一度の失敗が結婚に対して、ネガティブ感情を起こすのは無理もありません。
そんな迷いを断ち切るために、再婚で幸せになれる女性の特徴と注意点を紹介。
再婚で幸せをつかむ女性は多く、子連れの方も例外ではありません。
再婚で幸せになった女性は約9割!
実際に再婚経験者の女性100人にアンケートを取った結果です。
「再婚して良かったですか?」という質問に対して、
- とても満足している
- 満足している
- 不満ではない
- 不満である
- とても不満である
の5つの選択肢を用意。
その結果が以下のものです。
- とても満足している:25%
- 満足している:35%
- 不満ではない:30%
不満ではないという答えを含めれば、幸せだと感じている人は90%。
子連れの方でも例外ではなく、幸せを感じている人が多めという結果が出ています。
子連れの女性の再婚時に起こりやすい問題
子連れを再婚のハンデと考えている女性は多めです。
たしかに子連れの再婚は、乗り越えなければならない壁があります。
ただ、その壁がどんなものかわかっていれば、解決法はあるはずです。
ここでは、子連れの女性が再婚する際に、起こりやすい問題にどんなものがあるか、具体例を挙げて紹介します。
旦那と子供の関係がうまくいかない
良い相手が見つかったとしても、子どもが実の父親と仲が良く、再婚相手になつかないケースはあります。
会う回数を徐々に増すのはもちろん、子どもの警戒心が解ける方法をさまざまな角度から探っていきましょう。
感情の問題だけに、無理やり距離を詰めようとしても、逆効果になるだけです。
子どもが元旦那を愛しているとなかなか再婚をネガティブに考えがちですが、長い目で見て関係を調整しましょう。
養子縁組を行うか迷う
再婚後は養子縁組をするかどうか、検討する必要があります。
養子縁組には、
- 特別養子縁組:実親との親子関係を完全に抹消する
- 普通養子実親:法律的親子関係(相続権など)を継続する普通養子縁組
の2つの制度があります。
一般的には、普通養子縁組を選択するケースが多めです。
再婚相手と子どもの間に相続や扶養義務が生まれ、実の親子に近い法律的関係が築けます。
ただし、再婚相手にとって養子縁組は大きな覚悟が必要です。
トラブルを避けるため、事前にきちんと話し合いましょう。
元旦那からの養育費が減ってしまう
養子縁組をすると、元旦那からの養育費が減額もしくは0になるケースがあります。
再婚相手の収入によって変化しますが、ほとんどの場合は減額すると覚えておきましょう。
養子縁組をしていなくても、再婚相手から金銭的援助の額によっては、減額が認められるケースもあります。
養育費のことも踏まえて再婚相手と話し合い、2人で決めることが大切です。
子供に過度なストレスをかけてしまう
再婚をすれば家族が増えます。
子供は環境の変化に敏感ですから、ストレスを感じることもあるでしょう。
再婚は幸せだけが目的ではなく、子供を含め新たな家族を作る作業です。
ある程度の年齢になっていれば別ですが、小さい子供の場合、大人のように負担を表へ出さず、内にこもってしまう場合があります。
新たな夫、自分そして子供と全員でコミュニケーションを取りながら、時間を掛けて家族になっていきましょう。
いつ入籍するかタイミングに迷う
いつ入籍するかのタイミングを考えるのも大切です。
再婚を機に、養子縁組をすれば名字が変わったり、引っ越しをしたりといったことも考えらえれるでしょう。
子供にとって、家族が増える、進学とふたつの環境の変化が重なれば、負担は増えます。
入籍をするタイミングは、子供も交えて話し合い決めていきましょう。
バツイチの女性が再婚を成功させるコツ
子連れの女性が再婚を成功させるには、どんなコツが必要になるのでしょう。
恋人として付き合うのではなく、再婚をするとなれば、家族という濃い人間関係を築いていかなければなりません。
新たな夫、自分そして子供と他人が増えるわけですから、小さな火種がトラブルとなる場合があります。
トラブルの火種は、再婚をする前に消してしまいましょう。
離婚した理由を再婚相手にしっかり説明する
再婚相手に過去の事情を正直に話しておくのは大切なことです。
離婚には必ず原因があるもの。
それは再婚相手もわかっていると思いますが、理由は知らないはずです。
後からトラブルにならないように、あらかじめしっかり伝えておきましょう。
また伝えておけば、同じ失敗をしないように2人で協力することもできます。
子供に理解のある男性を探す
子供に理解がある男性を探すのも、子連れの女性が再婚を成功させる秘訣です。
夫になるだけでなく、父親の役目も果たす覚悟をもった男性を探しましょう。
子供がいるという環境ごと、受け止めてくれる男性であれば、トラブルを未然に防げます。
再婚相手と金銭面の折り合いをつけておく
生活をともにするうえで、金銭面というのは重要な問題です。
家計をどうやって回していくのか、その方法に決まりはありません。
再婚する2人で決めていけばいいのです。
ただ、夫婦だけでなく子供にかかるお金を考えなければならないのが、子連れ再婚の宿命。
日頃の生活費だけでなく、子供の学費など、必ずかかるものについては、最初に決めておいた方が不満や行き違いは起こりにくくなります。
再婚相手と子供が交流できる時間を確保する
再婚する前に、相手と子供が交流できる時間を確保するのも、子連れの女性が再婚を成功させるためには必要です。
不安をもっているのは子供だけでなく、新たに父親となる再婚相手も同様。
