一緒に暮らし、良いことも悪いことも分かち合う、一番身近な人である旦那。
旦那を嫌いになってしまうのはとても苦しいですよね。
嫌いになってしまった場合、心穏やかな人生を取り戻すための対処法と、どうしてもダメだったときの最後の手段について解説します。
目次
旦那が嫌いな妻はどのくらいいる?!
20~50代の既婚女性100人にアンケートに協力をしていただきました。
旦那が「嫌い」「やや嫌い」の割合は1割程度でした。
20代は割合が少なく、年齢を重ねるほどに増加傾向です。
インスタなどのSNSでは「#旦那嫌い」「#旦那死ね」などもよく見かけます。
好きで結婚しても、時間が経てば良くも悪くも心や環境が変わっていくものです。
結婚当時には見えていなかったものが見えてくるケースもあるでしょう。
女性側の余裕がなくなって許せていなかったものが許せなくなることもあります。
旦那が嫌いになってしまう理由の詳細は次の章にまとめました。
旦那嫌いになる理由は?パターン5つ
旦那を嫌いになってしまう理由で多いものを紹介します。
1.役に立たないから
家事や育児に協力的でなかったり稼ぎが悪かったりすると、「役に立たない」と感じて嫌いになります。
旦那側がマイペースで妻側の責任感が強い場合、とくに多いです。
「私だって、家事は得意じゃないし、子育てだって手探りで頑張っているのに…」という不公平感や不満が大きくなります。
それでも夫に尊敬できる部分があると、改善の道もあるでしょう。
2.浮気されたから
浮気は夫婦間における重大な裏切りです。
嘘をつかれて浮気されていたり妻がとくに大変だった時期に浮気されていたりすると、もう許せません。
どんなに反省した姿を見せようとも無理です。
信頼できません。
再構築するのも離婚するのもハードな道になります。
3.モラハラ・DVがあるから
旦那の帰宅時間になると胸が苦しくなる、旦那と話していると自分がとてもダメな人間のように感じてしまう、旦那が側にいると緊張してしまうなど、モラハラやDVをされると心が休まりません。
モラハラやDVは些細なことからスタートしてエスカレートすることが多く、「モラハラしている」「モラハラされている」という認識を持ちにくいです。
そして、被害に気が付いた後は旦那が敵にしか見えなくなります。
4.自分勝手だから
気分にムラがあったり、仕事のストレスを家庭に持ち込んだりするタイプの旦那は妻にケアを求めます。
妻に余裕があるときにかわいく甘えるのならばいいのですが…。
妻は機嫌をとってくれて当たり前と思っているような旦那を相手し続けるのは大変です。
「ストレス解消」「自分へのご褒美」などの名目で浪費することもよくあります。
妻も疲れているのでは?などとは一切考えません。
5.外面が良いから
外面だけがいいタイプの旦那も、妻にとっては嫌いな存在になります。
外では家族思いのように振る舞っていて、愛想も良く、他人に親切なので、周囲から妻の不満は理解されません。
家ではモラハラ三昧でワンオペ育児を強いられていても「あんなに良い旦那さん、もっと大切にしなくちゃ」などと言われてしまいます。
旦那が嫌いだと思った時の対処法8選
旦那を嫌いになってしまったときの対処法を紹介します。状況や自分に合ったものを選びましょう。
1.旦那の職場に行ってみる
忘れ物を届けるなどの口実で旦那の職場へ行ってみましょう。
働いている旦那の姿を見れば「夫も頑張っている」と思え、優しくできるかもしれません。
職場に直接行くのは難しくても、手掛けている製品やサービスを使ってみる、企業のホームページを見てみるなどで夫を尊敬する気持ちが湧きやすくなります。
満員電車や長時間労働などがどのようなものなのか知ると、寛容な気持ちも湧いてくるのではないでしょうか?
