「好き」を見失い、恋愛が分からなくなってしまった時は自分と向き合うチャンスです。
好きとはどんな気持ちか、恋はどうやって始まるのか……。
形がなくあやふやだから、分からない時があって当たり前です。
「好き」を自覚できれば、さらに満たされた恋愛を楽しめるようになります。
恋愛における好きとは?
恋愛における好きとは、以下の気持ちの総称です。
・気に入って心が相手に向かう
・相手をもっとよく知りたい
・相手からも好かれたい
・相手にも自分を知って欲しい
・唯一無二の関係を築きたい
・近づきたい
俗に言う「恋愛感情」と同義です。
ただし、始めから恋愛感情を自覚できる女性は少ないです。
尊敬の念や友情から恋が始まる場合は、自分がいつ「好き」になったか明確に線引きはできません。
以下のチェックリストで、今あなたが「好き」な相手はいるかチェックしましょう。
「好き」かどうかのチェックリスト10個
「好ましくは思っているけれど、これは恋なのか?」と疑問に思ったら以下のチェックリストを試してください。
恋愛感情としての「好き」か見極められます。
1.ついその男性のことを考える
「彼ならばなんて言うかな?」「これ、彼が好きそう」など、ついつい考えているようならば、恋愛の入り口に立っています。
無意識下で「彼と一緒に過ごしたい」と望んでいる状態です。
目の前にいない相手のことを考えるのは、かなり興味を持っている証拠です。
2.その男性といるとドキドキする
恋をすると心拍数が上がる、動機がする、胸が痛いなど、身体的症状を引き起こすことがあります。
好きな人だからこそ、嫌われてはいけないと思い、緊張が高まるからです。
「好き」ではなく、「苦手」なだけと思う場合もあるかもしれませんが、どう思われてもいい相手には緊張しません。
胸がドキドキしてなおかつ温かい気持ちになるなら、恋愛としての「好き」です。
3.その男性といると顔が赤くなる
他愛ない会話をしているだけなのに、顔が赤くなるのも緊張している証拠です。
耳たぶが熱い、頬がカッカと熱くなる、頭に血が上ってのぼせてしまうなどの症状が出ます。
顔が赤くなっているのを知られたくなくて、そっぽを向いたり顔を触ったりしてしまうため、会話がぎこちなくなってしまうことも。
上司など職場の男性に対しても違う意味で緊張はしますが、身を焦がすような高揚感は味わえません。
4.その男性の言葉に一喜一憂する
ちょっとした一言に必要以上に傷ついたり舞い上がったりするのも「好き」の証拠です。
・ささいなミスを指摘されてものすごく落ち込む
・ミスしたことだけでなく、人格まで否定された気持ちになる
・「次の休みは暇」と言っただけなのに、その意味を深読みしてしまう
・褒められたらとても嬉しい
・自分と共通点があると心の中でガッツポーズ
認めて欲しい、近づきたい、あわよくば付き合いたいと思っている相手でなければ、こんな感情は生まれません。
5.その男性と他の女性にモヤモヤする
他の女性と仲良くしているとモヤモヤした感情が生まれます。
「何を話しているのかな?」「どれくらい親しいのかな?」「付き合っているのかな」などで頭がいっぱいです。
「仕事で関わっているだけ」「女性の方が積極的なだけで、彼は義理で応じているだけ」「私にはもっと愛想良くしてくれるもん」など、無理やり自分を納得させようとする場合もあります。
2人が離れてからも、ツーショットの光景が頭から離れません。
いわゆる嫉妬です。
6.その男性とのLINE・電話に震える
LINEや電話をするときは上司を相手にしている以上に緊張します。
電話の前には深呼吸が必須です。
LINEは何度も読み返してからようやく送信ボタンが押せます。
計算し尽くして、さりげなさを装っています。
まだ「好き」を自覚していませんが、無意識のうちに自分を良く見せようとしています。
特別な相手だけに湧く感情です。
7.その男性と合う時の服装に気合が入る
ちょっと会うだけであっても、服装やメイク、髪などが気になります。
ほつれや汚れがないか、自分に似合っているか、変に気合が入り過ぎていないかなど色々考えてしまいます。
どうしようどうしようと悩むあまり、一周回って無難で地味なコーデになってしまうのもご愛敬。
考えに考えた装いなのに、あとで「あー、やっぱりこっちにしておけば良かった」と思ってしまうのもあるあるです。
8.その男性と別れる時切なくなる
別れる時、胸が苦しくなります。
