仮面夫婦とは?夫婦だけど割り切った関係を楽しむ方法
2022/04/08
夫婦

仮面夫婦とは?夫婦だけど割り切った関係を楽しむ方法

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仮面夫婦とは?夫婦だけど割り切った関係を楽しむ方法

理想の夫婦像にこだわり過ぎたり相手に振り回されたりし続けてたりしていませんか?

この記事では、仮面夫婦についてまとめました。

仮面夫婦とは何か、何故仮面夫婦になってしまうのか、仮面夫婦でいることの意味などについて知り、心地よく暮らせるようにしていきましょう。

仮面夫婦とは?

仮面夫婦とは?

仮面夫婦とは、対外的に夫婦としての体裁を保っているだけで、家族や男女としての愛情や思いやりが伴っていない夫婦のことです。

親戚づきあいをこなし、家計を共にし、相手の為に家事を行うことはあります。

他人からはオシドリ夫婦に見える場合もあるでしょう。

しかし、ふたを開けてみると夫婦として相手を支えてあげよう、助けてあげよう、楽しませてあげようという気遣いはありません。

相手を都合がいい、あるいはほかに選択肢の無い同居人として見ています。

仮面夫婦になってしまう原因

仮面夫婦になってしまう原因

どうして普通の夫婦が仮面夫婦になってしまうのでしょうか?

ここではその原因を見ていきます。

家事を任せっぱなし

どちらか一方しか家事をしない、頼むと一応やってはくれるけれど文句を言われるなどが続くと、次第に家事の負担が大きい側は「相手のために何かをやってあげたいと思えない」と考えるようになります。

また、家事をしない側は「嫌味ばかり言われる」と感じるので愛情が保てなくなります。

ただし、勤務時間が夫婦で違うなど、物理的に家事を手伝えない状況であっても、休日にリカバリーをする、やってもらったことに対してお礼を言うなどの実績があれば、家事負担が偏っていても仮面夫婦にはなりにくいです。

セックスレス

セックスを拒否されることが続くと夫婦としての関係が危うくなってきます。

忙しさや疲れを理由に断り続けていると、調子のいい時にいざ誘ったとしても、断られ続けていた側はすでにセックスする気分でなくなっていて、相手に何も期待できなくなっています。

そこからコミュニケーションが減っていき、仮面夫婦になっていくパターンです。

浮気をした・浮気された

相手が浮気をしたり自分が他の人を好きになったりすると、配偶者とセックスやスキンシップをとりたいと思えなくなります。

体だけでなく心の面でも、相手に優しくしたい、労わりたいなどの気持ちが湧いてきません。

義務として必要最低限のことだけをするようになります。

最初から関心がない

授かり婚やお見合い、周囲からの圧力などで仕方なく結婚をしたため、そもそも相手に興味がありません。

「そのうち好きになれるかな?」と思いながら結婚したものの、いつまでたっても心が通わずに仮面夫婦を続けていくだけの場合もあります。

体裁で結婚をしたので、離婚するという気にもなりません。

結婚後の生活の変化

最初は心の通い合った夫婦であっても、単身赴任になって物理的に離れてしまったり、転職したり、考え方が変わったりなどのが理由で愛情が保てなくなってしまう場合もあります。