2.旦那と話し合ってみる
話し合えるようならば、話し合いましょう。
「察して欲しい」では伝わりません。
話す時には「〇〇が嫌だ」ではなく、「〇〇が嫌だから、△△して欲しい」まで言いましょう。
話す前に言いたいことを紙にまとめておくと、要領よく話せます。
あくまで「話し合う」です。「不満をぶつける」ではありません。
3.旦那と距離を取ってみる
旦那といると息が詰まるのならば、距離を取ってみましょう。
1人で出かける、実家に行ってみる、別々の部屋で過ごす、構わないなど、物理的、精神的に離れてみてください。
旦那に嫌なクセがあっても、目に入らなければモヤモヤしません。
旦那以外に興味を向けてみましょう。
夫婦と言えども、お互いに1人の時間が必要です。
4.友達や家族に相談する
友達や家族に相談してみましょう。
悩んでいるときは視野が狭くなりがちです。
「○○でなければならない」と思っていると、夫が嫌いになるのを止められません。
愚痴を言うこと自体がストレスの発散にもなります。
ただし、いくら仲の良い友達や家族相手とは言え、ネガティブなことばかり聞かせると嫌がられるので気を付けてくださいね。
SNSで旦那の悪口を言って発散するのもいいですが、やり過ぎるとTL(タイムライン)がネガティブなものばかりで埋まってしまい、余計に気が滅入ることがあります。
5.働く
働くことができるのならば、働きましょう。
お金や仕事は自信に繋がります。
仕事を通して家族以外からの評価を得るというのも新鮮ですよ。
仕事をしていると、旦那に意識が行き過ぎなくなる効果もあります。
短期のスポット派遣や短時間勤務、在宅ワークなど、様々な働きかたがあるので、「無理」と思わず、挑戦してみましょう。
6.実家に避難する(別居)
実家が頼れるのならば、一時的にでも避難しましょう。
モラハラやDVが酷いときは一緒に暮らしながら対処するのは難しいです。
物理的に距離を取り、たくさん寝てたくさん食べると、進むべき道が見えてくることもあります。
2度と夫の元に戻らないのか、もう少し頑張ってみるのかの選択は、元気なときにしなければなりません。
7.シェルターへ避難する
DV旦那の場合はシェルターの利用がおすすめです。
着の身着のままであっても受け入れてくれます。
あなたさえ言わなければ、シェルターの場所は絶対に知られることはありません。
「行くところがない」などと絶望しないでくださいね。
8.離婚する
旦那は変わってくれそうにないし、自分ももう限界だと思うのならば、離婚という選択肢もあります。
新しい人生を歩みましょう。
旦那を嫌いなまま暮らしていると、やがて自分自身も嫌いになってしまいます。
今時離婚したくらいでとやかく言う人は少ないです。
旦那が嫌いで離婚したいときにすべきこと3選
旦那が嫌いでたまらず、離婚をするときに大切なことを紹介します。強い意思を持って実行しましょう。
1.弁護士に相談する
不貞やDV、浪費による借金など、旦那側に明確な落ち度がある場合、有利に離婚をすすめることができます。
慰謝料を手にできる場合もあるでしょう。
直接旦那と話し合うのが難しかったり慰謝料や養育費、財産分与をしっかりと行いたかったりする場合は弁護士に相談するのがおすすめです。
旦那と2度と顔を合わせずに法律に則ってことを進められます。
2.お金を貯める
離婚は何かと物入りなので、お金があるととても心強いです。
慰謝料や養育費がスムーズに支払われるとも限りません。
お金を貯めたり稼いだりしておきましょう。
当てにし過ぎるのは良くありませんが、条件を満たせば夫の退職金や年金などの一部が妻の権利として認められる場合もあります。
3.離婚届を記入する
離婚するためには記入欄を適切に埋めた離婚届の提出が不可欠です。
離婚届けはダウンロードも簡単にできるので、心が決まったら自分で記入できる欄は全て記入しておきましょう。
保証人も必要なので、あらかじめ打診しておくのがおすすめです。
夫に覚悟のほどを示すこともできます。
旦那が嫌いな時でもしてはいけない行動3選
旦那が嫌いであっても、やってはいけない行為があります。
1.旦那に好戦的な態度をとる
好戦的な態度や「売られたケンカは買う」精神は夫婦仲を悪化させるだけです。
夫婦は敵ではありません。
家庭を勝ち負け、優劣、上下を競う場所にしてしまうのは虚しいです。
アンガーマネジメントを身に付けましょう。
自分の心身を守ることや議論をすること、意見を伝えることは大切ですが、攻撃は同じレベルに落ちてしまいます。
また「トイレの便座を上げっぱなしにするなんて、マナーが悪い」ではなく、「トイレの便座を下げて欲しいな」など、旦那そのものを非難するのではなく、旦那の行為を指摘すると、旦那も必要以上に気分を害することはありません。
2.子どもに旦那の悪口を言う
子どもに旦那の悪口を吹き込むのはやめましょう。
旦那が嫌いだと、子どもを味方に付けたくなりますが、子どもに親のケアをさせてはいけません。
相談相手には大人を選んでください。
旦那がどんなに嫌いでも、母親が毒親になってはいけません。
3家事・育児を放棄する
育児放棄はだめです。
離婚までは考えていないのならば、家事の放棄もやめましょう。
放棄した分は結局妻に返ってくることが多いです。
家事を放棄するのならば、別居など、住居を分けたうえでやりましょう。
とはいえ過剰に旦那の世話をする必要もありません。
旦那自身が散らかしたものは旦那に片付けさせましょう。
「分からせたい」ときには相手と同じことをするよりも相手の行為を写真や動画で撮った方が効果的です。
酔っぱらって迷惑をかけているときの写真や興奮をして支離滅裂な暴言を吐いている動画などを素面のときにみせましょう。
旦那を嫌いになってしまうのにはさまざまな理由があります。
良い関係を作りたいのならば、お互いの歩み寄りが大切です。
その一方で、適度に外に関心を向けることも意識しましょう。
また、もう無理、離婚するしかないという結論になったのならば、しっかりと準備し、新しい人生に進んでいってくださいね。