結婚を後悔した理由と対処法を紹介します。
後悔をしたことがある人は案外いるものです。なんとか立て直して今の生活があります。
いま辛い理由を分析し、より良い人生を送るための方法を探りましょう。
結婚で後悔したことがある女性は6割以上
20~40代の既婚女性50人にアンケートに協力していただきました(URAKOI独自調査)。
そのうち24人が「結婚で後悔したことが1回以上ある」と回答しました。
後悔の度合いはそれぞれですが、多くの女性は折り合いをつけたり気を紛らわせたりしながら結婚生活を継続しているようです。
どんな生活を選んでも、多少の不満や後悔は抱くものだという意見が目立ちました。
自分が負のループに落ちている時は周りが皆幸せそうに見えるものですが、実はあの人もこの人も悩みや不満を抱えているものです。
結婚で後悔する理由10選
結婚を後悔しがちなパターンを紹介します。
1.交際期間が短すぎたから
交際期間が長ければ後悔しないわけではありませんが、相手を知る時間が短いスピード婚は後悔するリスクが高いです。
交際したてで1番テンションが上がっている時期に結婚すると、そこがピークになってしまいます。
時間が経つにつれて、高揚していた気持ちが落ち着き、相手の嫌な面などが気になりやすいです。
相手を知る時間や考える時間が短く、未知の部分は自分の都合のいいように考えているので、いざ結婚生活が始まると不満がたくさん出てきます。
2.旦那の年収が低すぎたから
経済的に厳しいと結婚生活に不満を持ちやすいです。
些細な娯楽出費にさえ、ピリピリします。
インフレは進むし、年金はあてにならない…そんな世の中を低い収入で生きるのは大変です。
子どもやマイホーム、車、旅行など、たくさんのものを諦める必要もあるでしょう。
独り身ならば、諦めるものと諦めたくないものの選択を自分だけで行えます。
しかし、結婚すれば自分が執着していないものに対して夫が「これは絶対に必要」と譲らないかもしれません。
独身の時よりも窮屈さを感じやすいです。
3.旦那の女癖が悪すぎたから
結婚後に旦那の女性関係の悪さが発覚した場合、結婚を後悔します。
浮気、不倫、風俗などに悩まされる結婚生活は苦しいです。
「子どもにとっては良いパパ」「自分のことも大切にしてくれる」などと割り切るのは簡単ではありません。
修羅場と再構築、疑心暗鬼のループにうんざりします。
4.結婚後に好きな人ができたから
結婚後により好きな人ができてしまうと、「結婚を早まってしまった」と後悔します。
「彼こそが本当の運命の相手」と思ってしまうと、現状の結婚生活が地獄です。
夫が敵に思えてきます。
夫に優しくできず、気分はすっかりメロドラマの悲劇のヒロインです。
5.結婚後に災難が続いたから
・結婚後に夫の収入減
・義実家のトラブルで手伝いが必要に
・新居が台風被害に遭い、大出費
など、結婚後に災難が続くと「この結婚は良くなかったのでは」という考えが浮かびます。
災難を共に乗り越えると絆が一層深まりますが、心が折れてしまうと結婚そのものが「間違いだった」という考えになりやすいです。
「健やかなる時も病める時も」と誓って結婚しても、いざ「病める時」に直面すると、全てを捨て逃げたくなる衝動に駆られることもあるでしょう。
6.旦那の親と不仲だから
結婚すると、夫との家族とも関わりができてきます。
嫁姑問題はどこの国でも根深いです。
気が合わなくてもあまり関わりが無いのならば大丈夫ですが、同居や近距離別居などで頻繁にやり取りがあるような状態だと、疲れます。
将来的なことも考えると憂鬱になるばかりです。
7.仕事を辞めざるを得なかったから
夫の意向や夫の転勤、出産などで仕事を辞めるしかなかった場合、しばらくしてから後悔することがあります。
生活が落ち着いて再び仕事可能になっても、途切れたキャリアを取り戻すのは困難です。
一度は納得したし、最終的には自分で決めたことと思っても、「辞めなかったら、今頃…」という考えが止まりません。
夫が結婚前と変わらずに仕事を続けているのを見ると、そのおかげで生活が安定していると感謝しつつも、自分ばかり損をしているようでモヤモヤします。
8.方向性の違いから
「子供をつくる/つくらない」「家を建てる/マンションに住む」「両親と同居する/しない」など将来について決めていかなければならないことがあります。
方向性が合わない場合、どちらかが我慢しなければ行けません。
意見を尊重してくれず、思い描いていた結婚生活とは程遠くなってしまうと、結婚自体を後悔してしまいます。
9.好きな人ではなかったから
相手に押し切られた場合や、そろそろ年齢的に仕方ない…と思ってした結婚には落とし穴がたくさんあります。
お見合いなどで周囲からお膳立てされたものに流されるようにして結婚した場合も同様です。
今の時代、本人の意思を全て無視したようなお見合いは少なくなりましたが、それでも「条件が悪くなかったからまぁいいか」で結婚してしまう人は多いです。
自分の意思で決めなかったからこそ、上手くいかないことがあると「あの時、よく考えずに結婚したから」と後悔に繋がります。
10.子育てに協力的ではないから
ワンオペだったり、休日寝てばかりの旦那の場合、毎日イライラが募ってしまいます。
少し子供をあやしただけで良いパパ面されるのもイラっとします。
デキ婚の場合は、お互いに「結婚したい」「子どもが欲しい」という気持ちや経済力、環境などが十分に高まってから結婚したのではなく「責任」という理由で結婚したので、義務感がぬぐえません。
まだ父親になりきれていない旦那に、嫌気が刺してしまいます。
結婚で後悔し続けることのリスク3選
