ってなんだろう?」と原点に帰って考えたりしますよね。
結婚とは何なのでしょうか?なぜ人は結婚するのでしょうか?
結婚の概念にについて紐解き、結婚で大事なことを説明していきます。
目次
結婚とは
まずは、結婚とは何かについて紐解いていきます。
結婚の定義
結婚の定義は様々かもしれませんが、一般的な定義は、家族になること。
つまり、「結婚とは、パートナーと一緒に人生を生き、家庭を育んでいくこと」です。
生活を共にし、苦楽を共に経験し、子育てなどを通じて共に成長していくのです。
また、結婚は当事者だけではなく家と家との結び付きでもあります。
そういった特定の人・家族との結びつきのことを結婚といいます。
恋愛と結婚の違い
恋愛はうまくいかなかったらすぐに離れることが可能です。
また、浮気をしても罰せられることはありません。
それに比べて、結婚は責任が伴います。
法のもとで結ばれているので簡単に別れることはできませんし、財産の問題も伴ってきます。
不倫をしてしまえば罰せられ、慰謝料などの支払い義務が生じます。
結婚を法律の観点で見ると
「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。」
と定められています。
つまり、結婚とは、夫婦が対等な立場で、協力して生活していくこと。
どちらが上・下の主従関係はありません。
なぜ結婚するのか?結婚をする理由!
何のために結婚するのか、代表的な例を紹介します。
1.好きな男性を繋ぎとめるため
結婚には法的な拘束力があるのはもちろんですが、それだけではありません。
結婚して同じ場所に住み、家具や家電をそろえ、財産を築き、2人だけに通用するルールや言葉を作っていく…。
会いたい時に会う恋人とはレベルが違います。
このような生活をしていると「好きじゃなくなったから別れる」より「上手くやっていく努力をする」ほうが合理的です。
好きな男性を繋ぎとめるのに結婚は向いています。
2.子どもを産むため
子どもを望んでいるのならば、結婚したほうがスムーズです。
「結婚はしたくないけれど、子どもだけ欲しい」というのは男性から敬遠されやすいので、まず相手探しに苦労します。
さらに育児は愛やお金、責任感だけで続けられるほど甘くはありません。
配偶者がいれば育児の苦労を分かち合えます。
SNSには育児の足を引っ張る夫の行動がよくバズっていますが、全ての男性が常に役立たずではありませんよ。
3.経済的負担なく生活するため
一馬力よりも二馬力の方が経済的な余裕を持てます。
同じ家に住み、家電や家具などを共有すれば生活費を押さえたりワンランク上のものを購入したりが可能です。
どちらかの扶養内で働く場合、社会保険や年金なども免除されます。
同じ収入でも独身ならばこれらを払わなければなりません。
お金の余裕は心の余裕に繋がります。
4.親や親戚を安心させるため
結婚すると親は安心します。
「これでこの子は私が死んだ後も1人じゃないんだ」と思うようです。
また、親世代のなかには「結婚して子どもを育ててこそ一人前」という思想も根強いでしょう。
結婚し、安定した生活を送り、さらに子どもに恵まれれば親は安心です。
結婚しなくても親不孝ではありません。
しかし結婚しようかどうしようか迷っている最中ならば、結婚する理由の1つに「親を喜ばせられる」を入れてもいいですね。
5.世間体を良くするため
結婚しているほうが世間体が良く、社会的信用度も高いです。
仕事や頭金を持っていても、マンション購入の際に独身女性は「ライフスタイルが変わる可能性がある」という理由でローン審査が厳しくなる傾向があります。
実績のあるフリーランスの女性も、独身というだけで住まい探しや融資に苦労した話は多いです。
政治家、結婚相談所のスタッフ、子どもと関わる仕事など、職業によっては独身だと信用を得るのに既婚者よりも苦労します。
ただし明確な実体のない「世間体」については実害がないし、被害妄想の可能性もあるので、気にする必要はありません。
世間体を気にし過ぎている人は結婚したら余計に窮屈です。
結婚する意味
結婚をする意味は何でしょうか?結婚から見出せる意味を紹介します。
1.人間としての成長
「結婚し、子どもを育てて一人前」というのは前時代的ですが、経験値は上がります。
配偶者や我が子との関わりは非常に濃厚です。友人や仕事関係者とは比べ物になりません。
責任と夢を持って家庭を営んでいくという壮大なミッションは、あなたの人生を豊かにしてくれます。
