「最近夫と会話をしていない」「どうしたら仲良し夫婦になれるの?」と、頭を悩ませる女性は多いです。
そこで本記事では、会話なし夫婦の特徴や解決方法についてまとめました!
既婚女性にとったアンケートや、会話を増やす方法も紹介しているので、最後まで読むと夫との会話が徐々に増えていくでしょう。
目次
夫婦の「会話なし」率は6割以上
今回、会話なし夫婦の割合を調べるために、既婚女性48名にアンケート調査をしました。
結果は、「会話をしていない」「会話をあまりしていない」との回答が6割でした。
半数以上の女性が「会話をしていない」と答えており、意外にも多いのが分かります。
他愛もない会話をしなくなり、だんだんと挨拶程度の会話もしなくなるようです。
「会話なし夫婦」のままだとどうなる?
会話なし夫婦のまま長年過ごすと、どのような生活になるのかをご紹介します。
「仮面夫婦」になる可能性が高くなる
夫婦間で会話無しの状態が続くと、俗に言う「仮面夫婦」の状態になります。
仮面夫婦とは、周囲から見たら普通の夫婦でも実際は家庭内でいっさい会話がない、もしくは下手に会話をすると喧嘩になるため、他人のような距離感を取っている夫婦のことです。
約2割の夫婦が仮面夫婦と言われているため、一見仲の良さそうなおしどり夫婦でも実は仲が悪い可能性は十分あります。
「2人きりの生活」を楽しめなくなる
子育てが終わり仕事を定年退職した時に、夫婦の会話がないと精神的にしんどい状態になります。
日常に刺激がないため、友人さえ近くにいないのであればひとりきりの生活が待ち受けているでしょう。
刺激のない生活は認知症を誘発するなど、病を引き起こす原因にもなります。
普段一緒に過ごす夫は、時間が経つにつれとても重要な存在になります。
子供にストレスがかかることがある
夫婦の会話が一切ないと、子どもに悪影響を及ぼす可能性があります。
子どもの前では笑顔で会話していても、ちょっとした仕草や会話のクセから子どもに「不仲」であることがバレるかもしれません。
子どもは意外と鋭く、「言葉にしてはいけない」と思い何も知らないような振る舞いをします。
非行の問題になったり、精神的に不安定になったりする可能性があるので、自然な会話程度はした方が良いでしょう。
熟年離婚されやすくなる
結婚生活を継続していた理由が、子育てや経済的な問題であれば、それが解消された途端離婚を切り出されるでしょう。
熟年離婚のリスクが高まります。
結婚生活を続けている理由が情ではない場合、唐突に切り出される可能性が高いです。
また夫が定年退職したタイミングなどで、妻側から離婚を申し出るケースもあります。
浮気・不倫される可能性が高くなる
結婚生活に不満が募ると、結婚生活以外の環境にストレス発散を求めます。
そのためあなた以外の女性と、不倫や浮気に走る可能性もあるでしょう。
不倫や浮気が発覚したときは、弁護士に相談したり慰謝料を請求したりし、多大な労力と費用が必要です。
また表沙汰にしないとしても、精神は大きく揺れ動いてしまうでしょう。
併せて、子どもへの影響も考えられます。
「会話あり夫婦」の平均時間と傾向
会話あり夫婦の平均会話時間と、傾向についてご紹介します。
夫婦の会話は1日平均60分程度
実は理想の夫婦の会話は1日80分と言われており、とある調査では1日の平均会話時間は60分という結果が出ています。
平均でも約20分程度足りておらず、理想的な夫婦になるには多くの会話が必要なようです。
中央値の算出はなく平均値の算出のみなので、数値にどの程度の偏りがあるのかは分かりません。
ただ結婚5年以上の夫婦や子どもと同居している場合は、夫婦間の会話満足度と会話量は共に下がる傾向にあります。
「会話あり夫婦」が話す内容
会話ありの夫婦は、1日の出来事の話題を持ち出します。
何気ない話題を持ち出し、笑い話があれば積極的に話すでしょう。
ちなみに子どもの教育の話や家系に関する話など、各々の価値観が強く関わる話題は、喧嘩を生むという調査結果もあります。
そのため会話ありの夫婦は、「他愛のない会話」を中心に行っている可能性が高いです。
「会話あり夫婦」にも不満はある
