不倫されるのは辛く、悲しいものです。
こちらに非が無いにも関わらず、どうしてこんな思いをしなければならないのでしょう。
スムーズに離婚したり希望額の慰謝料を手に出来たりするケースは稀ですし、それでチャラになるものでもありません。
しかし、因果応報はあります!
不倫した側の報いを知って、心の支えの1つにしてください。
そもそも「因果応報」とは?!
因果応報とは「善い行いには良い結果が、悪い行いには悪い結果がついてくる」という意味です。
仏教用語に由来します。
良い意味でも使えるのですが、たいていは悪い意味で使われます。
不倫という倫理に反する悪いことをすれば、相応の報いを受けます。
今すぐではなくても、他人には分からなくても、当事者は逃れることができません。
不倫の因果応報11選~不倫夫編~
不倫した夫が受ける代表的な因果応報をまとめました。
1.いきなり離婚届を突き付けられる
不倫により夫婦関係にヒビが入って離婚される可能性が高まります。
「ちょっとした出来心」「大切なのは妻だけ」などといっても取り返しはつきません。
今すぐ離婚しなくても、妻が仕事を見つけたら、夫が体調を崩したら、子どもが独立したらなど、タイミングを狙っている妻は多いです。
準備する時間も考える時間も十分にあります。
離婚するかしないか、いつするかの決定権を握っているのは妻です。
2.子どもに会いたくても会えなくなる
離婚し、親権を妻が得れば、日常的には子どもに会えなくなります。
離婚の原因と親権は別問題ですが、浮気した父親が親権を得られるケースは稀です。
事情を知った子どもが父親を軽蔑するケースも多いです。
「不倫はしたけれど、子ども想いのいいお父さん」という話も聞きはしますが、不倫をしている時点で全く子どもを想っていません。
とはいえ注意点として、母親が積極的に父親の悪口を吹き込んではいけません。
子どもは必要以上に苦しむだけです。
3.親兄弟から見放され孤独になる
不倫がバレれば親兄弟から非難されます。
離婚も制裁も自業自得とみなされ、親身になってもらえません。
何年経っても冠婚葬祭に呼んでもらえなかったり、ヒソヒソ噂話をされたりするでしょう。
肩身が狭く、孤独を味わうことになります。厳格な家ならば、勘当されるかもしれません。
4.仕事でも負のイメージがついて回る
不倫が公になると、仕事にも支障が出ます。
社内不倫による人事異動や降格も多いです。社内での評価も悪くなるので居心地が悪くなるでしょう。
筆者は入ったばかりの職場にもかかわらず、10年前の不倫話が耳に入ってきたことがあります。
そのくらい、一度付いてしまった悪いイメージは払拭しづらいです。
ただし、収入への悪影響や慰謝料・養育費にも関わってくる問題なので、不倫夫への報復として会社に報告する場合はよく考えましょう。
5.不倫相手に不倫(浮気)される
不倫の恋は脆いです。
元々貞操観念や倫理観が低い人間同士の恋なので、不倫相手に浮気をされてダメになることは珍しくありません。
禁断の恋というスパイスを失って盛り上がらなくなった、というケースも多いです。
自分が妻に与えた苦しみを思い知ることになるでしょう。
6.不倫相手にフラれる
離婚までしたのに、不倫相手にあっさりフラれるケースも多いです。
「不倫だから良かったのに」「不倫じゃなくなったら冷めた」などと、逃げられます。
「慰謝料を払って別れたから、これからは堂々と付き合えるよ」などと言っても「お金ないなら無理」で終了です。
自分の選択が失敗だったと認められず、みっともなく不倫相手や元家族にすがりついても、全てが遅過ぎます。
7.友達から距離を置かれる
不倫は社会的信用を失います。友達からも非難されます。
特に、家族を守る誠実な人物からは「見損なった」と言われるでしょう。
家族ぐるみでの付き合いなどには今後一切誘ってもらえません。
不倫相手との再婚を報告すれば、ますます呆れられます。