生活の変化に伴い、会話が減ったり不安や不満が増えたりすると相手への気持ちを維持できません。

仮面夫婦かどうかのチェックポイント

仮面夫婦かどうかのチェックポイント

どのような家庭が仮面夫婦なのかについてまとめました。

一緒に暮らしていく中で、どの夫婦も全てのやり取りにいちいち愛情を込めているわけではありません。

しかし、以下のような事が続いているのならば仮面夫婦になっている可能性が高いでしょう。

日常会話は業務連絡のみ

会話の有無よりも内容の方が重要です。

お金や子どものこと、家の維持に必要なことは話すけれど、他愛ない雑談や自分の気持ちについて話さないのならば、それは夫婦というより同居人です。

また、直接話すのを極力避け、LINEやメールのみで連絡をしている場合も仮面夫婦と言えるでしょう。

生理的にスキンシップができない

とにかく触られたくないという気持ちが強かったり、夫婦でいることは義務や仕事のようなものだからスキンシップの必要がないと考えていたりします。

夫婦としての体裁は保っていますが、体だけでなく心の距離も大きく離れてしまっている状態です。

生活のリズムが違う

極力顔を合わせないように、ワザと生活のリズムをずらしています。

食事の時間やリビングにいる時間をずらし、なるべく相手とは違う部屋、相手の姿を視界に入れずに済む場所にいようとするのが特徴です。

寝室ももちろん別々で、相手が何時に寝て何時に起きているのか知らない場合もあります。

愛情や興味を失っている

相手はただ家や家計を共にしているだけの存在で、それ以上の興味がありません。

相手の帰りが遅くてもどこで何をしているのか気にならない、いつ何を買ったのか把握していないし、したいとも思わない状態です。

自分の生活に悪影響がないかどうかだけが気がかりです。

周りにはふつうの夫婦に見える

仮面夫婦は外面がいいので、親戚の集まりや学校、地域の行事には一緒に参加しています。

喧嘩をしている風には見えないし、お互いに関心がないので余計な詮索をされて、気まずい思いをすることはありません。

外では仲良さそうにしているため、他人には仲良し夫婦とみなされています。

仮面夫婦が離婚をしない理由

仮面夫婦が離婚をしない理由

夫婦としての愛情が亡くなっていても、離婚せずに仮面夫婦としての生活を選ぶ人は多くいます。

仮面夫婦でも夫婦としての形態を維持し続ける理由についてまとめました。

子どもがいるから

子どもがいる場合、相手に異性としての愛情を持っていなくても子育てのパートナーとしての役割を必要としている場合があります。

仮面夫婦としてでも結婚生活を続けるのは、子どもの世話や養育資金を確保したり、離婚で子どもと離れないようしたりするためです。

また、離婚で子どもの心を傷つけるのを避けたいとも考えています。

世間体を保ちたいから

職業によっては離婚がキャリアの妨げになる場合があります。

また、盛大な結婚式をしたから別れにくいなど、外面やイメージを気にする人は愛情が冷めきっていても離婚を選びません。

片方にはまだ愛情があるから

夫婦両方の愛情が冷めているわけではなく、片方はまだ愛情を持っていて別れたくない場合もあります。

離婚は双方の合意が必要なので、片方だけが離婚を望んでいても離婚には至りません。

また、愛情が冷めているほうも、そもそも相手への関心がなくなってしまっているので離婚してもしなくてもどっちでもいいと思っていることが多いです。

本当にどうでもいいから

仮面夫婦であっても衣食住などの生活に支障がないからそのままでいいと考えている人も多くいます。

わざわざ離婚に関わる面倒な手続きをしたくないのです。

何か大きな必要性やきっかけがない限りは仮面夫婦のままでしょう。

不倫をしていてバレたら困るから

実は不倫をしているけれど、自分から「離婚をしたい」と切り出したら「なんで今更?もしかして他に結婚したい相手が!」とトラブルになりかねません。

不倫がバレて慰謝料を請求されるのを避けるために仮面夫婦を続けます。

仮面夫婦は何が問題?

仮面夫婦は何が問題?

では、仮面夫婦でいることに何かデメリットはあるのでしょうか。

仮面夫婦の問題点について知りましょう。

不倫に繋がる可能性がある

仮面夫婦では生活が安定しても体や心は満たされません。

それらを家庭外で埋めようとして、不倫に繋がる可能性があります。

仮面夫婦だとしても、不倫がバレれば慰謝料などの問題は避けられません。

子どもに悪影響をおよぼす

家庭で夫婦の会話が少なく、ピリピリした雰囲気があると子どもは敏感に察します。

親の気を引こうと家出やリストカット、不登校、あるいは無理矢理いい子になろうとすることもあります。

愛情や労わりのある関係が分からず、子ども自身も大きくなってから人間関係をうまく築けない場合も少なくありません。

将来的に離婚に繋がることも

子どもが手を離れたタイミングや熟年世代になった時などに夫婦でいる意味が本当になくなってしまい、離婚をするかもしれません。

離婚に向けて生活面や経済面での備えがないと大変です。

老後の生活を支え合うことができない

健康なうちは仮面夫婦でも問題ないかもしれません。

しかし、介護が必要になった時や病気や入院することになった時に頼れないと、とても大変な思いをするでしょう。

また、それまで愛情ある生活をしていれば配偶者が大変な時に支えることをそれほど苦に思わずに済みますが、そうでなければ苦痛でたまりません。

仮面夫婦は修復できる?

仮面夫婦は修復できる?

1度仮面夫婦になってしまったら2度と普通の夫婦には戻れない、というわけではありません。

相手が話しを聞いてくれる、耳を傾けてくれる場合は修復できる可能性があります。

しかし、そうでない場合は難しく、かなり時間がかかることを覚悟しましょう。

相手に「〇〇してくれない」と不満を募らせることなく、思いやりのある言動を地道に続けていくことが求められます。

仮面夫婦を楽しむためにできること

仮面夫婦を楽しむためにできること

仮面夫婦のままで生活や人生を楽しむことは可能です。

「仮面夫婦になってしまった。人生を失敗した!」と絶望する必要はありません。

理想の夫婦像にこだわり過ぎず、現状を受け入れていきましょう。

期待しない

配偶者に期待をするからこそ、叶わなかった時に落ち込んだり辛くなったりするのです。

相手が変わることや修復できるかもと期待せず、「まぁいいか」と思うようにしましょう。

相手にして欲しいことよりも、自分のしたいことやしたくないことについて考える癖をつけてください。

結婚を人生の全てにしない

結婚は人生の一部でしかありません。

仕事や子育て、友達、趣味など、他に打ち込めることや楽しめることを探しましょう。

夫婦関係の重要度を下げれば、仮面夫婦であることはそれほど気になりません。

むしろ楽だと考える

仮面夫婦でも夫婦の形を維持していれば財産を分けあえ、世間体も保てます。

お互いに興味がないので、干渉されずに淡々と暮らすことも可能です。

相手に気を使ったり振りまわされたりせずに済むという、ポジティブな考え方をしてみましょう。

自分に時間を使う

仮面夫婦には「夫婦の時間」が必要ありません。

義務を果たしさえすれば干渉されないので、趣味や外出などを思う存分楽しめます。

相手の一挙一動に不満や不安を募らせるよりも、自分のために時間や心を使いましょう。

仮面夫婦は割り切りも大切

仮面夫婦は割り切りも大切

仮面夫婦になってしまうと「こんなはずじゃなかったのに」と苦しくなってしまうかもしれません。

しかし、いつまでも理想の夫婦像にこだわり過ぎていると余計に辛くなるので現状を受け入れ、割り切るようにしましょう。

もちろん、これ以上悪化さるようなことをしたり、自暴自棄になったりしてはいけませんが、今の生活の中でどうやったら心地よく暮らせるのかを考えるのは大切です。

自分がどんな生き方をしたいのか、それには何が必要なのかを見つめ直してみましょう。

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