会話ありの夫婦は、子どもがいる場合、会話への満足度が下がる調査結果があります。
子どもがいることで、2人だけの会話ができず少しだけストレスが溜まってしまうのでしょう。
ストレスが慢性化し、次第に2人の会話が減るケースも考えられます。
子どもが寝静まった夜に2人きりで会話する時間を作ると、会話なし生活が改善される可能性もあるでしょう。
夫婦の「会話なし」パターン4つ
夫婦の会話がなぜなくなるのか、理由やパターンを4つご紹介します。
1.相手に興味がない
相手に興味がだんだんなくなってしまい、無関心になっているパターンが考えられます。
最初は相手に対して変えてほしいところを要求していても、変わる気が一切ないと悟った瞬間に無関心になるのでしょう。
相手を既に「置物」として認識しており、嫌なところが目についても諦めてしまいます。
諦めのネガティブな感情が徐々に募り、だんだん「会話をしない方が良い」という結論を出してしまうのでしょう。
2.マンネリ
付き合いが長くなると相手の言動が読めるため、会話が面倒臭くなるのも理由のひとつです。
相手が考えるデートプランや、相手の返答、相手の行動の多くが予測できます。
相手との会話に刺激が感じられなくなると、次第に会話も減るでしょう。
またデートに飽きてくると、2人で出かける用事もなくなり会話が乾いてしまいます。
新しいことに挑戦すると、また会話も生まれてくるでしょう。
3.心を閉ざされている
夫から心を閉ざされた場合も、会話無しの夫婦になってしまいます。
お金の問題や不倫の問題などで、相手を何度も困らせている場合はこのケースが多いです。
相手はあなたに対して諦めの念を抱いており、あなたに何も期待していません。
このケースでは、本当にあなたが変わったことを証明するために長い年月を必要とするでしょう。
4.すれ違いが多い
仕事や趣味に没頭してしまい、2人きりの時間が作れないと何を話して良いのか分からなくなってしまいます。
すれ違いが多発して2人きりの時間が作れないと、お互いにしどろもどろになり会話が進みません。
挨拶くらいはするかもしれませんが、それ以上の会話は一切できないでしょう。
このままじゃダメだと思いつつも、行動できないケースが多いです。
男性が会話したがらない理由4つ
そもそも男性が女性と会話したがらない理由や状況を、4つご紹介します。
1.仕事が忙しい
会話が減る男性側の理由として、仕事に疲弊していることがあげられます。
男性側が家庭の大黒柱として働いている場合、仕事が優先されてしまい家にいても仕事について考えてしまうでしょう。
また仕事で重要なタスクを任されると、そのことで頭がいっぱいになりがちです。
そのため家族の会話が軽視され、夫婦間でのすれ違いが起こる可能性が高いです。
2.趣味を大切にしたい
ゲームの時間や趣味の時間に没頭したい男性は多く、1人の時間を大切にしたいと考えています。
1人の時間を大切にしたいにも関わらず、妻から何度も話しかけられると会話自体が嫌になる可能性も考えられます。
1人の時間を作りたい男性の場合は、「夕食とその後30分くらいは家族の時間にする」など家庭内ルールを取り決めることが大切です。
3.浮気・不倫している
浮気をしている男性は、口数が少なくなります。
会話の中でボロがでるのを恐れており、飲み会から帰宅した後や、仕事の出来事、その他休日の出来事を話したがりません。
自分のことを聞かれたくないため、妻のことについてもあまり聞かない傾向があります。
そのためどんどん会話が少なくなり、気づいたら会話なし夫婦になっていたというケースも。
相手の行動を要チェックしてみるのが大切です。
4.おねだり・交渉される
あなたが旦那へのおねだりを多くしているのであれば、旦那はあなたと会話をしたくなくなります。
おねだりの多い少ないは人によって違うため、相手の反応を見て確かめましょう。
例えば「〇〇ほしいな!」と普段のように言ってみて、旦那の反応が薄かったり顔をしかめたりするのであれば、鬱陶しいと思われている可能性が高いです。
逆に「なに、欲しいの?」と乗り気であればこの可能性は消去できるでしょう。