お互いにどんな性格で、なにをきっかけにすればいいのかは考えているはず。
ときには、再婚相手と子供だけの2人きりの時間を作るのもありです。
接点を多くすれば、どのような距離感で付き合えばいいのかが、2人の中で自然に出来上がっていくでしょう。
親に納得してもらいサポートをお願いする
お互いの両親が健在であれば、挨拶の際にイレギュラーな対応が発生した場合のことを話しておきましょう。
近所に住んでいるのであれば、サポートをしてくれる可能性大です。
とくに子供は、両親にとって孫。
預けて面倒を見てもらうのも、親孝行になります。
ときには新婚気分を味わうのも悪くありません。
支援団体を活用する
身近に両親がいなかったり、協力者が不在であったりという場合は、支援団体を活用することも考えておきましょう。
子連れ再婚ならではの悩みや愚痴は、意外に話す相手がいないものです。
- NPO法人M-STEP:ひとり親世帯の恋愛と再婚を応援する団体
- SAJ(Stepfamily Association of Japan):「ステップファミリー」をサポート
- エスクル:ひとり親の仲間、再婚サポート、子育てサポートなどを相談できるサークル
自身の環境や状況に応じた悩みを相談したり、共有できたりする仲間に出会えるのが支援団体。
ひとりで抱え込んでしまうと、トラブルはもつれていくもの。
心のよりどころにもなるので覚えておきましょう。
バツイチ女性が再婚相手を見つけるおすすめの方法
再婚をしたい気持ちはあるけれど、出会いがない…。
そんなシングルマザーに再婚相手と出会うきっかけになるおすすめの方法を4つ紹介します。
婚活パーティー
真剣度が比較的高い、子連れOKの婚活パーティーに参加する方法です。
男性側の会費が高めに設定され、女性は低コストで参加できるケースが多いのはメリット。
受付で本人書類や独身証明書の提示が必要といった、真面目な結婚を目指している婚活パーティーを選びましょう。
会場内ではフリータイムがあるなど、比較的自由に男性と会話ができます。
冷やかし目的の男女はほとんどいないので、安心して婚活に取り組めるのが魅力です。
マッチングアプリ
マッチングアプリは、バツイチ女性向けの再婚相手を探す方法です。
子育てに忙しい女性でも、隙間時間で気軽に男性とやりとりができます。
ただし、気軽に出会える反面、男性側の本気度は不透明。
「とりあえず登録してみよう」「良い男性がいたら考えよう」など、軽い気持ちで始めるくらいがいいでしょう。
婚活パーティーよりもコスパが良いため、マッチングアプリで再婚モチベーションを上げてから別の方法を利用するのもひとつの手です。
結婚相談所
真剣度がもっとも高いのは、結婚相談所です。
大手結婚相談所では「シングルマザー」「シングルファザー」向けのプランがあります。
プロのアドバイザーも所属しているので、助言を聞きながら婚活を進められるのは安心感が得られるでしょう。
最近は、お見合いまでオンラインで完結する結婚相談所も多めです。
婚活パーティーやマッチングアプリと比べると費用は高いですが、再婚を真剣に考えているのであれば入会を検討しましょう。
職場
とくに婚活を意識していなくても、職場の同僚からアプローチされるケースもあるでしょう。
職場の人はあなたの状況を良く理解しているので、ハードルは低めです。
子どもがいても家庭を支えようと一生懸命仕事に励む姿は、魅力的に映るもの。
また気の知れた仲だと安心ですし、仕事の話題を通して距離が一気に縮まることもあります。
お金や時間がかからず、自然な形での出会いの場といえるでしょう。
子連れの女性が再婚する際の注意点
子連れの女性が再婚する場合には、いくつか乗り越えなければならない注意点があります。
よくあるケースを3つ、具体例を挙げて紹介します。
離婚して100日以内は再婚NG
日本では「離婚後100日以内は結婚できない」という、女性だけに向けた法律があります。
これは子どもの身分関係を安定させるために必要だとされており、夫婦間のトラブルを防ぐ目的もあります。
離婚後にすぐに結婚を考えられる男性と出会えても、期間に制限があるので注意しましょう。
相手の親に反対される可能性がある
バツイチ女性やシングルマザーは、相手の親が結婚相手として不満を抱くケースは珍しくありません。
結婚に対する反対、たとえ結婚できたとしても、相手の親からの協力が得られないでしょう。
マイナスな気持ちからスタートは将来の不安につながるものの、再婚相手との協力関係が強まるメリットがあります。
大切なのは夫婦の関係であり、一緒に幸せになろうとする気持ちです。
生活スタイルが合わない可能性がある
再婚相手とのズレを感じるのは、一緒に生活するようになって初めてわかることです。
とくに相手が初婚で、ひとりでこれまで暮らしてきた場合は、生活スタイルが合わない可能性は高まるでしょう。
こちら側から見れば無駄遣いであっても、相手にとってはそれが普通というズレは、小さなことですがストレスになります。
収入や家計といった数字だけでなく、価値観や生活スタイルが合うかどうかの見極めは、再婚前に見定める重要な問題です。
子連れの女性でも幸せな再婚は可能です。
結婚の失敗で自分には向かないと考えたり、子供を言い訳にしたりと諦める理由はたくさんあるでしょう。
ただ、バツイチ、シングルマザーであっても、幸せになる権利はあり、条件さえそろえば可能性は十分にあります。
引け目を感じていないで、再婚へ向けて一歩踏み出してみましょう。