告白されて嬉しいはずなのに、なぜか交際をためらってしまう…人生そんな複雑な思いを抱える時もあります。
今回は、「好きだけど付き合いたくない」時の理由と対処法を解説します。
交際の障害物は何なのか、また適切な断り方を知りましょう。
「好きだけど付き合いたくない」気持ちは理解されにくい場合もありますが、罪悪感を抱える必要はありません。
自分の気持ちに正直に恋愛しましょう。
目次
「好きだけど付き合いたくない」を経験した女性の割合
20~40代の女性40人にアンケートに協力していただきました。
約1割の女性が「好きだけど付き合いたくない」という感情を抱いたことがある、という結果になりました。
「好き」と「付き合いたい」は必ずしも一致しません。
「惹かれる部分があるけれど、トータルで判断した場合、恋人としてナシ」「遠くから見つけてキュンキュンしているくらいがちょうどいい」「『推し』と恋愛は無理」などという声も聞かれました。
無意識のうちに自分と「釣り合っている」男性と付き合いたいと思うようです。
「好きだけど付き合いたくない」理由8選
好きだけど付き合いたくない理由で多いものを紹介します。
1.別れるのが怖いから
好きであればあるほど、別れを不安に思います。
恋人関係が崩れてしまったら友達にも戻れないかもしれません。付き合った後のことを考え、付き合うことを尻込みします。
目の前にある幸せ(交際)よりも、まだ起こっていない悲劇(破局)に恐れをなして、現状維持を選びがちです。
しかし、交際をしなかったからといっていつまでも「現状」が続く保証はありません。
2.相手の条件が悪いから
あなた自身は魅力を感じているものの、容姿や職業、周囲からの評判などのスペックがあまり良くない場合、恋人にしたいと思えません。
周りの評価を気にして付き合うのを躊躇してしまいます。
「えー、あの男性のどこがいいの?」などと言われることを思うといたたまれません。
彼と付き合って幸せになれる自信がないため、自分の気持ちを押し殺しがちです。
3.相手と釣り合っていないから
自分に引け目を感じていると、好きでも付き合えません。
「私なんかが」という考えが根底にあります。
- ・私なんかが彼と付き合ったら笑われるのではないか
- ・彼もそのうち幻滅して愛想を尽かすだろう
- ・彼の横にいるのにふさわしい器量じゃない
好きな人と対等な恋人になるよりも、ただのファンというポジションのほうが落ち着くタイプです。
4.我慢できない部分があるから
「我慢できない要素」が深刻過ぎて、「好き」でカバーできないケースです。
喫煙者、お金にルーズ、浮気性など、どうしても受け入れられない部分がある場合、恋人へのハードルは高いです。
交際後に改善する可能性にかける気にはなれません。
ダメな部分の目をつむって交際を選んだとしても、やがて「〇〇だけれど、好きな人」が「〇〇だから嫌いな人」になってしまうでしょう。
5.仕事に集中したいから
恋愛よりも仕事への興味が強いと、相思相愛であっても交際は邪魔に思えます。
仕事に疲れているのにLINEの相手をしたり、デートと仕事の予定を調整したりが負担にしか思えません。
仕事は努力が報われやすいので、恋愛よりも面白くてやりがいがあると感じる女性は多いです。
憎からず思っている相手であっても、タイミングが悪ければ仕事を邪魔する敵に見えることもあります。
6.そこまで好きじゃないから
恋愛にはエネルギーが必要です。
平日はLINEなどでこまめに連絡を取り合い、休日はデートに充てなければなりません。
恋愛よりも優先したいものがあると、好きな相手からの告白にも気が乗らないです。
1人の気ままな時間、趣味、推し活、友達付き合いなどの日々に満足している場合、恋愛にリソースを割くのは嫌です。
今の日々が十分に楽しいので、男性の機嫌を取ったり、グッズを諦めてデート代を捻出したりする気になれません。
7.ほかにも好きな男性がいるから
告白してくれた男性のことも憎からず思っていますが、他にも好きな男性や本命がいたりする場合は交際に迷いを持ちます。
「本命男性が脈ナシだった場合、彼でもいいか」などと考える場合も多いです。
交際ではなく「とりあえずキープ」したいと思います。
ただし、本当は本命との交際を熱望しているため、付き合ったとしてもあっさり嫌になる可能性が高いです。
8.男性不信だから
男性不信や恋愛のトラウマを持っていると、好きであっても交際に踏み切りにくいです。
付き合う前から次々と良くない想像をします。
「どうせ男なんて」という思いが強く、「好き」という気持ちが勝てません。
自分自身が男性に嫌な思いをさせられていなくても、周囲やSNSで嫌な話を見聞きしていると男性不信になり、恋愛に抵抗感を抱きやすいです。
自分の体験・心配事・妄想・噂・現実の彼、を分けて考えましょう。
「好きだけど付き合いたくない」時の対処法5選
「好きだけど付き合いたくない」のに告白された場合の対処法を紹介します。
1.「ごめんね」と断る
付き合えないのならば、告白を断る必要があります。
あなたは混乱していろいろ悩んだかもしれませんが、相手も勇気を持って告白してくれたという事実を忘れてはいけません。
好意を伝えてくれたことに感謝をし、誠実に向き合いましょう。
返事をうやむやにするのはあなた自身の評価を落とすことにもなります。
