復縁を成功させるカギは冷却期間にあります。
どれくらいの冷却期間が必要なのか、冷却期間に何をするべきなのかについてまとめました。
冷却期間とは「ただ時が過ぎるのを待つだけの時間」ではありません。
元彼とより良い関係を再び築いていけるようにしましょう。
目次
復縁の冷却期間とは
冷却期間とは、お互いが冷静になるために距離をとる時間です。
冷却期間の間はSNSを含め一切連絡は取らないし、もちろん会いません。
同じ職場などの場合は必要最低限の業務連絡にとどめます。
完全に「別れた」「もう恋人同士ではなく、他人」という形をとっている期間です。
復縁のために冷却期間を設けるメリット
なぜ冷却期間が必要なのか、そのメリットについて説明します。
一見、復縁を遠ざけるように見えるかもしれませんが、とても重要な期間なのです。
冷静になれる
「冷却期間」は文字通り、感情を「冷却」し、冷静になるための期間です。
別れた直後はお互いに頭や心の中を整理できていません。
心に余裕がないままだと、自分の感情を優先させ、相手を受け入れることができずに復縁が失敗に終わります。
別れ際の嫌なイメージを払拭できる
別れの決断は「もう我慢の限界!」となった状態でされます。
つまり、あなたに対するイメージが最悪なのです。
このタイミングで復縁を持ちかけられても首を縦には振りません。
しかし、時間を置くことであなたへの悪いイメージやネガティブな感情がある程度収まります。
また、時間が経つことで、交際していた時の楽しかった出来事も思い出したりもしやすいです。
復縁の成功率が上がる
別れた直後は感情が整理できておらず、また別れの原因となった事柄も解決していません。
このような状態で復縁をせまってもウザイと思われる可能性が高いです。
冷却期間の間に反省すべきことを反省しましょう。
そのうえで、もう繰り返さない対策を取ることで相手も「今度は大丈夫かも」と思うようになります。
相手の気持ちが変わる可能性がある
振った側は、別れた直後「自由だ!」「もう恋人に振り回されない!」と開放感を強く感じています。
このような状態の時に復縁を迫られても「邪魔!」とますますあなたのことを嫌いになり、距離をとろうとするだけ。
しかし、冷却期間を置くことで「寂しい」「もっと他の方法があったかも」といった感情を覚えるようになります。
そのようなタイミングで接触を再開すると「話をするくらいならば」と応じてくれる可能性が高いです。
復縁の計画や戦略を立てられる
冷静な判断や思考ができるようになってからでないと、復縁に効果的な計画を立てられません。
復縁は、ただアタックすればいいというものではありません。
相手の性格や状況、感情などを見極めて最適な接し方ができるかどうかが復縁の可否を分けます。
時間を置くことで「今後に向けた改善点や約束事をアピールしよう」など、より相手の心に響く行動が見えてきます。
復縁のための冷却期間を設けるデメリット
冷却期間は大切ですが、やはり距離を置くことによるデメリットもあります。
相手の性格や別れた時の環境によっては復縁を遠ざけてしまうことも…。
相手に好きな人や新恋人ができる
時間が経つことで、相手が新しい恋愛を始めてしまうこともあります。
とはいえ、元々二股をかけていた場合を除いてすぐにそうなることはあまりありません。
- 「しばらく自由を満喫しよう」
- 「出会いがたくさんあって目移りするからとりあえず気楽に楽しもう」
ほとんどの人がこのように考えるので、特定の1人と深い中になることは少ないです。
「早く復縁しないと他の人にとられてしまう」と焦り過ぎて強引な行動に移らないようにしましょう。
きれいさっぱり忘れてしまう
気持ちの整理がついて未練が一切なくなってしまう人もいます。
ネガティブな感情を忘れてしまうだけでなく、「楽しく幸せだった思い出も遠い過去のもの」という状態です。
とはいえ、そんなにすぐにそのような事態にはなりません。
割り切ったり切り替えたりしたつもりであっても、少しは心の底に残っているものです。
- よほど付き合っている時間が短かった
- 浅い関係しか築けなかった
これらのケースに該当しなければ、心配し過ぎることはありません。
転勤や転職で遠距離になる
あまりにも長い時間を置いていると、相手の状況も変わってきます。