武勇伝としてはやし立ててくれるのは類友のレベルの低い人間だけです。
8.多額の慰謝料を支払い貧乏になる
不倫による離婚は多額の慰謝料や養育費がついて回ります。
養育費を踏み倒そうとしても、「強制執行」などの制度を利用すればきっちり支払ってもらえます。
長い年月多額の養育費を払っていれば、生活はカツカツです。当然、モテません。
9.仕事以外の予定がなくなる
不倫発覚後の休日は虚しいものです。
友達や親兄弟とは疎遠になります。
婚姻関係が続いているのならば、離婚されないように、疑われないように、家族サービスに努めるしかありません。
「不倫相手さえいればいい」というスタンスであっても、肝心の不倫相手にフラれないために気を使い続ける必要があります。
お金がなくてダブルワークで休日なしの可能性もあるでしょう。
10.漠然と「将来の不安」を抱える
不倫により社会的信用を失うと人付き合いが減ります。
離婚しなかったとしても、夫が困っている時に妻は助ける気になりません。
むしろ、ここぞとばかりに見捨てます。
老後や病気になった時、誰も手を差し伸べません。
地獄の沙汰も金次第と言いますが、お金さえろくにない状態です。一度犯した過ちは一生ついて回ります。
11.後悔しても挽回のチャンスが無い
離婚、不倫相手との別れ、多額の慰謝料や養育費、世間体、軽蔑など、不倫は後悔する要素だらけです。
「自分に正直になっただけ」「誠意を見せる」などと自分をごまかしたり「いろいろあったけれど、今は幸せ」をアピールしたりする男性もいますが、内心では後悔しています。
そして、激しく後悔しても時すでに遅し。
「やり直したい」と強く願っても、もうあの頃の家庭はありませんし、不倫した事実を一生背負って生きていくことになります。
不倫の因果応報5選~不倫相手編~
不倫した女性が遭う因果応報を紹介します。
1.再婚しても幸せになれない
略奪婚は失敗することが多いです。
不倫は病気なので、略奪婚をしても男性の心をつなぎとめるのは難しく、安心できません。
また、「略奪したい。奥さんに勝ちたい」という達成感が欲しいだけで、実際に略奪婚をしてしまうと気持ちが冷めることも珍しくありません。
略奪婚は世間体も悪く、「再婚だから」「略奪婚だから」「慰謝料を払わなければ」などの理由で結婚式がまともに挙げられません。
親戚や友人からも祝福されにくいです。
2.自分だけが職を失う
社内不倫が露呈すると立場が悪くなります。
男性側は異動や降格で済んでも、女性は退社を迫られたり、極端に職場に居づらくなったりするでしょう。
なかでも、既婚女性の目は厳しいです。
今まで積み上げた実績も信頼も不倫で簡単に失います。
奥さんが報復として職場に内容証明を送り付けるのもよく聞く話です。
今後、転職したとしても「私の過去を知っている人がいるのではないか」「誰かが私の過去をばらすのではないか」などという心配から逃れられません。
3.高額な慰謝料を払わされる
妻から慰謝料を請求される可能性があります。
不倫した女性の慰謝料の相場は50~300万円です。
職を失ったうえ、さらに慰謝料まで払わなければなりません。
払わなければ親に連絡が行くこともあるでしょう。
不倫夫が肩代わりしてくれれば良いですが、頼りになりません。
なかには「あの女が誘惑してきたんだ」と、不倫相手の女性1人を悪者にして離婚を回避しようとする男性もいます。
4.婚期を逃して一人ぼっちになる
不倫した事実がバレれば、プライベートな人間関係にも影響します。
新しい出会いを探したいと思っても、「友達の紹介」はまず見込めないでしょう。
友達だって、あえて不倫していた女性に大切な友人・知人を紹介したいと思いません。
反対に、どうでも良い存在の男性なら紹介してくれることもあるかもしれませんが、所詮はその程度の器です。
他人からの良縁は見込めず、自力で必死に孤独に婚活し続けるハメになります。
5.「どうして不倫したのか」後悔し続ける