一緒にいる時は緊張して苦しいのに、別れる時も切なくて苦しい…好きという感情はとても複雑で理不尽です。
別れる時間が近づくほどに落ち着きません。
電車トラブルが起きればいいのになどと思ってしまいます。
9.その男性とずっと一緒にいたくなる
もう少しだけ一緒にいたい、別れるのは寂しい、まだ話し足りないことがある、もっと自分のことを知って欲しいなど、欲にきりがありません。
一緒に過ごした時間が楽しかったのならば「まだ足りない」と思うし、ぎこちなかったら「挽回したい」と思います。
一緒にいると緊張で疲れてしまうけれど、それでも少しでも長く濃い時間を過ごしたくてたまりません。
10.その男性のことを考えて行動する
次に会うときの服を買ったり男性が好きそうなお菓子を探したりしてしまいます。
いつ遊びに来てもいいように部屋を綺麗にするし、話のネタになりそうな情報のチェックも欠かしません。
相手の視界に入りたい、興味を持ってもらいたい、もっと関わりたい、そんな気持ちが原動力です。
男性が興味を持っているからという理由で、それまで関心が無かったジャンルへチャレンジする人も多いです。
「好き」を自覚する方法5つ
好きとは何だ、という深淵から帰って来られないときの対処法を紹介します。
目に見えないものに囚われた時は目に見えることを大切にしてみましょう。
1.ノートに気持ちを書き出す
好きかどうか分からないモヤモヤを可視化します。
書き出すことで、「自分が○○を好きなんて、まさか」という気持ちと向き合えます。
「他の女性と話しているとソワソワする」「メイクを褒められてから、そのメイクばかりしている」など彼とのエピソードを書き出し、検証する方法です。
その結果、「私は○○が好き」という答えに辿り着きます。
意固地な気持ちは捨て、素直に認めてしまいましょう。
2.美味しいご飯を食べる
美味しいご飯を食べることで、「好き」を自覚できます。
一緒に食べたいなと思わず彼の顔が浮かぶなら恋愛としての「好き」の証拠。
家族以外の人間に対して、「○○にも食べさせてあげたい」とは思いません。
相手を好きか分からない時は、大好物でお腹を満たしてみましょう。
お腹が満たされた幸福感と「好き」を自覚した高揚感で、特別な1日になるかも。
3.恋愛系のドラマ・映画を観る
恋愛中は必要以上にヒロインと自分が重なります。
もし、普段はクールなのに恋愛ドラマや映画を観て異様に涙もろければ、恋してる証拠です。
うまくいかないヒロインを見て、モヤモヤした場合も同じです。
ラストが分かっていたとしても、ハッピーエンドを強く望んでしまうでしょう。
4.友達に話す
仲の良い友達は、あなた以上にあなたのことを知っています。
恋愛としての「好き」なのか分からない曖昧な気持ちを、友達に聞いてもらいましょう。
客観的な立場であるほど、冷静に気持ちを分析できます。
恋愛経験の豊富な友達なら、「好き」を自覚した後何をすべきかも教えてくれます。
5.ヨガ・ウォーキングなどで体を動かす
ヨガやウォーキングには「自分に集中する」効果があります。
体を動かすことで雑念を払拭し、自分の純粋な気持ちにフォーカスできます。
運動後は体も心もスッキリし、「好き」を自覚できるでしょう。
ただし、運動不足な人が張り切って1時間耐久ヨガなどをやると、かえって疲弊しきってしまうかも。
体力が極端に低下しないよう、日頃から運動を心掛けましょう。
好きとは何か分からなくなりがちな状況5つ
以下のような環境の場合、好きを見失ってしまいがちです。
「好きが分からないのは私が欠けているからだ」などと思い込まないようにしましょう。
1.恋愛のブランクが長い
おひとり様期間が長いと「1人が気楽でいい」となってしまいがちです。
おひとり様を満喫できるのは素晴らしいことですが、その状態ではいざ恋愛しようとすると上手く振る舞えません。
「面倒だからいいや」となってしまいやすいです。
おひとり様を楽しみつつも、出会いのチャンスも楽しめるように意識して生活しましょう。
たまにはオシャレをして出会いの場へ行ってみる、異性のいるサークルに入会してみるなどがおすすめです。
2.恋愛に自信がない
恋愛の成功体験が少ないと「私なんて」となりがちです。
「好きになっても無駄」「私は雑に扱われるくらいでちょうどいい」「どうせすぐに冷めてしまう」など、恋愛に対してネガティブに考えます。
一方で恋愛への憧れが強いです。