転勤、転職、引っ越しなどで遠くへ行ってしまう場合もあるでしょう。
物理的に距離ができてしまうと復縁は困難です。
また、離れている間に交流関係、趣味、価値観などが大きく変わって接点を持ちにくくなる場合もあります。
ケース別の復縁のための冷却期間の目安
冷却期間はどれくらいとればいいのか、ケース別の目安を紹介します。
別れた原因やお互いの環境、性格などを加味して判断しましょう。
最低でも1ヶ月は要するのが鉄則
別れた状況によって最適な期間は変わりますが、どんな別れ方でも1ヶ月は冷却期間が必要です。
30回の夜と4回の週末をお互いに経験するべきです。
これよりも短いと、心を鎮めて冷静さを取り戻したり楽しかったことを思い出したりする時間が足りません。
すぐに動き出したい気持ちはグッと飲み込んでください。
綺麗な別れ方だった場合:1ヶ月~2ヶ月
お互いが嫌い別れたわけでなく愛情が残っているような状態なら、冷却期間は1ヶ月~2ヶ月程度がおすすめです。
ネガティブな感情が少ないので、冷静さを取り戻しやすく、短い冷却期間でも前向きな話し合いができます。
ただし、「綺麗に別れたと思っているのは自分だけ」というケースも少なくないので注意しましょう。
悪い別れ方だった場合:2ヶ月~3ヶ月
浮気して振られた、音信不通の末に別れたなどの場合は、2ヶ月~3ヶ月くらいの冷却期間を設けましょう。
冷却期間が短すぎると、「もう気まぐれに振り回されるのは嫌!」と連絡をスルーされるリスクが高いです。
2ヶ月~3ヶ月程度なら相手も寂しさを感じるので「戻ってきてくれた!」と受け入れてもらいやすくなります。
喧嘩別れの場合:3ヶ月くらい
喧嘩の末の破局は「嫌い!」というイメージが強烈なので、3ヶ月程度の長めの冷却期間が必要です。
悪いイメージが和らぐのを待ちましょう。
この時間はただ待つだけでなく、自分自身を見つめ直すための時間でもあります。
今後、元恋人が安心して自分の元に戻ってきてくれるために、何が必要なのかを考えましょう。
同棲を解消した場合:半年くらい
同棲までして別れた場合は、半年くらいの冷却期間が必要です。
一緒に住んでみてダメだったという事実は、相手に「相性が悪い」というイメージを強く与えてしまいます。
すぐに復縁を求められても、今後上手くやっていけるイメージが持てません。
「もっとうまいやり方があったのではないか」と考えてもらう期間を設けることで、やっと復縁の可能性を検討してもらえます。
再婚したい場合:1年以上
離婚した場合はさらに長い期間が必要です。
お互いが別々の生活を経験したうえで、それでも必要だと強く感じられるか、時間をかけてじっくりと考える必要があります。
離婚・結婚は当人同士の気持ちが大切なのはもちろんですが、周囲への影響も大きいので慎重に行動しましょう。
愛情だけでなく、生活形態、お金、親戚付き合いなども考えていく必要があります。
復縁するための冷却期間の過ごし方
冷却期間を「ただ時間が過ぎるのを待つ」時間にしてはダメです。
有意義に過ごし、相手からの愛情を取り戻しましょう。
連絡は一切取らない
だらだらと連絡を取り合うのはいけません。
未練がましく思われるだけです。下手するとストーカーとみなされる場合もあるでしょう。
連絡を取り合っていると「区切り」がつけられず、あなたは恋人候補として再評価するチャンスを得られなくなります。
別れの原因を反省して直す
別れの原因となった部分を取り去ることで、相手に「変わった」「今度は大丈夫かも」と思ってもらえます。
借金癖があるのならば精算する、酒癖が悪いのならば禁酒する、モラハラ気質ならば行動を改めるなどです。
「復縁したら変わるから見ていてくれ」では通用しません。
「変わったからみてください」で、ようやくチャンスがもらえると考えてください。
価値観を見つめ直す
価値観の相違が破局に繋がった場合、相手の価値観に合わせる努力をしましょう。
自分の価値観がどうしても曲げられないという場合もあるでしょう。
その際に、相手への譲歩を願っているだけならば、復縁は難しいです。
本当にその価値観は譲れないのか、こだわる必要があるのか、別の方法はないのかなど考えてみてください。
「やっぱり相手の価値観を受け入れられない」という結論ならば、別の相手を探すことをおすすめします。