上述した1~4の要因が相まって、不倫相手の女性は心身ともに疲弊します。
最終的には「どうして不倫なんてしてしまったのか」自問自答に駆られるでしょう。
ようやくまっとうな思考に辿り着いたと言えますが、失ったものが多すぎます。
同じ女性として同情するほど、一度は不幸のどん底を経験するでしょう。
もし幸せになれたとしても、今度は「自分が傷つけてしまった人(あなた)」を思い、過去の自分を責める日々が待っています。
不倫の因果応報を目の当たりにした女性の体験談3選
不倫の因果応報を実際に目の当たりにした女性の体験談を紹介します。
1. 子供に会わせない(26歳・Sさんの場合)
学生時代から付き合っていた彼と、社会人1年目で結婚。
すぐに子宝に恵まれ、幸せルートまっしぐら…と思っていた矢先、元旦那が不倫しました。
相手は、元旦那の職場の後輩。子育てで忙しかったのは確かだけど、裏切られた気分でした。
結局、多額の慰謝料を元旦那と不倫相手に請求して離婚。子どもへの面会は最小限にしています。
幸い、子どもが小さいうちに離婚したので、積極的に「パパに会いたい」とは言いません。元旦那は会いたいみたいだけど、自業自得だと思っています。
子育てに必死だったSさんを手伝うのではなく、不倫していたなんて…。
一生忘れられない傷を負ったのではないでしょうか。
子煩悩なパパだったのかも知れませんが、Sさんの仰る通り、自業自得です。
不倫という刺激的な恋に陥ると、大切なものを簡単に失います。
2.社内不倫の末に(38歳・Aさんの場合)
小学生の子ども2人を育てるワーママです。
1年前に離婚しました。原因は元旦那の不倫です。
当時は家にいても常にスマホを手放さなかったり、帰宅が遅いことが続いたり…怪しいと思って問い詰めたら白状しました。
正直、気持ちはとっくに冷めていたのでさっさと離婚手続きを開始。
慰謝料と養育費さえ貰えれば十分だったのですが、社内不倫だったため、旦那は他部署に異動、不倫相手は退職したと風の噂で聞きました。
全く面識の無い女性ですが、そのことを聞いた時は「ざまあ見ろ」とガッツポーズしちゃいました。
社内不倫が露呈すると、他の女性社員の目が一気に厳しくなります。
おそらく不倫相手の女性は、風当りの悪さに耐えられなかったんでしょう。
当事者同士でも、男性は降格程度で済んで女性は退職、というケースはあるあるです。
不倫すると、経済面でもデメリットを被ることになります。
3. 慰謝料が二重に(40歳・Mさんの場合)
3年前に離婚しました。子どもはいません。
社内恋愛の末、結婚したのですが5年くらい前から元旦那の様子がおかしくて…
探偵を使って調べたら、同じ職場の女性と不倫してました。
私の結婚退職と同時に異動してきたくらいの、若い女性と。ショックでしたね。
旦那からは「やり直したい」と言われましたが、私的に「もう無理」で離婚。
事情を知った元旦那の両親から謝られて、切なかったです。
その後、元旦那は不倫相手と再婚しましたが、どうやら嫁姑問題が原因で離婚。
私への慰謝料に加え、今度は不倫相手の慰謝料まで支払うハメになったようです。
きっとお姑さんは、Mさんを気に入っていたのでしょう。
Mさんから元旦那を奪った不倫相手をどうしても好きになれず、関係がギクシャクしたのではないでしょうか。
結婚すると、相手の家族も必然的についてきます。
当人同士の気持ちだけでは結婚生活は成り立たないと、不倫相手の女性も思い知ったでしょう。
因果応報はあります。
不倫夫や不倫相手が今はそれほどダメージを受けておらず、自分だけが傷つけられ、損ばかりしているように感じている女性も多いでしょう。
しかし、不倫した側は必ずさまざまな形で報いを受けます。
もしかすると、あなたが直接知ることはないかもしれませんが、気にしなくて大丈夫です。
あなたは安心して自分自身の幸せに注力してください。
あなたの幸せそうな姿や笑顔が、何よりの報復になるでしょう。