片思いで失恋してしまったあなた。
今、あなたの心はとても傷ついていて、「いつか立ち直れる」なんて言葉も信じられないかもしれません。
どんな形で失恋したにせよ、1つの恋が終わることはとても辛いですよね。
この記事では、そんなあなたに向けて、失恋から立ち直る方法や、持っておきたい心構えを詳しく紹介します。
この記事が、あなたの傷を癒し、次の恋へ向かう気持ちの第一歩になれば幸いです。
目次
片思いで失恋してしまったら
片思いの相手に失恋してしまった時に、覚えておきたい3つのことがあります。
ここをチェックしておけば、失恋直後の嵐のような気持ちの変化にも戸惑わずに対処できること間違いなし。
「さっき振られたばかり…」というあなたは、ぜひチェックしてみてくださいね。
まずは自分に優しく。自分を責めない
あなたは、失恋で何もできなくなってしまった自分に対して、「情けないな」と思っていませんか?
そんな風に自分を責める必要はありません。
実は恋愛中には、幸せ・やる気を引き出す「ドーパミン」というホルモンが脳から出ています。
ところがこの幸せホルモンは、恋が終わると同時に一気に減ってしまうので、やる気がなくなり、悲しい気分になるのは当然なんです。
だからこそまずは、失恋して傷ついた自分の心に優しい声をかけてあげてください。
振られてあなたの価値がなくなったわけじゃない
失恋というのは、恋心を抱いていた相手に受け入れられなかったことを意味します。
しかし、それは「今後も誰にも愛されない」という意味ではありません。世界中に何十億人といる人のうち、たった一人に選ばれなかっただけなんです。
「自分は誰にも愛されない、価値のない人間」なんて思わないでくださいね。
一度振られたからって、あなたの価値が減ったり、なくなったりはしませんよ。
一人で辛い気持ちを抱え込まないで
一人でいると、暗い考えがグルグルと回って、いつの間にかこれ以上ないほど落ち込んでしまうことも。
そんな負のスパイラルを防ぐためにも、辛い気持ちを抱え込まないように行動することが大事です。
ネットで似たような失恋を体験した人を検索して体験談を読んだり、友達と失恋経験を共有したり、誰かと気持ちを分かち合う体験をしてみてください。
「自分だけじゃない」と思えて、少し元気が出てくるかもしれません。
片思いの失恋からなかなか立ち直れない理由
1週間、2週間、1ヶ月と経っても片思いの失恋から立ち直れないのには、理由があります。
ここでは、片思いの失恋から立ち直るのが難しい理由を4つ紹介します。
1.楽しかった記憶を忘れられない
片思い中は、相手を見るだけでも楽しいですし、相手と話をするだけでもウキウキしますよね。
それに、2人でドライブや食事をしたなら、それも良い思い出として残っているはずです。
楽しかった記憶があるだけに、「もうあんな時間は作れないんだな」と思うと、失恋の傷から立ち直れないのは、ある意味で当然です。
2.相手から「拒絶された」事実が辛い
自分は相手のことを好きだったにも関わらず、相手は自分のことを好きになってくれなかったというのが、失恋の辛いところです。
つまり、形はどうあれ、失恋は「恋心の拒絶」とも言えるでしょう。
誰でも、自分が好きな相手には自分のことを好きでいてほしいと思っています。
そのため、理由が何であれ「拒絶」という事実だけで、気持ちが沈み込んでしまい、失恋の傷をなかなか癒せない人も珍しくはありません。
3.相手との明るい将来を期待していたから
手に入らなかったものを想像した時の虚しさも、失恋からなかなか立ち直れない理由です。
片思い中には、自然と相手との未来を考えてしまいますよね。
「付き合えたらこんなことがしてみたい」「この人とここにデートに行ったら楽しそう」など、明るい想像でいっぱいだった人もいるはずです。
ところが、失恋するとその想像はすべて叶わなくなります。
楽しい未来を考えていたからこそ、辛い気持ちも人一倍長く続いてしまうのですね。
4.これ以上いい相手に出会えると思えない
「逃した魚は大きい」という言葉があるように、手に入れられなかったものは、より魅力的に感じられます。
自分を選ばなかった相手にも関わらず相手を美化してしまうのが、人間の自然な心理です。
そして、あまりにも相手を美化しすぎると、これ以上いい相手が現れないような気がする人もいるでしょう。
「もういい出会いはないんじゃないか」と不安になる度に、失恋の事実を思い出し、心の傷が治りにくくなってしまいます。
片思いの辛い失恋が楽になる心構え
片思いでの失恋の傷を癒すには、心が楽になるような考え方を身に着けることも大切です。
ここでは、3つの心構えを紹介するので、ぜひ日々の中で意識してみてください。
「すぐには無理!」という場合でも、少し調子のいい日に、これから紹介する考え方に意識を向けることで、少しずつ失恋の傷を癒せます。
私を振るなんて見る目がない!と思う
自信過剰に聞こえるかもしれませんが、顔を上げて「私を振るなんて、見る目ないな」と口に出してみてください。
少しだけ、辛さがマシになりませんか?
