告白しないままカップルに…そんな大人の恋愛はスマートに見えますが、実際はデメリットだらけです。
「もういい年なんだから、いちいち改まって告白なんてダサい」などと思っていませんか?
大人だからこそ、ケジメが大切です。
告白をする意味と正式に交際を始める方法を紹介します。
目次
大人の恋愛は「告白しない」派が多数?!
30~50代の未婚女性40人にアンケートをさせていただきました。
男性と仲良くなる際「告白した・された」女性は半数以下でした。
連絡先を交換し、食事やデートに何度か誘い合って、当たり前のように次の約束を取り付けるようになったら「付き合っていることにする」という回答者が多かったです。
「縛られないグレーな関係が楽しい」「いまさら『告白』なんて少女漫画みたいなことはしない」といった回答が目立ちました。
一方で、残りの半数弱はしっかりと告白し、交際をしています。
大人の恋愛でも「告白しない」は基本NG
本気の恋ではなく、曖昧な関係を楽しみたいのならば告白の必要はありません。
しかし、その男性との将来を望むのならば、告白は必要です。
・同棲や結婚をしたい
・ずっと一緒にいたい
・同じような関係を他の女性とは持って欲しくない
などならば、告白して関係を明確にするべきです。
曖昧な関係には「今」しかありません。
大人の関係でも「告白しない」がNGな理由10個
大人であっても、何でもできるつもりであっても、告白は必要です。なぜならば、恋愛は2人でするからです。
そして、大人は今だけでなく今後についても考える必要があるからです。告白なしの状態には、さまざまなデメリットがあります。
1.いつでも離れられてしまうから
交際を明確にしていないと、簡単に関係を解消できます。
もしかしたら相手にはほかに本命がいて、あなたとはグレーな関係を楽しんでいるだけかもしれません。
もちろん、正式に交際していても別れることはあります。
しかしその過程は、告白をせずに付き合っている場合の比ではありません。
「だって何にも約束していないじゃん」と、いともあっさりとフェードアウトできます。
2.不安になるから
人生経験が豊富でも、大人でも「正式に付き合っている」という安心感は心の支えになります。
「言わなくても分かる」は幻想です。
マンションを契約する時、大きな仕事を任された時など、確認に次ぐ確認が必要ですよね?
恋愛も同じです。
「付き合っている」と確信が持てないと不安で余計なことを考え、彼との時間を楽しめません。
一言で済むことをあやふやにしているのは損です。
3.期待してしまうから
曖昧な関係でも、長期に渡れば将来を期待します。
「結婚はあるのかな?」「老後まで一緒にいられるかな?」など、あれこれ思い浮かべてしまうものです。
そしていつしか、それは「楽しい未来予想図」から「人生設計」になっていきます。
しかし所詮、曖昧な関係です。終わるときはあっさり終わります。
「え、私の人生どうなるの?」となってももう手遅れです。
1人で考えてもしょうがない未来について、あれこれ思い悩んだり期待したりしても、意味はありません。
4.妊娠・出産のリミットがあるから
妊娠・出産にはリミットがあります。
お互いの意思を確認しないまま、ズルズルと関係を続けていると、タイムオーバーしかねません。
大人だからこそ、家族計画について、意思表示や確認をしっかりしましょう。
出産してからが子育ての本番です。
体力の衰え、教育費、老後の資金、親の面倒などが一気に押し寄せるかもしれません。
健康や資産に自信があるのならばもちろん、それらは余計な心配です。
しかしそれらが心もとないのならば、若さを味方につけることをおすすめします。
5.特別な存在か分からないから
告白がないと、あなたが男性にとって唯一無二の存在か分かりません。
大勢いる女友達の1人の可能性もあります。
他に仲良くしている女性がいても、正式に交際していないのであれば、責められません。
SNSに張り付き、彼の親しい女性の存在を探すのは不毛です。
告白さえあれば、このような悩みとは無縁でいられます。
6.金銭問題につながるから
誕生日にプレゼントをする、食事をおごる、ちょっとしたものを立て替えるなどのお金は、曖昧な関係だと回収しにくいです。
曖昧な関係を良しとする男性は、金銭感覚も緩い傾向があります。
また、あなたが関係を継続させたくて、恒常的にお金を多く支払っているのならば注意してください。
ただのカモの可能性があります。
「本当に困っている時に助けてあげる」行為は愛情を深めます。
しかし「普段からアレコレ支援している」というのは対等な関係とは程遠いです。
7.妊娠した時に困るから
