きちんとした関係でないにもかかわらず、妊娠した場合にするべき行動を紹介します。
時間は限られています。1人で抱え込まず、今後の人生についてよく考え、選択・行動しましょう。
目を背けずすぐに対処すれば、後々「これで良かった」と思える道を進めます。
目次
曖昧な関係のまま妊娠した時の対処法10選
付き合っていない男性の子どもを妊娠した場合、まずとるべき行動がこちらです。
1人で抱え込まず、現状を把握し、判断材料を集めましょう。
1.まずは妊娠週数を確認する
妊娠した場合「出産する・しない」という2つの選択肢があります。
もし「出産しない」を選ぶ場合、中絶手術が可能な時期は妊娠22週未満です。
これは「妊娠22週未満まで猶予がある」ではありません。妊娠22週というのは胎動が始まる時期です。
手術は大掛かりになり、対応できる病院も限られてきます。
また、妊娠は最終月経の初日を「0週」と数えます。「心当たりがあった日から22週まで」ではありません。
ともかく、産婦人科に行き、診断を受けてください。
最終月経が分からなくても、胎児の大きさで週数を判断してくれます。
市販のチェッカーでは分かりません。
2.相手の男性に報告する
妊娠は2人の問題です。相手の男性に報告し、どうすべきか決めましょう。「自分一人でなんとかしなければ」は間違いです。
報告しなければ、上手くいくものもいきません。
報告するときは「ごめんなさい」「迷惑だとは思うけれど」などの言葉は不要です。
2人の問題であっても、妊娠は男性よりも圧倒的に女性の方が大変なので罪悪感や遠慮はいりません。
診断書やエコー写真を持参するとスムーズです。男性が手放しで喜ばないこともあるでしょう。
でも男性を好きならば、結婚したいと伝えてください。
期待していたリアクションではないかもしれませんが、あなたも妊娠が明らかになった時、動揺したはずです。
報告直後のリアクションだけで、男性に幻滅するのは時期尚早です。
3.男性と今後について話す
妊娠の次に相手男性に伝えるべきことはあなたの希望です。
「男性に合わせる」はダメです。最終的に男性の意見を受け入れたとしても、まずは自分がどうしたいのかを伝えてください。
あなたの体で、あなたの人生です。
男性任せにすればこの先ずっと「あの時こうしていれば」と思い続けます。
自分の意思表示をしっかりすると、その後に苦労をしても「やれるだけやったから、あとはベストを尽くそう」という気持ちで人生と向き合えます。
どの選択をしても、過程に納得していなければ、幸せになれません。
4.自分の両親に話す
男性と今後の方針が決まったら両親に報告します。
2人の問題なので、できるだけ男性と一緒に伝えましょう。「怒られるのが怖い」「がっかりさせてしまう」とビビるのはナシです。
出産を選択する場合、両親は頼もしい存在となってくれます。
※もしも、相手男性も両親も頼れない場合は産婦人科に相談してください。そのような女性をサポートする制度や機関にアクセスできます。
5.産院を決めるor手術の手続きをする
出産する場合、妊娠3ヶ月以内に産院を決めましょう。
人気のある産院を希望する場合はなるべく早く予約を入れてください。
やむを得ず中絶する場合は、出来る限り早く動いてください。9週以降になると手続きや処置が増えます。
遅くなるほど心身へのダメージも大きいです。
6.信頼できる友達に話す
妊娠中は体調が優れず、ホルモンバランスも変わるのでナーバスになりがちです。
予期せぬ妊娠ならば、なおさら不安感は強くなるでしょう。
信頼できる女友達などに妊娠を話すと心の拠り所になります。
とはいえ出産・結婚をする場合であっても、大勢に妊娠を公表したりSNSで発信したりするのはおすすめしません。
妊娠・出産は何があるか分からないからです。
7.金銭面をクリアにする
妊娠を継続する・しないに関わらず、お金は必要です。
相手男性や親と話し、お金を誰がどれくらい用意するかハッキリさせましょう。
定期健診や出産は保険対象外ですが、自治体からの補助や出産一時金である程度賄えます。