失恋した、恋が終わったということは、元々カップルになる運命じゃなかったのかもしれません。
相手に見る目が育っていなくて、素敵な女性を見逃したのかもしれません。
振られたのは「自分のせい」と決めつける必要はないんです。
あなたには他にもっといい人がいるはず
失恋の理由は様々ですが、どれも結局は「相手の基準」を満たさなかっただけに過ぎません。
相手にとってはあなたは魅力的ではなかったけど、ほかの人にとってはあなたが魅力的である可能性は、十分あります。
あなたの人生には、まだまだ素敵な人々が待っているはず。
今回の失恋は、次の恋愛に進むためのステップだったと考えてみましょう。
辛い気持ちは時間が解決してくれる
どんなに辛い出来事でも、10年、20年と経つうちに思い出になり、笑って話せる日が来ることは、よくあります。
人間には生まれつきの回復力が備わっているので、誰でも時間とともに疲れを癒して、次のステップに進めるからです。
辛い時こそ、「時間が解決してくれる」と信じましょう。
片思いの失恋から立ち直るステップ
失恋直後に「全然大丈夫!」と気持ちを切り替えられる人は、ほとんどいません。
多くの人は、5つのステップに沿って、少しずつ辛い気持ちを癒していきます。
今、失恋の傷に悩んでいるあなたは、自分がどのステップにいるのかを把握することで、ゴールまでの距離感も見えるはず。
さっそく、片思いの失恋から立ち直るステップをチェックしてみましょう。
STEP1.失恋後は辛くて仕方がない
失恋直後は、どんなアドバイスも心に響かないくらい悲しいものです。
毎日相手のことを思い出しては悲しくなり、ふとした瞬間に涙が流れることが、よくあります。
気持ちを拒絶された時のショック、想像していた未来が叶わないと知った時の虚しさが、リアルに迫ってくるんですね。
この時期、脳内ではやる気や幸せに結びつくドーパミンの量が減っているので、仕事や家事に無気力になってしまう人もいます。
STEP2.自分の行動を後悔したりする
失恋直後の気持ちの波を乗り越えても、すぐに次の波がやって来ます。
それは、思考の波です。
ドーパミン不足が少しずつ解消されると、気持ちは落ち着きますが、その分頭で失恋を考えるようになります。
「連絡をし過ぎてうっとうしかったのかな?」
「あの時こうやって声をかければよかった…」
など、自分の過去の行動をチェックしては、後悔することも。
この時は、客観的な分析ではなく、自分を責める気持ちで行動を採点しています。
そのため、考えれば考えるほど気持ちが暗くなり、自信がなくなってしまうのも、STEP2での心の動きの特徴です。
STEP3.だんだん失恋した事実を受け入れる
気持ちの波、思考の波を越えると、少しずつ冷静な見方を取り戻せます。
どれだけ傷ついたとしても、どれだけ原因を考えたとしても、結果的には自分は選ばれなかったということを、素直に受け取れるようになっていきます。
まだ心は不安定ですが、STEP2の時のように、「自分のどこが悪かったのか」と考えることは減るでしょう。
現実をそのまま直視し、立ち上がる準備をしている状態です。
STEP4.振られた理由を分析する
心が落ち着いてくると、振られた理由を冷静に分析できるようになります。
そしてSTEP2とは違い、偏りのない見方なのが特徴です。
「私のどこがダメだったんだろう?」というよりは、「どうすればうまくいっただろう?」という、未来に向けた考えが出てくるのもSTEP4ならではの特徴。
ここまで来ると、失恋の傷はだいぶ塞がってきています。
STEP5.時間が経つにつれて楽になる
最後のSTEPはとても自然にやって来るため、気づかない人も少なくはありません。
気持ちの波と思考の波を越えて、冷静さを取り戻し、分析まで出来るようになったあなた。