理想と現実のギャップが大きく、恋愛に積極的になれません。
自分に自信がないから相手を試すようなことをしたり、ダメな理由ばかり探したりします。
友達などからリアルな恋愛を聞いてみましょう。
幻滅するエピソードもあるかもしれませんが、それでもカップルなのが羨ましくなるはずです。
SNSやドラマのキラキラした恋愛を「普通」だと思ってはいけません。
3.トラウマがある
元彼がクズだったり酷い失恋をしたりなど、恋愛にトラウマがあると恋愛が怖くなります。
トラウマを克服する方法としては、以下があります。
・自分を好きになる
・自分に自信を持つ
・カウンセリングを受ける
・気持ちを整理する
・客観的思考を持つ
「これさえすればトラウマを克服できる」という特効薬はなく、積み重ねが重要です。
まずは自分を好きになることから始めましょう。
自分のお気に入りの服やアクセサリーを身に着ける、趣味をエンジョイするなどが近道です。
4.失恋したて
失恋したばかりだと、新しい恋を始める気分になりません。
恋のフラグが立っていても手を伸ばすのを躊躇います。
「すぐに次の恋をしてしまったら、以前の好きは偽物だったことになってしまう」「私は尻軽女なのではないか」などと考えがちです。
しかし、恋の自粛に価値はありません。
好きになる理由が「とりあえず」や「寂しいから」でも大丈夫です。
恋を我慢しても、誰も褒めてくれませんよ。
5.結婚したくてたまらない
結婚願望が強すぎると「好き」を見失いがちです。
好きかどうかよりも結婚相手としてふさわしいかどうかで男性を見てしまいます。
好きな相手よりも結婚してくれる相手探しに必死になっている状態では、「好き」を見失うのも当然の結果です。
結婚はあくまで通過点や手段にすぎません。
どんな人とどんな生活をしたいのかをもう一度考えてみましょう。
「好きとは?」の答えを知った女性の体験談3選
「好きとは?」と聞かれて、辞書のように端的に説明できる人はいません。
「好きとは?」の答えは三者三様です。
自分なりの答えを知った女性の体験談を紹介します。
1.28歳・Fさんの場合
5年付き合った彼氏と破局しました。
長く付き合ったのに最後は「一緒にいる意味が分からない」と言われ、恋愛迷子に陥りました。
その後、友達の紹介で今の彼氏と出会いが!
一緒にいると穏やかな気持ちになり、「これが好きなのか」と実感しています。
Fさんにとっての好きは「一緒にて穏やかな気持ちになる」なのですね。
元彼ともそんな時間があったのかもしれません。
しかし、当時の2人はその価値に気がつけなかったのでしょう。
一度苦しい思いをしたからこそ、今の彼氏との時間を大切にしていけるはずです。
2.31歳・Uさんの場合
絶対に結婚したくて、結婚相談所に入会しました。
多くの男性と出会いましたが、うまくいきません。
条件先行で婚活していたせいではないかと反省しました。
そんなとき、何とも思っていなかった同僚男性に愚痴を聞いてもらったら、なんだかそれ以降彼が気になるように…。
恋愛は頭で始めるものではないと知りました。
Uさんが条件重視で婚活しているのが丸わかりだったため、紹介された男性は引いてしまったのでしょう。
年齢や経験を重ねてしまうと、ついつい損得で物事を考えてしまいがちですが、恋愛では足かせになります。
同僚とうまくいくといいですね。
3.40歳・Hさんの場合
おひとり様歴13年です。
恋愛も結婚も諦めていましたが、友人の紹介で同年代の男性と出会いました。
ずっと1人で気ままに過ごしていた分、「好き」な気持ちが一気に噴火!
「自分はまだ恋愛できるんだ」「好きってこんなに温かい感情なんだ」と、驚きました。
遅咲きの恋愛ですが、結婚を前提にお付き合いしています。
1人で過ごす時間も、好きな人と共有する時間もかけがえのないものです。
頑なに「私は1人がベスト」と思い込んでいたらつかめない恋でした。
「せっかく紹介してくれるならば、前向きな気持ちで会ってみるか」という気持ちを持てたからうまく行ったのでしょう。
まとめ:「好きとは」の答えは人それぞれ!恋愛に踏み出して好きの意味を知ろう
「好き」の形は1つではありません。「ドキドキ」と答える人もいれば「心安らぐ」と答える人もいるでしょう。
また、その時の状況によっても変わります。
1人でモンモンと考えていても答えにたどり着くのは難しいです。知らなくても生きていけますが、「好きとは」の答えを知ればもっと楽しくなりますよ。