一番かかる出産は約40~70万円で、42万円の出産一時金がもらえます。中絶するなら手術費用が10~15万円ほど必要です。
出産を選ぶ場合は、妊娠・出産よりも、出産後が重要です。必要なお金、貰えるお金、収入、貯金などを整理しましょう。
まとまった金額が必要になるまでまだ少し猶予があります。
8.会社に報告する
妊娠はできるだけ早く、職場に報告しましょう。
企業は妊婦に配慮する義務(重いものを持たせない、夜勤をさせないなど)があります。
退職、休職、部署替え、産休、育休などの調整は余裕を持って行えるといいですね。
妊娠報告は働く女性の権利とマナーです。
マタハラにはしかるべき対処をしてください。
中絶を選ぶ場合も、術後は安静にしなければなりませんので、休みを取得しましょう。
術後の過ごし方は医者の指示に従ってください。
無理をすると辛いだけでなく、職場で大出血&救急車を呼ぶ事態にもなりかねません。
9.できるだけ穏やかな気持ちで過ごす
妊婦はナーバスになりやすいです。
好きな音楽を聞いたりできるだけ寝たりして、穏やかに過ごしましょう。
心配事を書き出して整理すると心が落ち着きます。
無理ならば考えないようにしましょう。検索し過ぎはダメです。
気持ちをコントロールできない場合は医療を頼ってください。妊娠・出産後はうつになりやすいです。
10.結婚準備をする
授かり婚をするならば、新生活に向けて準備を始めます。
両家への挨拶、新居の契約、引っ越し準備、職場・保険・市役所への報告や手続きなどをこなしてください。
苗字が変わる女性はやることが多いです。
クレジットカードや保険、サブスク、運転免許、年金などの変更を忘れずに。結婚式を行う場合はその準備も必要です。
全部1人で行う必要はありません。相手男性や親などに協力してもらいましょう。
曖昧な関係の男性と妊娠で意見が割れたらどうする?!
今後について男性と意見が分かれた場合にどうしたらいいかを紹介します。
1.出産する
出産した場合、男性には認知・扶養義務が生じます。男性が望んでいなくても、既婚でも関係ありません。
とはいえDNA鑑定には時間(数週間)とお金(数万円)がかかります。
また扶養義務はありますが、無い袖は振れません。あなたの希望した額を受け取れない可能性があります。
また男性が既婚者だと、奥さんから慰謝料を請求される可能性も出てきます。
相手が望まない状態で出産する場合、男性に義務を果たさせることはもちろんですが、女性側も相応の覚悟を持ってください。
2.中絶する
あなたが産みたいのに男性が拒否して中絶する場合は、慰謝料や手術費用を請求できます。
ただし、すんなり支払ってもらえるとは限りません。
法的に訴えることはできますが、術後のダメージを抱えたまま争うのは大変です。
一方、男性が出産を望んだにも関わらず、あなたが出産を拒否した場合は、男性に法的な責任は生じません。
男女の意見が一致していない場合や女性の動揺が激しい場合、医者はトラブルを避けるために中絶手術を断ることがありますので、できる限り円滑に話し合いを進めましょう。
曖昧な関係の男性と妊娠後、連絡が取れなくなったら?!
妊娠を告げた後、相手男性と連絡が取れなくなった場合の対処法を紹介します。
1.弁護士に相談する
マッチングアプリなどで知り合い、相手の素性を詳しく知らない場合は弁護士に相談しましょう。
無料相談を設けている事務所も多いです。
まともなマッチングアプリならば、公的書類などで登録時に身元確認をしています。
しかるべき手順を踏めば必ず相手男性を探し出せます。
2.出産または中絶費用を請求する
男性が無視を決め込んでも、諸々の費用負担義務からは逃れられません。
相手に払う意思が無い場合はプロ(弁護士など)に依頼しましょう。
内容証明を送る、弁護士を挟んで協議する、費用請求の調停・審判を起こすなどの方法があります。
ただし、無い袖は振れないのであなたが望む額を得られる保証はありません。
また養育費は過去にさかのぼって請求するのは難しいので注意しましょう。
曖昧な関係のままの妊娠で不幸にならないためには?!