自分磨きをする
冷却期間中に、もう一度惚れ直してもらえるような魅力を身に付けましょう。
付き合っていた頃と全く同じ状態ならば魅力を感じてもらえません。
外見だけを良くするのではなく、中身も磨きましょう。
寛容さ、知識、資新しい趣味、品性、などを身に着け「以前よりも素敵!」と思ってもらえると復縁に大きく近づけます。
趣味や仕事に没頭してみる
恋愛だけでなく、趣味や仕事など、他のことに熱中することで余裕が生まれます。
恋愛しか考えていないと視野が狭まり、独りよがりな言動をしてしまいがちです。
また、人生を楽しむ人は人間味や魅力が増しますし、自分磨きにも繋がります。
趣味や仕事は頑張れば結果や周囲の評価が得られやすいので、自信を持つことにも繋がるでしょう。
SNSに充実した姿をアップ
別れて落ち込んでいる姿をさらしても、元恋人の目には魅力的に映りません。
「かわいそうだから復縁してあげよう」などという展開はあり得ないのでやめましょう。
むしろ、趣味や仲間、仕事などを満喫している姿をアップしてください。
「一緒に過ごしたら楽しいかな」「今の状態ならばまた会ってもいいかな」と思ってもらえやすいです。
冷却期間後の復縁するためのアプローチ方法
冷却期間が過ぎた後は、どのようにアプローチするのが良いのでしょうか。
「少し時間が空いているから、連絡するのは気まずい」と感じる女性は、特に参考にしてください。
元彼の近況を確認する
連絡を入れた際、まずは元彼の近況を確認しましょう。
相手にパートナーがいる場合や大きく体調を崩している可能性があるからです。
近況を探る連絡を入れる際、なぜ連絡したのかについても言及するのがおすすめです。
「久しぶり、元気にしてた?〇〇を見て、◎◎君のことを思い出してLINEしちゃった!」という感じで、連絡してみましょう。
仲の良い友人関係を目指す
連絡がある程度続いたら、再び関係を構築する必要があります。
いきなり恋人関係に戻るのは難しいので、まずは仲の良い友人関係を目指しましょう。
笑い話や軽い相談事などができる関係になれれば、そこから親密な関係を目指しやすくなります。
一気に距離を縮めすぎると、相手の警戒心を高めてしまうので注意しましょう。
改善した部分をアピールする
関係を再構築する過程で、自分が改善した部分をアピールできると、より復縁の可能性が高まります。
元彼と別れた原因が、少なからずあなた自身にもあるはずです。
仲良くなっていく段階で、自分の悪かった部分を改善したことをアピールできれば、相手もより復縁を前向きに考えてくれます。
そのためには、冷却期間にしっかりと自分の悪かった部分を確認しておく必要があります。
復縁するために冷却期間にやってはいけないこと
最後に、冷却期間中にやってはいけない3つのことを紹介します。
相手のSNSを確認する
最も避けるべきなのが、相手のSNSを確認すること。
「SNSぐらいなら繋がっても良いだろう」と考える人が多いですが、絶対に悪い方向に働きます。
相手が楽しそうに過ごす姿を見れば、むなしい気持ちが増すだけです。
確認したくなる気持ちはわかりますが、ここは我慢することが未来の復縁に繋がります。
ネガティブに考える
ネガティブに考えすぎるのもよくありません。
冷却期間は元彼と接点を持たないため相手の状況が分からず、ネガティブに考えがち。
しかし、悪い方向に考えても、事態が好転するわけではありません。
できる限りポジティブに考え、良い結果を得られるよう最善の努力をしましょう。
ひたすらに男性と関係を持つ
意外に多いのが、ひたすらに男性と関係を持つことです。
余計にむなしくなるだけなので、あまりおすすめはしません。
悪い噂が広まり、それが元彼の耳に届くことで、復縁の可能性がなくなるケースもあります。
新しい趣味を始める、自分磨きをするなど、別の方法で寂しさを埋めましょう。
冷却期間をうまく活用して復縁へ繋げよう
復縁したい場合はなりふり構わず相手へアタックするのではなく、冷却期間を置いて冷静になりましょう。
冷却期間の間に別れの原因を解消し、元恋人の目により魅力的に映るような変身ができるかどうかが大きなカギとなります。
冷却期間は焦る気持ちを抑え込んでください。
そして自分の感情だけでなく、相手への気持ちに目を向け、最適な行動を考えましょう。