付き合っていない状態での妊娠は危険です。
「産む・産まない」の段階から悩む可能性すらあります。男性が逃げようとするかもしれません。
妊娠という時間の無い状態で初めて、お互いの意思確認とすり合わせをすることになり、いきなり修羅場になりかねません。
結婚している夫婦ですら、妊娠が分かれば、決めることや準備することが山盛りです。
それを告白していない男女がこなすのであれば、結婚するにしても喜びを噛みしめている余裕はあまりないでしょう。
8.惨めな気持ちになるから
男性を「彼氏」と呼んでいいか迷います。
キラキラしたデートをしていても、SNSに更新するときには「友達」「相方」「〇〇くん」などの表記でごまかしがちです。
また「恋人が」「婚約者が」「夫が」などと幸せそうに話している女性を前にすると、居たたまれません。
「友達以上恋人未満」に価値があるのは「今後恋人になることが内定」している状態のみです。
大人だからこそ、堂々と彼氏と呼べない関係にしかなれないのは惨めです。
9.賃貸物件の更新に迷うから
一般的に、賃貸アパート・マンションの更新時期は2年です。
曖昧な関係だと、更新時期が近づくたびにヤキモキします。大型家電を買い替える時も同様です。
告白して交際しているカップルならば、契約の更新をきっかけにして同棲や結婚話ができるのに……と落ち込みます。
思い切って「もうすぐ更新なんだよね」と水を向けてみるのもアリです。
10.いちいち嫉妬するから
きっちりと恋人関係になっていない場合、他の女性の存在にいちいちイライラします。
とくに自分より若い女性と親しくしていると、嫉妬心を押さえられません。
交際していても、嫉妬や浮気はあります。
しかし「彼女」という立場は強いです。余裕や正当性を与えてくれます。
他の女性と仲良くしていても文句すら言えない惨めさも相まって、嫉妬によるダメージは彼女の比ではありません。
大人の恋愛が「告白しない」になりがちな理由3選
大人だからこそ、告白をするべきなのに、実際は大人だからこそ告白を避けがちです。その理由を見てみましょう。
1.フラれるのが怖いから
曖昧な関係を白黒つけるには勇気がいります。関係にメスを入れたために、別れに繋がってしまうこともあるでしょう。
それならば現状維持を選びたい気持ちはわかります。
しかし問題を先送りしているだけです。
フラれるのは悲しいですが、早くフラれればそれだけ早く次の恋愛を探しに行けます。
とはいえ、なかなか合理的に動けません。
2.「そういうもの」という思い込み
「大人の恋愛ってそういうものでしょ」という妙な割り切りをしている女性もいます。
ドラマや映画(とくに欧米)だと大人の男女がわざわざ「好きです。恋人になってください」と言わないことが多いですよね。
一緒にミッションをクリアしたらいきなりキスやプロポーズをする…という展開はあるあるですが、これらはあくまでフィクションです。
社会に出ればさまざまな契約や約束を結び、それに伴う責任が生じます。
「できたらやる」「行けたら行く」「善処します」は信用できませんよね?
恋愛も例外ではありません。
大人だからこそ、告白や将来設計は重要です。
3.男性に言いくるめられているから
口の上手い男性に「言わなくても分かるだろ?」など言いくるめられている女性もいます。
波風を立てたくなくて我慢しがちですが、とても不安です。
明言を避け、言質を取らせない男性は、傍から見れば「やめておきなよ」と思うものですが、当事者になるとなかなか判断ができません。
不安を抱えつつも、自分の思いたいように解釈をしてしまいがちです。
大人の恋愛で「告白しない」を回避する方法8選
関係をはっきりさせる方法を紹介します。
雰囲気を大切にし、男性を責めるようなニュアンスにならないよう気遣いしつつ、しっかりと関係を明確にするのが、本当の大人です。
1.ストレートに「どういう関係か」聞く
最も手っ取り早い方法です。
これではぐらかすようならば、脈はありません。
誠実さが無いので、次の相手を探すことをおすすめします。
ここで重要なのが相手に聞くだけでなく、自分の気持ちもはっきり示すことです。
「私は恋人だと思っている」「私は正式に恋人になりたいと望んでいる」など伝えてください。
一方的に「どういうつもりなのか」と詰め寄るのはフェアではありません。
2.友人・知人と一緒に食事する
友人・知人と一緒に食事へ行き、「付き合ってどれくらい?」などと聞いてもらいましょう。
男性がいかにも「付き合っている」風に応えていたら、帰りに「私達って付き合っているんだよね」と念押しします。
外堀を埋めて関係をはっきりさせる作戦です。