いつの間にかほかの人間関係や仕事にも目を向けられるようになり、失恋の傷は心の奥にしまい込まれます。
そして時間とともに傷は塞がり、次の恋への意欲も少しずつ湧いてきます。
辛い失恋も、ある程度は時間が自然と解決してくれますよ。
片思いの失恋から立ち直る方法10選
「片思いで失恋してしまい、落ち込んだ気持ちを早く回復させたい!」
そんなあなたのために、ここでは失恋から立ち直る10の方法をお伝えします。
お金も時間もかけずに出来ることもあるので、この記事を読み終えたら、さっそくあなたの心をケアしてあげてくださいね。
1.友人に励ましてもらう
失恋した時は、一人で悩むよりも人に甘えてみるのがおすすめ。
「弱音なんて吐けない」と考えずに、仲の良い友人に辛い気持ちを打ち明けてみましょう。
友人に話をじっくり聞いてもらい、励ましてもらうだけでも気持ちが落ち着きますよ。
失恋をきっかけに、女同士の友情がさらに深まることもあるかもしれません。
2.明るい気分になれる曲を聴く
音楽には、人の感情を引き出す効果があることがわかっているんです。
心理学的に見てみると、明るい音楽を聴くと明るい気分になり、暗い音楽を聴くと暗い気分になると言われています。
失恋した時はバラードを聞きたくなりますが、ここはアップテンポのダンスナンバーを聴いてみましょう。
もしくは、好きなアーティストの曲を流し続けるのもOK。
心が少しずつ楽になっていくのを感じられるはずです。
3.思いっきり泣いてスッキリする
失恋の悲しさを癒すには、涙の力を借りるのも有効。
というのも、感情的に流す涙にはストレスの元となる成分が入っているんです。
失恋後につい涙が出てしまうのは、ストレス解消の意味もあるんですね。
そして、ストレス解消のための涙は、失恋とは関係なくてもOK。
悲しい映画やドラマで泣いて、失恋後のストレスを癒し、スッキリした気分を作ることも可能です。
4.辛い気持ちを紙に書き出す
辛くて涙が流れるけど、うまく言葉にできない時には、辛い気持ちを紙に書き出してみてください。
心に悲しい気持ちや空しい気持ちを抱えたままでいるよりは、紙に書き出して外に気持ちを出した方が、心の傷を早く治せます。
気持ちを紙に書き出す時は、まとまっていなくて構いません。
頭に浮かんだ「辛い」「もうやだ」「無理」など、短い言葉を書きなぐるだけでも大丈夫です。
最後にその紙を破って捨てると、辛い気持ちを軽くできます。
5.ファッションや髪型を変えて気分を変える
失恋から立ち直るためには、失恋してしまった過去ではなく、素敵な出会いが待っている未来に目を向けることも必要。
定番ではありますが、髪を切ったり、ファッション・メイクを変えて新しい自分を演出してみましょう。
髪型やファッションなどの外側を変えることで、内側の気持ちも影響を受けることは間違いありません。
6.仕事や趣味に打ち込む
失恋してしばらくの間は、「なぜ振られたんだろう」という考えが堂々巡りしがちです。
ただ、本当の理由は相手だけが知っていますし、振られた理由を次の恋愛に活かせるケースばかりではありません。
考えるのは無駄だと知りつつも、頭が前の恋に捉われているんですね。
そんな時は、仕事や趣味に打ち込んで相手のことを忘れるのがおすすめです。
キャリアアップのための資格、始めたかった趣味があるなら、「今がチャンス」と思って一歩踏み出してみましょう。
7.運動する
失恋すると一気に減ってしまうドーパミンは、運動で増えることが分かっています。
つまり、失恋後の悲しい気持ちも運動で緩和できるということ。
辛い時こそ、運動で気持ちを切り替えましょう。
ドーパミンを増やすために特におすすめなのは、散歩やランニングといった有酸素運動です。
近所を散歩してみたり、ランニングコースを軽く一周するだけでもいいので、外に出てみませんか?