結婚への後悔をただ我慢し続けるのは危険です。今以上に悪い状態になりかねません。
1.妬み・ひがみの感情が募る
自分の結婚生活がうまくいっていないと、嫉妬や妬み、ひがみなどのネガティブな感情を抱きやすくなります。
仲良さそうな夫婦や独身を謳歌している友達の不幸を願ってしまいかねません。
身近な人の慶事を祝ったり挑戦を応援したりできなくなります。
そしてその状態に自己嫌悪するという負のループです。
2.「結婚後悔症候群」になる
結婚への後悔の気持ちが長期にわたると「結婚後悔症候群」に陥ります。
現状の悪い部分ばかりが気になり「こんなはずじゃかなった」「独身の頃に戻りたい」「結婚は間違いだった」という思いにずっと囚われてしまいかねません。
そしてストレスがさらに心身の不調を引き起こすこともあります。
結婚生活とは関係ない仕事や趣味でさえ、楽しめなくなるでしょう。
3.勢いで離婚する
結婚生活が嫌なあまり、勢いだけで離婚や別居をしてしまいます。
一度の大げんかで離婚届を置いて出ていったり、不倫相手と駆け落ちしたりしやすいです。
たしかにDVなど、一刻も早く別居に持ち込んだ方がいい場合もあります。
しかし一度行動してしまえば後戻りはできません。
結果的に離婚することになっても妻側に不利な条件になるでしょう。
もっと工夫するべきことや準備することがあったのではないかと思い、今度は離婚を後悔する日々が待っています。
結婚で後悔した時の対処法7選
結婚で後悔した時の対処法を紹介します。離婚は最終手段です。
せっかく縁があったのですから、まずは結婚生活を工夫してみましょう。
1.旦那の良い所を書き出す
誰にでも長所・短所はあります。
そして、長所と短所は表裏一体です。
お金に神経質で窮屈な人も、「しっかり者」という見方もできます。
すぐに離婚というわけでないのならば、出来るだけ夫の良い所に目を向けて生活をしましょう。
長所を書き出すときには「○○してくれる」だけでなく「○○しない」にも注目してください。
あなたが「当たり前」と思っていることでも、世間ではそうでない場合もあります。
2.楽しく節約する
お金が原因で後悔している場合は、お金の使い方を見直しましょう。
クーポンやポイントを集めることをゲーム感覚で楽しみましょう。
「貯める」と思うとプレッシャーがかかるので「ゲームしてたら貯まった」というラッキー感で挑むと良いです。
移動するだけでポイントが手に入るアプリや、レシートの写真を送るだけで小銭稼ぎができるアプリなど、検索すれば様々な節約術をゲットできます。
節約するときには目標を明確にすると、家族にも協力してもらいやすいです。
3.小出しに不満を伝える
不満は少しずつ伝えましょう。
1つずつ伝えていけば、その都度に対処してもらいやすいです。
我慢に我慢を重ねた挙句、ある日突然「あれもこれも嫌だった!」と爆発しても理解してもらえません。
夫が不満に真摯に向き合ってくれ、一緒に対処法を考えたり実行してくれたりしたら必ずお礼と感謝を伝えてください。
マイナス点がゼロになったのは決して当たり前のことではありません。
また長年の習慣に関する不満は、すぐに解決は難しいです。
ちょっと気を緩めれば元通りなのでいちいち怒らず、「そういうものだ」と思って長期戦で取り組みましょう。
4.気の合う友達を作る
友達がいると、日々の楽しみが増え、気持ちが穏やかになります。
サークルに入ってみたり子どもの友達の親と話してみたりしましょう。
女性はライフステージよって友達の入れ替わりが激しいです。
友達を欲しているのはあなただけではありません。
良い関係を築けないようならば、離れればいいだけと気楽に考えましょう。
ただし、怪しい宗教やネットワークビジネスには気を付けてください。
5.旦那の親と距離を置く
夫の親が苦手ならば、距離を取りましょう。
好かれようとしたり戦おうとしたりすると、疲れます。
人間関係が上手くいかないのは、相性の問題よりも距離の問題です。
夫の親なのですから、夫に任せましょう。
訪問や電話などは夫に対応してもらってください。
お金に関しては、家計簿などを見せて現状を共有した上で決めるのをおすすめします。
ただし、義実家への礼儀と夫への配慮を忘れずにしましょう。
自分の親の悪口を妻の口から聞くのは気分のいいものではありません。
「申し訳ないのだけれど」などの前置きをしてください。
6.働きに出る
働くと家庭以外にも居場所ができます。
家事や育児は評価されにくい労働なので、「働く=報酬が得られる」という明確な評価基準がある点も望ましいです。
自由になるお金が増えれば、ストレス解消の選択肢が増えます。
家庭にこもりっきりだと、意識が家庭ばかりに向いてしまい、嫌なところが気になりやすいです。
社会に出て、適度に忙しい日々をおくることで、家庭への関心が薄まり、些細なことは流せるようになります。
7.最終手段は、離婚する
1~6を実行しても効果が無かった場合は離婚も視野に入れましょう。
冷静な状態で決断し、適切な準備ができるのならば、恐れることはありません。
結婚も離婚も人生経験です。そこに間違いはありません。
結婚した時は結婚したかったのだし、離婚するときは離婚したかっただけです。
何がしたいかなど、その時々で変わりますし、やってみなければ分からないものはたくさんあります。
▼離婚に関する記事はこちら
結婚の後悔は良くあります。
絶望したり結婚相手を憎んだりするのではなく、理由を分析して対処しましょう。
ものの見方や考え方、自分の行動を変えることで改善する場合もあります。
どうしてもダメならば、もちろん離婚もアリです。
1度きりの人生、不満をため込むのではなく、より幸せになることを考えましょう。