曖昧な関係の状態では、妊娠しないのが一番ですが、妊娠してしまった以上、ベストを尽くすのみです。
「これで良かった」と生涯信じられる選択をしてください。
1.男性の情報を集める
相手男性の情報を集め、判断材料にしましょう。
出産する・しない、結婚する・しない、費用請求する場合の妥当額など、男性のことを知らなければ決断できません。
住まい、家族構成、職場、周囲の評判、年収、借金の有無、過去のトラブルなどの情報はとくに有益です。
2.冷静になる
男性と音信不通になったり、男性と意見が食い違ったりすると平静ではいられないかもしれません。
しかし、あなたの人生です。
泣き寝入りや男性の言いなりになっては不幸になります。
今からベストを尽くさなければなりません。
自分がどうしたいのか、10年後、20年後どんな生活をしたいのかを考えて行動しましょう。
冷静さと自分の意思を持てば、視野が開けます。
あなたを助ける人や制度、サービス、機関は必ずあります。
3.自分の意思を持つ
出産する・しないの決定権は女性にあります。
そしてどちらを選択してもダイレクトにあなたの人生に関わってきます。
結婚・出産はもちろん、中絶ですらゴールではありません。
中絶は今後の結婚・妊娠・人生観に影響を及ぼす可能性があります。無かったことにはできません。
だからこそ、自分自身で決めてください。死ぬまで「本当は〇〇したかったのに」と後悔し続けないためです。
曖昧な関係でも妊娠・出産OKな男性とは?!
妊娠をきっかけに出産や結婚に進んで良いタイプの男性の見分け方を紹介します。
授かり婚で幸せを目指しましょう。
1.親身に寄り添ってくれる
あなたの気持ちに寄り添い、費用面やメンタル面も支えてくれる男性ならば、結婚に進んで大丈夫です。
馴れ初めや結婚のきっかけを気にする必要はありません。
仲良し夫婦全てが、大恋愛の末に結婚しているわけではないです。
人生には縁や巡りあわせが存在します。
あなたを支えたい、赤ちゃんを一緒に祝福したいという姿勢を見せてくれたのならば、きっと良縁です。
2.結婚に前向きになってくれる
妊娠報告をしてすぐに結婚を考えてくれる男性はアリです。
あなたを好ましく思っていて、なおかつ責任感があります。
中には結婚に前向きだからこそ「お金どうしよう」「俺に父親や夫ができるのか」「両親がなんと言うか」などを考え過ぎてしまい、分かりやすく喜んでくれない男性もいます。
あなただって妊娠が判明した直後は戸惑いが大きかったはずです。
すぐにスマートな振る舞いができなくても仕方ありません。
ただし、いつまで経っても覚悟が決まらず逃げ腰の男性は結婚後も苦労します。
3.すぐに両親に会ってくれる
親世代には授かり婚を快く思わない人も多いです。
だからこそ、あなたの両親に覚悟を決めて挨拶に行こうとしてくれる男性は信用できます。
どんな時も責任から逃れず、あなたと共に歩んでくれるでしょう。
両親に報告するときはわざわざ、曖昧な関係であったことを伝える必要はありません。
「真剣交際からの授かり婚」の方が受け入れてもらいやすいです。
4.一生懸命働いてくれる
出産・妊娠が決まったことで仕事に精が出る男性は魅力的です。
「自分が妻子の生活を守らなければ」という意識を強く持っています。
あなたもそのような姿を見れば「彼を大事にしよう」という気持ちが湧きやすいです。
曖昧な関係だったからこそ、相手を尊敬できる点や魅力を積極的に探していきましょう。
言うまでもないですが、安定した新婚生活や育児にお金は必要不可欠です。
5.連絡をマメにしてくれる
体調や赤ちゃんを気遣う連絡をマメにしてくれ、積極的に新生活の段取りをしてくれる男性は頼もしいです。
「○○して欲しい」と言う前に調べたり提案したりしてくれるのならば、新生活をスムーズにスタートできます。
そこまで気が利かなくても、あなたの気持ちを知ろうとしてくれるのならば、支え合う夫婦になれるでしょう。
逃げようとする男性は論外です。
結婚よりも法的・金銭的に、責任を取らせることをおすすめします。
まとめ:曖昧な関係のままの妊娠は不安がつきもの!結婚・出産がアリかを見極めよう
自ら望み環境が整っていたとしても、妊娠には不安がつきものです。
曖昧な関係で妊娠に至ったのならば、平静でいられなくて当たり前。
しかし、赤ちゃんの成長は待ってくれません。
1人で悩まないようにしましょう。
相手の男性は夫や父親に相応しいのか、そして何よりも自分がどうしたいのかを考えてください。