独身だったら興味を持てなかった分野へ踏み出す機会も多いです。
結婚という名の異文化コミュニケーションや本能で動く子どもの相手を経験すると、寛容さや想像力を持ちやすくなります。
2.一人ではできない経験をする
結婚すれば、自分の意思だけで人生をコントロールできません。
まだその気じゃなかったけど家を買うことになったり、全然興味のなかった場所へ旅行に誘われたりします。
夫の転勤で遠くに引っ越すこともあるでしょう。
もちろん、育児中は子どもに振り回されまくりです。
それは結婚したから経験できたことです。一人ではできない経験がけっこう多いです。
3. 責任のある行動
今までは無責任な行動をとっていたとしても、責任のある行動を心がけるようになります。
家族に迷惑をかけられないので自然とそうなります。
社会的責任のある立場を理解するようになります。
4.家族のために頑張る
結婚相手や子供など家族が不自由なく生活できるよう、仕事や家事を全うします。
自分自身のためだけだったら、趣味などに時間とお金を使っていた日々。それが、自分以外の人間のために時間とお金を使うようになるため、独身以上に頑張らなくてはいけません。
家族の幸せ・笑顔のために、辛いことも乗り越えていけます。
5.大事に思う人が増える
結婚すれば、好きな人と今だけでなく、この先もずっと一緒にいられます。
当たり前のように一緒にご飯を食べ、遊び、支え合う日々です。
「この人に何かあったらどうしよう」と自分のこと以上に心配になります。
かけがえのない存在を得ることができるのが結婚の意味の一つです。
結婚で大事なこと
結婚は一人でするわけではありません。パートナーが必ず存在します。
結婚した時に、パートナーと2人で生きて行くのに大事なことは何でしょうか?
1.結婚は妥協が大事
結婚は全てが理想通りにはなりません。
人間は完璧でないように、100点の相手はいません。
相手を選ぶ時や、結婚生活が始まったらいくらかの妥協は必要だと思ってください。
理想ばかりを追い求めていたら結婚はできません。
結婚生活も理想ばかりを相手に押し付けていたら破綻してします。
喧嘩をしたら折れることも必要です。妥協の元に結婚生活は成り立っているのです。
2.結婚は忍耐が大事
結婚には忍耐が必要だと、経験者の5割が言います。
赤の他人が一緒に生活をするわけですから、生活スタイルが違って当然です。我慢して譲り合わなくてはいけません。
時にはイラッとする時もあります。いちいち腹を立てていては喧嘩になってしまうので、忍耐やスルー技術も必要なのです。
3.結婚は助け合いが大事
結婚は自分自身を支えてくれる人が増えるということ。
お互いの欠点やできない事を埋め合うこともできるというメリットがあります。
パートナーが困っていたら助けてあげることで、「一人でなくてよかった」と思え、円滑な結婚生活を送れるようになります。
4.結婚は耳を傾けることが大事
相手の話や意見に耳を傾けることも大事です。
夫婦は究極の人間関係。向き合う事が必要になる関係です。
そんな時に相手の話に耳を傾けなかったら、当然関係は壊れてしまいます。
どんな考えがあったのか、自分自身とは違う意見に耳を傾けてあげてください。
結婚の名言とは
結婚にまつわる偉人や有名人の名言を紹介します。
ハッとさせられる言葉が多いです。
結婚前には両目を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ。
(トーマス・フラー)
結婚をしないで、なんて私は馬鹿だったんでしょう。これまで見たものの中で最も美しかったものは、腕を組んで歩く老夫婦の姿でした。
(グレタ・ガルボ)
右の靴は左の足には合わない。でも両方ないと一足とは言われない。
(山本有三)
結婚して幸福になるには、汗の苦労を絶えず分かち合わねばならない
(ナポレオン・ボナパルト)
結婚生活とは、おたがいに協調して相手の自由を奪っていくことだ。
(オスカー・ワイルド)
相対性理論のことは解らないけど、アインシュタインのことはよく解っています。
(エルザ・アインシュタイン(アルベルト・アインシュタインの妻))
結婚の定義や意味を理解できたでしょうか?
結婚とは何だろう?どんな関係なのだろうか?と疑問を持った時に立ち返って考えてみてください。
本来あるべき姿・本質が見えてくるようになりますよ。
素敵な結婚生活を送るには、努力の連続です!