8.よく寝て体を休める
「イメチェンや運動もしたいけど、動き出せる気力がないな」と感じる時は、体を休めてみるのもひとつの手。
あなたが一生懸命恋をしたからこそ、脳や体が疲れて休みを欲しているんです。
新しいことをしたり、何をしても気持ちが動かない時には、とりあえず寝てみましょう。
たくさん眠ってエネルギーが回復するのを待つことも、失恋から立ち直る方法です。
9.旅に出て新しい人と出会ったり新しい経験をする
今住んでいる場所に片思いの相手との思い出が多すぎる場合、旅に出て気持ちを切り替える方法が有効です。
人との出会いや美味しい食べ物など、旅先では新しい経験があなたを待っています。
少なくとも、辛い思い出の詰まった場所から離れるだけでも心は楽になるはず。
過去を忘れて未来に進むために、ずっと気になっていた場所を訪れてみるとよいでしょう。
10.自分にとことん甘くなる
恋愛、しかも片思いってすごくエネルギーを使いますよね。
相手の言動に一喜一憂したり、自分磨きのためにスキンケアやファッションに気を遣ったり、あなたは片思い中本当によく頑張りました。
それに何より、失恋の傷から立ち直ろうと、今も頑張っています。
だからこそ、自分にとことん甘くして、ご褒美をあげましょう。
気になっていたスパに行ったり、雑誌で紹介されていた高級スイーツで自分自身を労ってあげてください。
片思いの失恋から立ち直るためにやってはいけないこと
片思いの失恋から立ち直るためには、NGな方法もあります。
これから紹介する方法をやってしまうと、逆に心の傷が開いたり、危険な目に遭うことも。
「知らず知らずのうちにこんなことしてない?」と振り返りながら、読んでみてください。
1.相手のSNSを見る
失恋から立ち直るのを邪魔してしまう習慣の1つが、相手のSNSを見ること。
相手のSNSを見ると、その度に失恋のことを思い出す上に、最悪の場合は相手の恋を知ってショックを受けるかもしれません。
失恋直後から心が冷静になるまでは、相手のSNSは一切見ないほうが、失恋から早く立ち直れますよ。
SNSでのつながりを守りたい場合は、ミュート設定をしたり、一時的にこちらがSNSにアクセスしないという方法もあります。
2.相手のことを美化する
自分を選んでくれなかった相手のことは魅力的に見えますが、あまりにも美化しすぎないように注意が必要です。
というのも、相手を美化しすぎると、いい人を見つけた時も「物足りないな」と感じて次の恋に進みにくくなってしまうから。
相手にはいい面だけではなく、悪い面もあったことを思い出してみましょう。
「普通の人に恋をして、普通の人に振られた」という意識が大切です。
3.相手のことを憎んだり悪口を言う
相手のことを美化しすぎるのも問題ですが、振られたからといって憎んだり悪口を言うのはNG。
相手を否定することは、そんな相手を好きだった自分自身を否定することにもなります。
また、周囲の人々に相手の悪口を言って回ると、あなたの人としての評判が落ちることも。
「thank you, next!」という気持ちで、前に進むことが必要です。
4.自暴自棄になって代わりの人と付き合う
新しい恋で失恋を癒すのは、失恋から立ち直る方法のひとつではあります。
ですが、失恋して寂しいし辛いからといって、適当な相手と恋愛するのは危険。
失恋直後は心が疲れているので、相手の本当の性格を見極められず、遊び目的の男性に引っかかってしまうかもしれません。
また、まだ失恋の傷が癒えていない状態では、例え新しい人と付き合ったとしても、失恋した相手と新しい人を無意識に比べてしまう可能性アリ。
悪いことをしているような気分に苛まれるのは間違いないので、気持ちが落ち着くまで、次の恋は控えておきましょう。
辛い片思いの失恋から立ち直ろう
片思いの失恋はとても辛いですが、あなたが恋をしていた時間はけして無駄ではありません。
今回の経験は必ず次の恋愛で活かせますし、あなたの人としての成長を後押ししてくれるはず。
少しずつ傷を癒して、新しいあなたに出会えるように、この記事で紹介した方法を試しながら失恋後の日々を過ごしてみてくださいね。