ただし、だまし討ちのようにやると、男性の機嫌を損ねて、うまくいくものも行かなくなります。
3.「アパートの更新どうしよう」と言う
上述しましたが、賃貸物件の更新時期はきっかけに使えます。
「更新を迷っている」「一緒に住まない?」などの流れで、同棲・結婚に繋げましょう。
同棲をする場合、必ず期限を区切ってください。
そうでないと、今度は結婚しないままズルズルと時間が過ぎます。
一緒に住むときは大人だからこそ、双方の親に挨拶をしましょう。これでさらに関係は盤石になります。
4.「いつか結婚したい」と言う
男性に結婚願望を伝えると、交際を真剣に考えてくれやすいです。
結婚を言い出したことで及び腰になるようならば、見切りを付けましょう。
及び腰ではないものの「適当に共感を示しておけばいいや」と考えている男性にも注意してください。
男性が結婚に前向きのようならば、「〇歳までに」など、期限を提示しましょう。
5.友人・知人の結婚報告を伝える
友人・知人の結婚報告や結婚式に行った時のエピソードを伝えましょう。
羨ましそうにするのがポイントです。
「幸せは人それぞれだからね」という物分かりの良い態度は意味がありません。
男性がその話題に興味がなさそうならば、他人事だと思っています。
興味を示してきたのならば、もう一歩詰め寄るチャンスです。
6.両親に会わせる
「たまたま近くに来ているみたい。話したら会いたいって…」といったノリで両親に会わせましょう。
「娘をよろしく」などと言われて、スムーズに応じてくれるのならば、脈ありです。
反対に「俺はいいや」などと両親に会うのを頑なに拒否するなら注意してください。
彼女の両親に嬉々として会いたがる男性は少数派ですが、真面目に交際する気があるなら「逃げてはいけないイベント」と認識します。
7.共通の友人・知人に聞いてもらう
共通の友人・知人がいる場合は代わりに聞いてもらいましょう。
「怖くて、彼が私をどう思っているのか聞けないんだよね」と相談してみてください。
男性側も本人ではないからこそ言えることもあります。
脈ありの場合はそれで満足しないで、後日しっかりと2人で意思確認をしてください。
8.「引っ越そうと思っている」と言う
「引っ越しを考えている」と伝えると、関係が動く可能性があります。
引っ越す理由や引っ越しの進捗具合などを詳しく聞いてくるようならば男性も「これを機会に一緒に住むのもアリかも」と考えているかもしれません。
少し水を向けてみましょう。
「そうなんだ、頑張ってね」程度の反応ならば、男性は他人事だと思っています。
大人の恋愛で「告白しない」を回避した女性の事例3選
告白しない状態から明確な関係にステップアップ出来た体験談を紹介します。
1.共通の知り合いとの連携プレー
仕事で知り合った3つ年上の男性と恋愛中。
彼が結婚を考えているのか気になっていましたが、なかなか聞けず…。
共通の友人と食事の席を設けて「結婚はどうするのか?」と聞いてもらいました。
「もちろん考えている」という言葉に安心しました。
今は幸せな結婚イベントを打ち合わせしています。(35歳・Mさん)
いい友人に恵まれましたね。
あとは男性が結婚について話を進めやすくするために、Mさんはいろいろと環境を整えてあげましょう。
2.引っ越しを機に
職場の後輩と半年交際しました。
告白はなく、曖昧な関係です。
若い女性社員に人気があるため、いつ離れてしまうのかとヒヤヒヤする毎日でした。
アパートの更新をきっかけに「次はもっと広い所に住もうと思っている」と伝えると「俺も住んでいい?」と言われました。
無事に同棲から結婚への切符をゲット!(41歳・Oさん)
曖昧な関係の日々はさぞ、心が落ち着かなかったことでしょう。
アパートの更新の際に勇気を出せたのが成功の秘訣ですね。
3.両親との食事の席で
お見合いパーティーで知り合った5つ上の男性と交際。
はっきりとした告白がなかったため、自分以外にも相手がいるのでは?と不安に思っていました。
たまたま両親と一緒に食事をする機会があり、その席で「付き合っている」「結婚を考えている」と言ってくれました。
晩婚にはなりますが、2人の生活を楽しんでいきたいです。(45歳・Kさん)
婚活では複数交際は当たり前なので、常に「ライバルがいるのでは」という気持ちがあります。
両親の前ではっきりと言葉にしてくれて、良かったですね。
大人の恋愛だからこそ、告白は大切です。
告白しなくても「現在」の交際は楽しめます。しかし、告白がないと「未来」がいつまで経っても真っ白のままです。
大人だからこそ、関係をはっきりさせ、お互いに責任をもって交際しましょう。
▼付き合う前にキスされた!
▼彼氏かどうかはっきりさせる!