「会話なし夫婦」から脱出する方法8つ
会話なし夫婦から脱出する方法を、8つご紹介します。
1.まずは挨拶を大切にする
会話なしの状態からいきなり80分も会話するのは難しいので、挨拶から始めましょう。
「ありがとう」「いってらっしゃい」「おはよう」「おやすみ」を始めとして、「寒くなってきたから暖かくしてね」など、相手を気遣うフレーズを取り入れていくのがおすすめです。
相手の挨拶も柔らかくなってきたら、次第に普通の会話も取り入れていきましょう。
初対面の人と話すかのように、少しずつ距離をはかっていきます。
2.お弁当や食事に凝ってみる
お弁当の中身を変えるなどして、話題を作りましょう。
相手が好きそうな食べ物をたくさんいれると、食卓でも会話が生まれる可能性があります。
旦那の方から、「今日の弁当は美味しかった」「好物を覚えていてくれたんだ」と会話を振ってくれる可能性もあるでしょう。
新しい料理に挑戦してみたり、弁当箱を変えてみたりと話題になるような刺激を足していくのがおすすめです。
3.メールやLINEでコミュニケーションを取る
いきなり会話をするのが難しい場合は、メールや置き手紙で会話をするのがおすすめです。
発言を考える時間がありますし、感情的になりにくく相手と口論しにくいのが利点でしょう。
相手からも返信が来るようになったのなら、徐々に挨拶から取り入れていくのがおすすめです。
もしくはメールで、「最近会話がないけど、どう思っていますか」など、ストレートに聞いてしまうのも手段のひとつ。
4.相手の好きそうな話題を振る
相手が興味を持っている話題を振ると、良い反応が返ってくるケースもあります。
普段から生返事ばかりで悲しい思いをしているときは、相手の興味のある話題を探してみましょう。
ただし相手が興味のありそうな話題を考えて振ったとしても、生返事が返ってくる可能性があるのは頭に入れておきましょう。
まだ少しでも会話がある夫婦や会話なし夫婦になって日が浅いケースに、おすすめの方法です。
5.夫婦で共通体験をする
夫婦で2人の将来を考えるなど、共通体験をしてみましょう。
「子どもがいなくなったら2人きりの生活になるよね」と話しかけ、相手との会話を促すのがおすすめです。
将来子どもが自立したらしたいことリストなどを一緒に考えて、時間をかけて作り上げていきましょう。
一緒に趣味を発掘したり、料理を作ったりするのもおすすめです。
旦那が乗り気でない場合は、認知症にかかるリスクについても触れたり自分の感情を素直に表現したりするのも良いでしょう。
6.感謝の気持ちを伝える
会話の糸口が全く見つからない場合は、「ありがとう」を言える場面を探しましょう。
特に見当たらない場合は、夫が帰ってきたときに「いつもありがとうね」と突発的に伝えるのがおすすめです。
特に意味がなくても、少しでも感謝の気持ちが湧いたらありがとうを伝えて見てくださいね。
7.思い出話をしてみる
一緒の空間にいるときに、子どもが小さかった頃の話や仲が良かった頃に流行った音楽などの話題を振ってみましょう。
昔の出来事や音楽・ドラマなどを取り上げているテレビ番組をつけて、話のネタを作るのもおすすめです。
昔はこうだったよね、と会話することで懐かしい気持ちが湧いてきて会話をしてくれるケースもあります。
8.仕事の話をしてみる
あなた自身も働いているのであれば、仕事について話すのもおすすめです。
仕事の悩みを打ち明けると、夫がアドバイスをしてくれる可能性は高いです。
男性は「頼られたい」と思い、実際に頼られると嬉しさが湧きます。
夫にアドバイスをもらうていで、きちんと相談してみましょう。
ただし愚痴になってはいけません。
「仕事でこういうタスクが上手くいかない」「この対処をして、結果はこうだった」など、話を整理して話すのが良いでしょう。
会話なし夫婦を脱出して、穏やかな生活を迎えよう!
会話なし夫婦について、特徴や解決方法をご紹介してきました。
会話なしの状態は辛いですが、努力次第で解決できるケースも多いです。また、早め早めの行動が大切です。勇気を持って、ぜひ挨拶などできることから取り入れてみてくださいね。