2.交際中のルールを決める
交際を少し前向きに考えているのならば、ルールを決めた交際を提案するのもありです。
「趣味の習い事があるので、デートは隔週」「○○の話は揉めるので、禁止」など条件を出しましょう。
相手男性がそれを受け入れたのならば、交際してみて損はありません。
ルールは細かくたくさん作るのではなく「これだけは」というものに絞りましょう。
たくさんルールを作ったり、「〇〇を守ってくれたら交際してあげる」という態度を取ったりすると、男性の方があなたとの交際に尻込みます。
ルールありきであっても、一旦交際がスタートしたら2人は対等です。
3.一旦保留にする
告白の返事はその場でしなければならないという決まりはありません。
即決出来ない場合は「少し考えさせてほしい」と伝えましょう。
保留にする場合はいつまで待って欲しいかを伝えると、相手も安心して待ってくれます。
交際する場合のメリット・デメリットを書き出したり交際した場合の詳細なシミュレーションをしたりして考えましょう。
4.友達に相談する
1人で悩んでいても、分からないこともあります。
友達に相談すればアドバイスがもらえる場合もあるでしょう。
相談することで自分の本当の望みや悩みが整理される効果もあります。
あなたが重大だと思っている問題点は、そうではなかったりする場合も多いですよ。
あなたは「恋愛とは〇〇でなければならない」にこだわり過ぎているかもしれません。
逆に「確かに彼は魅力的だけど、付き合えば苦労しそうだね」などと言ってもらえれば、決心も付きやすいです。
5.告白をスルーする
告白への返事を長期間しないでいると、相手も薄々あなたの気持ちを察します。
とはいえ、あまり誠意ある態度とは言えません。あいまいな態度は余計な憶測を生みます。
告白した男性はあなたに「嫌われた」と思うかもしれません。
相手が明確に「好きだけれど、返答は望んでいない」と言った場合を除いて「スルー」は最終手段にしましょう。
「好きだけど付き合いたくない」時の断り方3選
結果として「付き合えない」と判断した場合の、おすすめの断り方を紹介します。きっぱり伝えるほど相手に対して誠実です。
1.「今は仕事が大事」と言う
仕事を持ち出すと男性が納得しやすいです。
仕事が落ち着いたり自身の心境が変わったりしたときに付き合う可能性も残せます。
他の男性に負けてしまった場合はプライドが傷つきますが「仕事ならばしょうがない」と思う男性が多いです。
「落ち着いたらまた連絡させて」なんて、健気なことを言ってくれるかもしれません。
2.「そういう意味(恋愛対象として)では好きになれない」と言う
男性のことは好きだけど、付き合うほどではない時は「友達として好き」「尊敬しているけれど、恋愛対象としては見られない」などと言いましょう。
「友達からでも良いから」と粘られたら、「本当に好きな人としか付き合いたくない」と言えば大丈夫。
恋愛にはタイミングが大切です。
タイミングが違えば「付き合っても良いかも」と思ったかもしれませんが、タイミングが違う=縁がなかったと捉えましょう。
3.「今は彼氏いらない」
恋愛以外の楽しみがあって、今は恋愛モードじゃないと伝えましょう。
1と同様「今は」を強調することが大切です。
「1人の時間を大切にしたい」「週末は趣味の予定で詰まっているの。この生活を変える気はないんだ」など言えば、「入り込む余地がない」と悟り、納得してもらえます。
また状況次第で交際の可能性もあるというニュアンスが出せるため、「やっぱり付き合っても良いかも」となった時に便利です。
「好きだけど付き合いたくない」時のNG行動3選
好きだけど付き合いたくない時にやってはいけない行動を紹介します。
交際には至らないにしろ、「好き」な相手からの告白は大切に受け取ってください。
1.気持ちをそのまま伝える
「好きだけど付き合いたくない」と言われても普通は納得できません。
「中二病?自分に酔っているのかな?」などと思われるでしょう。
真剣な告白には本心で応えるのが誠実ではありますが、相手が納得しやすい言い方をしましょう。
「仕事を優先したい」「恋愛よりも夢中になっているものがある」など、いくらでも言い方はあります。
2.告白を無かったことにする
相手が勇気を出して告白してくれたにも関わらず、返事を促されても「なんのこと?」という態度は不誠実です。
「なかったこと」で押し通せるほど、人の気持ちは簡単ではありません。
相手は必ず不快感を覚えます。
あなた自身の評価にもつながりますので、言いづらいことでもしっかり対応しましょう。
3.すぐ別の男性と付き合う
「今は恋愛に興味が無いの」と言っておきながらすぐに別の男性と付き合うのはトラブルの元です。
目撃したり、話を聞いたりした男性は必ず「話が違うだろ」と憤慨します。
本命の男性と天秤にかけること自体が悪いわけではありませんが、断り方には注意してください。
たとえば「あなたは友達以上には見られない」などと言う断り方ならば、すぐに他の男性と付き合っても問題ありません。
「好きだけど付き合えない」は決して矛盾していません。好きでいることと交際することは全然違います。
そのような相手に告白されたら交際した場合を具体的にシミュレーションしてみましょう。
ダメな場合でも相手の好意をありがたく受け取り、相手が納得できる断り方をしてあげてください。